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デイリーファンタジーサイトのCMがプレーオフ中放映中止に

デイリーファンタジーサイトのCMがプレーオフ中放映中止に

カレッジフットボールプレーオフ実行委員長のビル・ハンコック氏は今季行われるプレーオフ3試合を放映する米スポーツ専門局ESPNが今巷で流行っている、デイリーファンタジースポーツサイトのCMをこの3試合の放映中に流さない事で合意したと発表しました。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

そもそもデイリーファンタジースポーツサイトとはなんだ?と思われる方もいらっしゃると思います。これは特に今年から大々的に広告などで宣伝されているアメリカのファンタジースポーツサイト。ファンタジースポーツとは、主にアメリカの4大スポーツ(アメフト、バスケ、野球、アイスホッケー)などでよく使われるファンのゲームの総称で、参加者はそれぞれのスポーツで自身のチームを作り、実際に選手をポジションごとにドラフトして同じリーグにいる参加者同士で点数を競い合い、最も多く得点を稼いだものが優勝する、といったもの。

例えばNFLのファンタジーゲームならば、自分が作ったチームに所属する選手がその週にいいプレーをすればそれだけ高得点が入り、週ごとに割り当てられた同じリーグ内の相手とそのポイントを競うのです。自分のチームに所属する選手が実際の試合で活躍するか否かが大きなポイントとなるため、ドラフト時が非常に大事で、通常ならばシーズン開始時にドラフトした選手たちでそのシーズンを乗り切らなければならなく、トレードでもしない限りドラフトした選手が怪我で欠場したり、その年スランプに陥ったりするとその後のシーズンに大きく影響を及ぼす、といった側面を持つゲームなのです。

このファンタジースポーツを楽しむアメリカでの人口はかなり大きく、新たなビジネスのチャンスとなったり、単純に自分のひいきチームだけでなくまんべんなく試合を見る様になると言う、エンターテイメントにおいての起爆剤的な役割も果たしています。

この従来型のファンタジースポーツゲームは以前から多くありましたが、特に今年から「デイリー」ファンタジースポーツと銘打ったサイトの知名度が一気に上がってきました。大きな特徴は「デイリー」とある様に参加者は1日ごとに選手をドラフとして自分のチームを作り対決すると言うところ。シーズン通して行われる従来のファンタジーと違いデイリー型は気軽に参加出来、しかも勝てば大きな賞金がその都度支払われると言うのが売りで、今年は主に「DraftKing.com」と「FanDuel.com」の2つのサイトが大金をはたいてメディアで広告合戦をし、それが功を奏し彼らは商業的に大成功をおさめています。

話を戻しますと、実行委員長のハンコックはESPNの上層部と協議し合い、この2つのサイトに現在大きな疑惑が欠けられているため、今年の最大のイベントであるCFPでの彼らのCMをテレビで流さないことに話がまとまりました。

NCAAとFBSカンファレンスはこの2サイトにカレッジフットボールバージョンのデイリーファンタジーを行わない様に進言。またニューヨーク州を含むいくつかの州はこのファンタジーゲームが違法だとして調査を勧めていたりもしています。問題点はこのファンタジーサイトがギャンブル性が非常に強いと言うところです。

カレッジフットボールとビジネスの問題は切っても切れないトピックですが、基本アマチュアスポーツな故、賭け事の対象になるのはいかがなものかと考えるのが普通です。今回の決定は理にかなっているもとの思います。

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