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最新CFPランキングを分析【2020年度第4回目】

最新CFPランキングを分析【2020年度第4回目】

カレッジフットボールの頂点を極めるカレッジフットボールプレーオフ(CFP)。そのトーナメント戦に出場できる4チームを決めるためのランキングがその名もCFPランキングですが、現地時間12月15日火曜日夜にその第4回目のランキングがリリースされました。

今回のランキングは来る日曜日に発表されるファイナルラインキング前の最後のランキングとなります。今回のランキングの位置からそれぞれのチームがどんなシナリオを経ることによって上位4チームに食い込めるのかを予想するのが面白いわけですが、最新のランキングにはちょっと物申したいポイントが・・・。

とにもかくにも今季第4回目のCFPランキングを上位を中心に見ていきたいと思います。

参考記事最新CFPランキングを分析【2020年度第1回目】

参考記事最新CFPランキングを分析【2020年度第2回目】

参考記事最新CFPランキングを分析【2020年度第3回目】

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ベースボール・マガジン社 (編集)

今季第4回目のCFPランキング

上位4チーム

1位:アラバマ大(10勝0敗)
2位:ノートルダム大(10勝0敗)
3位:クレムソン大(9勝1敗)
4位:オハイオ州立大(5勝0敗)

第4回目のトップ4チームも第1回目から全く同じ面子。

APランキングにおいて投票者から満場一致で全米1位という評価を頂いているアラバマ大。彼らは先週アーカンソー大と対戦してこれを52対3で一蹴。ここまで完全無敗で今週末のSEC(サウスイースタンカンファレンス)タイトルゲームを迎えます。彼らはここでフロリダ大に負けたとしてもCFP進出はほぼ間違いないとされていますから、4つの椅子のうちの1つはアラバマ大で決まりといっていいでしょう。

2位のノートルダム大と3位のクレムソン大は先週ACC(アトランティックコーストカンファレンス)の計らいによって試合がありませんでした。両チームとも2週間の準備期間を経て今週末にACCタイトルゲームで激突します。今季第10週目に既に彼らは対戦しており、この時はノートルダム大が手薄のクレムソン大をオーバータイムの末に下しました。しかし今回はクレムソン大にはスターQBトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence)が健在であり、当然彼らはリベンジに燃えているはずです。

そして4位にはオハイオ州立大。先週予定されていたミシガン大との試合が新型コロナウイルスの影響でキャンセルに。そのせいで彼らはBig Tenカンファレンスのタイトルゲームまでに5試合しか消化することができず、これはカンファレンスが定めた「タイトルゲームに出場するには最低6試合開催しなければならない」という規定に抵触し、彼らのタイトルゲーム出場が危ぶまれました。

しかしカンファレンスの体育局長(AD)らはオハイオ州立大がタイトルゲームに出場できるようにこの「6試合ルール」を撤廃。晴れて彼らは優勝決定戦に駒を進めることが可能となり、今週ノースウエスタン大との対戦を控えます。これに勝てれば彼らのCFP出場は当確となるでしょう。

上位4チームのうちノートルダム大とクレムソン大が直接対決を残しており、この試合の結果とオハイオ州立大のBig Tenタイトルゲームでの結果如何で5位以下チームの運命が分かれていきます。

第2グループ

5位:テキサスA&M大(7勝1敗)
6位:アイオワ州立大(8勝2敗)
7位:フロリダ大(8勝2敗)
8位:ジョージア大(7勝2敗)
9位:シンシナティ大(8勝0敗)
10位:オクラホマ大(7勝2敗)

5位以下の第2グループの順位・・・これが既に物議を醸しています。

先週試合のなかったテキサスA&M大は今週も5位。彼らは位置的には上位4チームに最も近いチームということになりますが、不利な点は所属するSECタイトルゲームに出場できないということ。既にレギュラーシーズンで同じSEC西地区所属のアラバマ大に敗れてしまっているために彼らには自力で上位に食い込むことはできないのです。そして彼らが既に1度倒しているフロリダ大がタイトルゲームに進むため、もしフロリダ大がアラバマ大を倒せばフロリダ大がSECチャンピオンとしてテキサスA&M大を追い越してCFPに滑り込むわけです。といってもこれはフロリダ大が1敗を守った場合のシナリオでしたが・・・。

6位には先週9位のアイオワ州立大が3つも順位を上げてきました。このあたりから今回のランキングのきな臭いところが見え隠れしてきます。

アイオワ州立大は10月24日にオクラホマ州立大に敗れて以来5連勝を飾っています。特にテキサス大との激闘は記憶に新しく、11月だけを見るとたしかにアイオワ州立大の強さはぐぐっと上がってきました。しかし彼らは開幕戦でルイジアナ大ラフィエット校(現19位)にまさかの敗戦を喫し前述のオクラホマ州立大にも敗れ既に2敗となったチーム。しかも彼らは先週試合がなかったのに9位から6位に上がったのです。この動きには驚かされました。

そしてもっと驚かされたのは7位のフロリダ大。先週6位だった彼らは圧倒的有利とされたルイジアナ州立大戦でホームチームにも関わらず惜敗。これで2敗目となったためAPランキングでは11位にまで転落していました。しかしCFPランキングでは順位をたった1つしか落とさなかったのです。

確かにスターTEカイル・ピッツ(Kyle Pitts)が欠場していましたし、CFP選考委員会も主力選手の欠場はランキングを決める際の考慮に入ると明言しています。だとしてもこの大事な時期に勝てるはずの相手にホームで敗れたのに7位にランクされているということがどうも解せないのです。

8位にはジョージア大。彼らは既に2敗を喫しSEC東地区の王座をフロリダ大に奪われており、事実上彼らのCFP出場のチャンスは無いといってしまってもいいと思います。確かにサザンカリフォルニア大からの転校生QBであるJ.T.ダニエルズ(J.T. Daniels)が先発出場しだしてから過去3試合はオフェンスのレベルが格上げされましたが、彼らがこの位置にいることにも首を傾げてしまいます。

そして一番のサプライズはシンシナティ大が9位に落ちたこと。確かに彼らは新型コロナの影響で11月21日を最後に試合を開催できずにここまでいました。そういった意味ではCFP選考委員会にアピールする機会を失ったと言えますが、しかし彼らはここまで8勝0敗と未だ無敗。「グループオブ5」カンファレンス群という中堅カンファレンスというレッテルを貼られてはいますが、彼らのここまでの戦いぶりを見れば彼らの強さはフェイクではないことは分かります。そんな彼らが既に2敗しているアイオワ州立大、フロリダ大、ジョージア大の下にランクされ、しかも同じように試合がなかったアイオワ州立大に追い抜かれるという奇妙な現象が起きたのです。

これを見ればCFP選考委員会がシンシナティ大の強さを評価していないことは明らかです。アイオワ州立大は前述の通りシーズン後半にかけて尻上がりに調子を上げているチームであり、彼らが9位からランクを上げたことは百歩譲って理解できたとしても、シンシナティ大が9位にランクを下げたことは理解に苦しみます。それはCFP選考委員会がシンシナティ大に「君たちはいくら頑張っても名門チームには敵わないんだよ」と門前払いしているかのようです。

そしてこの顔ぶれを見れば選考委員会がSECチームを贔屓にしていると言われても仕方がないことです。アラバマ大は文句なく1位だとしても、彼らにこてんぱんにやられたテキサスA&M大、2敗しているフロリダ大とジョージア大を入れてSECチームが4校もトップ10以内に入っているのですから。

確かに今季は各カンファレンスの開幕時期がずれ、更に新型コロナの影響で試合がキャンセルになった入りして試合総数がみなバラバラになったせいで、選考委員会にしてみればそれらのチームの強さを評価して順位化するのは簡単なことではなかったでしょう。そしてCFPランキングはその週の最強の4チームをはじき出すランキングであり、単純に無敗チームだからといって自動的に上位にあてがうこともできないのでしょう。

それでもこのシンシナティ大の9位には違和感を感じずに入られません。当然対戦相手だけを見ればシンシナティ大のそれはSECやACCのものと比べれば物足りないかもしれませんが、どんな時でも全勝を守るのは簡単なことではありません。だからこそシンシナティ大はもっと評価されるべきだと思ってしまうわけです。それこそそこには選考委員会の別のアジェンダがあるのではないかと疑いたくなってしまうほどです。APランキングでは彼らは6位であることを考えるとなおのことです。

その他

トップ10位以下でかろうじてCFP進出のチャンスを残しているチームが2チームあります。

1つ目は13位のサザンカリフォルニア大。彼らはここまで5勝0敗で今週末にPac-12カンファレンス優勝決定戦でオレゴン大と対決します。もしこれに勝利しPac-12チャンピオンとして6勝0敗となった場合、彼らよりも上にランクされているチームらに大波乱が起きたとすれば彼らが13位から順位をトップ4までワープさせることができるかもしれません。

同じようなシナリオで14位のノースウエスタン大もチャンスが無いわけではありません。彼らは今週末Big Tenタイトルをかけて4位のオハイオ州立大と対決しますが、万に一つでも彼らがオハイオ州立大に競り勝つことがあれば全米4位を倒したBig Tenカンファレンスチャンピオンという肩書を持つことができます。こうなれば彼らがディベートの対象にならざるを得なくなるでしょう。

また、シンシナティ大のロジックを用いると12位で11勝0敗のコースタルカロライナ大ももっと上にいてもいいはずです。彼らは今季唯一の11勝0敗チームであり、FBS(フットボールボウルサブディビジョン)に昇格して数年のチームだとしても彼らの今季の快進撃はもっと評価されてもいいはず。彼らがトップ4に値するチームだとは思いませんが、もし彼らと同じ「グループオブ5」出身のシンシナティ大がCFPに進出できないとすれば、レジメ的に言えばコースタルカロライナ大のほうが「グループオブ5」出身チームとしてはシンシナティ大を超えているとも言えます。

彼らは今週末サンベルトカンファレンス優勝決定戦で19位で9勝1敗のルイジアナ大ラフィエット校と対戦。ランカー同士の対決となるためこの試合でいいところを見せられればひょっとしたらシンシナティ大を追い越して「グループオブ5」勢代表として夢の「ニューイヤーズ6」ボウルのいずれかに招待されるかもしれません。


今後のランキング発表日

第5回目:12月20日(日曜日)←CFP出場チーム決定

レギュラースケジュール並びに各カンファレンスの優勝決定戦が終わった翌日となる12月20日の日曜日正午にそれらの試合の結果を元にしたファイナルCFPランキングが発表されます。このランキングで上位4位に入ったチームらがプレーオフに出場。ナショナルタイトルをかけて最大2試合を戦い抜くことになります。

シーズンもいよいよ大詰め。新型コロナウイルスで最後まで走り抜くことができるか心配されていましたが、果たして無事にゴールを迎えることができるでしょうか?

参考ページ2020年度シーズンランキング【第16週目】

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