目次
#8 ブリガムヤング大 @ #9 テキサス工科大
🇺🇸11月8日12:00PM ET | 🇯🇵11月9日1:00AM
全米8位のブリガムヤング大(8勝0敗)がアウェーで全米9位のテキサス工科大(8勝1敗)のホーム、ジョーンズAT&Tスタジアムに乗り込むこの試合は、両チーム創部以来でも最も大きな試合の一つとなる可能性を秘めています。というのも、この一戦はカレッジフットボールプレーオフ(CFP)およびBig 12チャンピオンシップの行方を左右する、非常に重要なトップ10同士の対決だからです。
この試合に勝った方がBig 12カンファレンスの優勝戦線にて頭一つ抜きん出ることになりCFP出場レースでも有利に働くことは間違いありません。
BYUはBig 12内で唯一の無敗チームであり、彼らにとって敵地での全米9位チームに対する勝利は、CFP出場への切符を自力で手にれるために不可欠。一方、テキサス工科大にとってもこの試合での勝利はカンファレンス優勝への望みをさらに高めることになります。
またこの試合にはESPNの「カレッジゲームデー(College GameDay)」がホスト地であるテキサス工科大キャンパスにやってくるなど全国的な注目が集まっています。両チームがCFPランキングのトップ10にランクインしていることも当然これに輪をかけています。
BYUオフェンス 🆚 テキサス工科大ディフェンス
BYUのオフェンスは、バランスに非常に優れたオフェンスを擁しますが、その中でもランファーストの傾向が強く、グラウンドゲームを土台にテンポを重視したスタイルが身の上。この試合ではスターRBLJ・マーティン(L.J. Martin)が怪我から復帰することが期待されており、彼の活躍が鍵を握ります。
テキサス工科大のディフェンスがBYUのランを阻止し、ネガティブプレーを量産できるか、それともBYUのオフェンスラインがトレンチバトルを制することができるかが大きな焦点です。BYUの1年生QBベアー・バックマイヤー(Bear Bachmeier)はセンセーショナルではありますが、彼を守るOL陣がテキサス工科大のDLで今季11.5サックを決めているデイビッド・ベイリー(David Bailey)(11.5サック)を封じ込め、バックマイヤーにポケット内での時間を与えるという重大な任務を負っています。
テキサス工科大オフェンス 🆚 BYUディフェンス
テキサス工科大のオフェンスは爆発的です。今季ここまで彼らはホームゲームでは平均38.5得点を記録し、全試合通してみると平均43.6点でこれはFBS(フットボールボウルサブディビジョン)で3位と非常に高いランクに位置しています。彼らは強力なランアタック(1試合平均198ヤード)と、QBベーレン・モートン(Behren Morton)を中心とするダイナミックなパスゲームを誇ります。
そのオフェンスに対峙するBYUはディフェンスが非常に堅実で、ここまでの1試合平均失点が約17点という数字を持っているだけでなく、チームとしての成功の基盤となってきた強力なターンオーバーマージン(全米3位)を持っています。テキサス工科大のミスにつけ込むことができるかが鍵となるでしょう。
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両校の過去の対戦回数はたったの2回少なく、直近の対決だと2023年にBYUがホームで勝利(27-14)しているため、テキサス工科大にとってはその雪辱を果たすチャンスでもあります。勝った方がカンファレンスタイトルレースおよびCFP出場レースで大きく前進するという、彼らの今季の命運がかかった大一番。果たして生き残るのはどっち?
ちなみに、この対決には「エアーレイドオフェンス」を世に放った故マイク・リーチ(Mike Leach)氏に大きく関わっているマッチアップ背景もあります。というのも、彼はBYUの卒業生であり、2000年から2009年の10年間テキサス工科大の監督を勤めたという人物で、同校フットボール史において印象深い人物です。この試合は、両プログラムに共通する彼の功績を間接的に称えることにもなるわけです。
その他の注目ゲーム
#2 インディアナ大 @ ペンシルバニア州立大
🇺🇸11月8日7:30PM ET | 🇯🇵11月9日8:30AM
全米2位のインディアナ大はこの試合に勝って10勝一番乗りを目指します。彼らはここまでペンシルバニア州立大のホームで勝ったことが一度もありませんが(0勝13敗)、この連敗記録に遂に終止符が打たれる日が来そうです。
#3 テキサスA&M大 @ #22 ミズーリ大
🇺🇸11月8日3:30PM ET | 🇯🇵11月9日4:30AM
未だ無敗のテキサスA&M大がミズーリ大に乗り込みます。ミズーリ大は先発QBボウ・プリヴュラ(Beau Pribula)をシーズンエンドの怪我で欠いているため、テキサスA&M大の強力なディフェンスを買い潜れるのかは疑問。ハイズマントロフィー候補と言われるテキサスA&M大QBマーセル・リード(Marcel Reed)に注目です。
ルイジアナ州立大 @ #4 アラバマ大
🇺🇸11月8日7:30PM ET | 🇯🇵11月9日8:30AM
SEC内の著名らライバリー。2週間前にブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督が解雇されてからルイジアナ州立大としては初めての試合。臨時監督の元で全米4位のアラバマ大にどう立ち向かうのか?
#9 オレゴン大 @ #20 アイオワ大
🇺🇸11月8日3:30PM ET | 🇯🇵11月9日4:30AM
今週末最も番狂せが起こるのではないかと言われている試合。アイオワ大はAPランキングにランクしていないものの、第1弾n CFPランキングでいきなりランクインしてきたサプライズチーム。彼らはホームのナイトゲームで10位以内にランクされているチームと対戦した時のアップセット率が非常に高く、オレゴン大がこの餌食になってしまうのかに注目。
海軍士官学校 @ #10 ノートルダム大
🇺🇸11月8日7:30PM ET | 🇯🇵11月9日8:30AM
毎年恒例のマッチアップ。どちらもランヘビーなオフェンスを擁するチーム。ノートルダム大にはジェレマイア・ラヴ(Jeremiyah Love)とジャダリアン・プライス(Jadarian Price)という、今季のカレッジ界で随一のRBコンビを擁します。一方の海軍士官学校は筆者の大好物であるトリプルオプション使い。
フロリダ州立大 @ クレムソン大
🇺🇸11月8日7:00PM ET | 🇯🇵11月9日8:00AM
ACCでも死に体となってしまった両チーム。フロリダ州立大は4勝4敗、クレムソン大は3勝5敗とどちらも大苦戦中。プライドを賭けたこの試合に勝つのはどちらか?
日本人選手が所属するチームの試合
サンディエゴ州立大 @ ハワイ大(🇯🇵11月9日12:00PM)
ハワイ大にK松沢寛政選手が所属。押しも押されぬ有名選手となった松澤選手は開幕以来のFG連続成功記録を未だ更新中(21)。つい最近ではウォークオン選手としてカレッジキャリアをスタートさせて大成した選手に送られる「バールスウォーストロフィー」の候補選手にも選ばれました。
From walk-on to global sensation 🤙🇯🇵@kan08sei is our Burlsworth Trophy nominee, the award honoring the nation’s top former walk-on.#BRADDAHHOOD x #GoBows pic.twitter.com/jSgwayZIoB
— Hawaii Football (@HawaiiFootball) November 6, 2025
サムヒューストン州立大 @ オレゴン州立大
オレゴン州立大にK露峰哲太選手が所属。
サウスイーストルイジアナ大 @ ラマー大
ラマー大(NCAA1部FCS)にLB吉川大紀選手が所属。現在ラマー大はFCSで全米14位につけています!
ストーンヒル大 @ セントラルコネチカット州立大
セントラルコネチカット州立大(NCAA1部FCS)にDL田中慎二郎選手が所属。
マリーハーストカレッジ @ セントフランシス大
セントフランシス大(NCAA1部FCS)にはDL阿部剛希選手が所属。
サンディエゴ大 @ ヴァルパレイソ大
サンディエゴ大(NCAA1部FCS)にはWR高橋耀生選手が所属。
ウェイン州立大 @ フラミンガム州立大
フラミンガム州立大(NCAA3部)にRB内川誠選手が所属。
ディーンカレッジ @ スーフォールズ大
スーフォールズ大(NCAA3部)にDLブレナン真選手が所属。
*RB岩井零選手が所属が所属しているニューメキシコ大は今週バイウィークでお休み。
(他にもアメリカのカレッジでプレーしている日本人選手情報があればタレコミお待ちしております!!!)






