
立入禁止へ?!
今年1月のCFPナショナルタイトルゲームではルイジアナ州立大が見事勝利して全米制覇を成し遂げましたが、そのお祝いムードに水を差す人物がいましたよね。卒業生で現クリーブランドブラウンズのオデム・ベッカム・Jr(Odem Beckham Jr.)が選手に現金をばらまいたりロッカールームでセキュリティーガードのお尻を引っ張ったり・・・。母校が優勝して嬉しいのはわかりますがちょっと騒ぎ過ぎだったのは見ていて気になりました。
タイトルゲーム後元LSUのO・ベッカム・Jrが選手にハンドシェイクしながら紙幣を渡しまくっていました。大学側はフェイク紙幣だと発表したもののQBバロウは「もう学生アスリートじゃなくなったから言うけどあれは本物だった」と暴露。焦ったLSUは尻拭いに奔走中。ヤンチャなOBJに振り回されてます
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— Any Given Saturday (@ags_football1) January 16, 2020
ニューオーリンズ市警がOBJに逮捕状をとったとか。タイトルゲーム後ロッカールームでのお祭り騒ぎの中、スーパードームのセキュリティーに対して背中をひっぱたくという暴行を加えたというのがその理由。母校が優勝したのを喜ぶのはわかりますが、選手に現ナマを握らせるとかちょっと度が過ぎました。 https://t.co/UF8T1MYp5a
— Any Given Saturday (@ags_football1) January 16, 2020
そんな中CFP選考委員長のビル・ハンコック氏はタイトルゲームにてサイドラインならびにロッカールームに入れる人物を制限するようなルールを新たに設ける可能性を示唆しました。
「サイドラインに入れるということは大変な特権であり、特権を手に入れるということはそれにともなって責任も生まれるものです。なぜなら試合中の主人公は選手たち自身であるべきであり、そういった一部の特権を持つ人物であるべきではないからです。」というハンコック氏の声明からも察することができるように今回の件は明らかにOBJの騒動が反映されていると見て取れます。
「CFP委員会は今後そういったビジターがサイドラインやロッカールームに立ち入ることを許すかどうかというルールを見直します。」とハンコック氏は2度と今回のような騒動が起きないような処置を施す準備があるようです。
UCFのミルトン、復帰へまた一歩前進
2018年度シーズン終盤に膝に大怪我を負ったセントラルフロリダ大QBマッケンジー・ミルトン(McKenzie Milton)。あわや膝下の切断もやむなしと言う危険な状況だったところ度重なる手術を経て彼は現在奇跡の回復力を見せています。
当時ハイズマントロフィー候補とまで言われていたミルトンですが、この怪我のせいで選手生命はまだ危ぶまれてはいますが、今のところはプレー云々よりもしっかりと自分の足で歩くことができるかということが第一の目標なのですが、それに向かった大きな一歩を踏み出したようです。
というのもこれまで装着していた大きな膝のブレースから軽量で機動力の高いファンクショナルブレースを使うことが許可されたそうです。
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— UCF Football (@UCF_Football) January 29, 2020
先にも述べたようにミルトンが再び選手としてフィールドに立つ日が来るのかはわかりませんが、本人は2020年度に照準を合わせて復帰するために懸命なリハビリをこなしています。彼がプレーする姿を見てみたいですが、それよりもそれに向けて頑張っているミルトンのことを想像すれば自ずと我々も頑張らなければと思わされますね。
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サンダース氏がカレッジの監督に?
名門フロリダ州立大はここ数年低迷し、昨年度はシーズン途中ながら2年目のウィリー・タガート(Willie Taggart、新フロリダアトランティック大監督)氏を解雇し復興を目指してきました。
結局タガート氏の後任には昨年までメンフィス大で指揮を取っていたマイク・ノーヴェル(Mike Norvell)新監督の就任が決まりましたが、実は彼に決まる前には同校の卒業生であり大スターであるあの人物が監督に就くのではないかと噂が経っていました。
それがディオン・サンダース(Deion Sanders)氏です。
現役時代にはフロリダ州立大だけでなくNFLでもアトランタ、サンフランシスコ、ダラス、ワシントン、ボルティモアで活躍したサンダース氏ですが、指導者としての経験は皆無。そんな彼がいくら卒業生だからと言って母校を率いるというのは行き過ぎな噂だとは思っていましたが、実は彼自身はまんざらでもなかったようです。
その証拠に彼はインタビューでハッキリと「来年どこかの大学で監督を務めるつもりだよ」と宣言したのです。
どこまで本気かわかりませんが、もしそうなったとしたら確実にその大学が話題の中心になることは間違いありませんね。
ノートルダム大とカリフォルニア大、1967年以来の対決が実現へ
独立校で名門チームであるノートルダム大がPac-12カンファレンス所属のカリフォルニア大と2022年に対戦することで合意に至ったそうです。
2022年のみの1試合だけですがノートルダム大がカリフォルニア大を本拠地に迎え入れる契約だそうですが、何を隠そうこの2チームが最後に対戦したのが1967年のことで実に55年ぶりの顔合わせとなるようです。
ノートルダム大は毎年ライバリー(宿敵対決)としてスタンフォード大とサザンカリフォルニア大と対戦していますが、この2チームはどちらもPac-12カンファレンス所属。よって2022年にノートルダム大は合計3つのPac-12カンファレンスチームと相まみえることになるのです。
今のところこのカードはこれまで4度しか行われていないそうで、ノートルダム大の4勝0敗とカリフォルニア大にとっては数字的には苦手な相手(といっても50年以上対戦していませんが)。
ちなみにこの年のノートルダム大は今挙げた3チームの他にオハイオ州立大、クレムソン大、ノースカロライナ大という名門たちがスケジュールに組み込まれています。独立校であるノートルダム大ならではの対戦相手の顔ぶれですね。
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