金曜日の試合レビュー【2020年度第13週目】

金曜日の試合レビュー【2020年度第13週目】

ノートルダム大31、ノースカロライナ大17

全米2位のノートルダム大はノースカロライナ大相手に接戦を演じましたが、終盤に2TDの追加点を奪って振り切り無敗を守りました。

オフェンスのトータルヤードで478ヤードを奪い、ノースカロライナ大を大きく上回った(298ヤード)ノートルダム大はRBカイレン・ウィリアム(Kyren Williams)が144ヤードに3TDを獲得する活躍を見せると、QBイアン・ブック(Ian Book)も279ヤードに1TDとノーミスのパフォーマンスで勝利に貢献。

今季試合をこなすごとに株を上げ続けるブックですが、この日は上記をご覧いただければ分かるように目玉が飛び出る様な数字を残したわけではありませんが、各所で好プレーを連発。

例えばパス直前にディフェンダーに接触されてもパスを成功させたり、崩れるポケットから抜け出してロングランを決めたり、相手に追い込まれてもその脚でチャンスを作ってTDパスを成功させたり、挙句の果てにはパスとも言い難いパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes、元テキサス工科大、現カンザスシティチーフス)並みのトリックプレーを見せたり・・・。

またノートルダム大ディフェンスも善戦。前半お互いが点を取り合い前半を終えた時点で17対17とデッドヒートを繰り広げましたが、後半はそのディフェンス陣がQBサム・ハウウェル(Sam Howell)や強力なRB陣を無得点に抑える強さを見せて全米2位の威厳を保ちました。

多くのアナリストたちがこのノースカロライナ大戦でノートルダム大は足元をすくわれると予想していましたが、そういった試合もものに出来るようになったことが今季のチームがこれまでのものとは一線を画していることを物語っています。残りはシラキュース大ウェイクフォレスト大のみ。ACC(アトランティックコーストカンファレンス)タイトルゲームへ一直線です。


アイオワ州立大23、テキサス大20

全米13位のアイオワ州立大は同17位のテキサス大と対戦。勝てばBig 12カンファレンス優勝決定戦出場をほぼ手中に入れるという重要なゲームとなりました。

終始追う展開を強いられたアイオワ州立大でしたが、試合終了まで2分を切ったところでRBブリース・ホール(Breece Hall)のTDが決まって土壇場で逆転。テキサス大を23対20で退けて7勝目を挙げ悲願のBig 12タイトルへ大きな一歩を踏みしめました。

今季ホーム最終戦となるテキサス大はQBサム・エリンガー(Sam Ehlinger)ら4年生を花道で送り出したいところでしたが、アイオワ州立大に13点連続得点を許してしまい、最後は決まっていればオーバータイムへ突入していた58ヤードのFGが失敗。ホームでのファイナルゲームを白星で飾ることはかないませんでした。

試合開始時はテキサス大がペースをつかみ10対0と電光石火のごとくリードを奪うと、このままテキサス大が走り去るような雰囲気が流れていました。しかし試合が進むにつれてアイオワ州立大のディフェンスにギアがかかり、テキサス大の最後の3つのドライブではたったの3点しか許さない鉄壁さを見せました。数字の上ではテキサス大が約450ヤードを奪いアイオワ州立大ディフェンスを翻弄したかに見えますが、絶対に守らなければいけないシーンでしっかりと相手に立ち塞がるプレーを披露して勝利に貢献しました。

前述のエリンガーはテキサス大QBとして4年間君臨。その最終戦を有終の美で飾ることは出来ませんでしたが、彼らしいガッツあふれるプレーでチームを牽引。トータルで363ヤード(2TD)に絡む活躍を見せて攻めあぐむ攻撃陣を鼓舞。スキルポジションにスター選手が不在なところその全てを背負ってフィールドを縦横無尽に駆け回りました。

しかしテキサス大としては何としてもこの試合に勝ってタイトルゲーム出場への希望を繋ぎたかったところですが、この敗戦でそれは海の藻屑に。このことでいよいよトム・ハーマン(Tom Herman)監督の去就問題へ話は移っていきそうな雰囲気です。一部では彼の後釜にフロリダ大オハイオ州立大を指揮してナショナルタイトルを3つ獲得したアーバン・マイヤー(Urban Meyer)氏の名前も挙がっているようですが、この辺りも今後注目したいところです。


オレゴン州立大41、オレゴン大38

全米15位のオレゴン大がCFPへの唯一の望みをつなぐためには無敗を貫き他を圧倒する形でPac-12チャンピオンになることが大前提でした。しかしまさかその落とし穴がこのオレゴン州立大戦に敷かれていたとは思ってもいなかったことでしょう。

元来ハイパワーオフェンスで知られるオレゴン大でしたがこの日足を引っ張ったのはそのディフェン陣。先週のUCLA戦ではランアタックだけで267ヤードも奪われる失態を犯しましたが、この日はRBジャマー・ジェファーソン(Jermar Jefferson)一人に2TDを含む226ヤードを奪われ再びインサイドの弱さを露呈。このせいで相手の追随を許し劇的なエンディングを迎えます。

38対34で4点差を追うオレゴン州立大は試合残り2分弱で最後のドライブに挑みます。自陣47ヤードという絶好の位置からの攻撃となった彼らはQBトリスタン・ギャビア(Tristan Gebbia)の冴えまくるパスプレーでオレゴン大を急襲。遂に残り40秒で2ヤードラインまでたどり着きエンドゾーンは目と鼻の先まで迫ります。

ここからギャビアの2度のQBスニークで逆転を狙いますがどちらもオレゴン大のゴールラインディフェンスに阻まれ迎えた4thダウン&1ヤード@1ヤードライン。しかし直前のプレーでギャビアが膝を負傷してこの大事な局面に負傷退場。その代わりに送り込まれたのはバックアップのチャンス・ノーラン(Chance Nolan)でしたが、彼は昨年まで短大でプレーして今年から転校してきた新人で未だオレゴン州立大の試合で出場機会が与えられなかった超経験不足の選手。

この後のない状況でジョナサン・スミス(Jonathan Smith)監督の采配に注目が集まりましたが、なんとスミス監督はこのノーランにスニークを指示。その期待に見事ノーランらオフェンス陣が応え残り時間33秒で遂に逆転。ノーランはなんとオレゴン州立大選手として初めてのプレーが、このオレゴン大のとライバリーという大舞台において4th&ゴールという状況から奪ったTDランとなったのです。

結局これが決勝点となりオレゴン州立大がオレゴン大からまさかの金星を奪う快挙。対戦カード連敗記録を3で止めました。

11月から参戦したPac-12カンファレンスとしては試合数が絶対に少ないためにCFP選考委員会へのアピールのチャンスが限られており、CFP進出は最初から厳しい雰囲気が流れていました。そのカンファレンスでトップランカーであるオレゴン大に期待がかかっていましたがこの敗戦でその夢も潰え、またサザンカリフォルニア大もコロナウイルスのせいで今週の試合がキャンセルとなってしまったせいで彼らの試合数もさらに減ってしまい、実質Pac-12カンファレンスのCFP進出の可能性は幻となったと言っていいでしょう。

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