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最新CFPランキングを分析【2021年度第3回目】

最新CFPランキングを分析【2021年度第3回目】

カレッジフットボールの頂点を極めるカレッジフットボールプレーオフ(CFP)。そのトーナメント戦に出場できる4チームを決めるためのランキングがその名もCFPランキングですが、11月16日夜にその第3回目のランキングが発表されました。その顔ぶれを見ていきたいと思います。

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今季第3回目のCFPランキング

上位7チーム

1位:ジョージア大(SEC:10勝0敗)
2位:アラバマ大(SEC:9勝1敗)
3位:オレゴン大(Pac-12:9勝1敗)
4位:オハイオ州立大(Big Ten:9勝1敗)
5位:シンシナティ大(AAC:10勝0敗)
6位:ミシガン大(Big Ten::9勝1敗)
7位:ミシガン州立大(Big Ten::9勝1敗)

先週の上位7チームは皆順当に白星を挙げたために順位に変動はありませんでした。上位4チームがプレーオフに進出できることから現時点での評価においてはジョージア大、アラバマ大、オレゴン大、オハイオ州立大の4校がその資格を持っているというのがCFP選考委員会の判断ということですね。

ただ今週末にはオハイオ州立大とミシガン州立大、更に来週末にはオハイオ州立大とミシガン大の直接対決が控えており、順位の変動は間逃れません。またこのまま行けばSEC(サウスイースタンカンファレンス)優勝決定戦においてジョージア大とアラバマ大が激突することが濃厚となっており、ここから3週間に渡ってこの顔ぶれは大きく変わっていく可能性が十分あります。

第2グループ

8位:ノートルダム大(独立校:9勝1敗)
9位:オクラホマ州立大(Big 12:9勝1敗)
10位:ウェイクフォレスト大(ACC::9勝1敗)
11位:ベイラー大(Big 12::8勝2敗)
12位:ミシシッピ大(SEC:8勝2敗)
13位:オクラホマ大(Big 12:9勝1敗)

先週8位だったオクラホマ大はベイラー大に敗戦。その影響で彼らは最新のランキングにて13位まで後退しそれを受けて8位以下だったチームが順位を1つずつ上げました。

8位のノートルダム大はどのカンファレンスにも属さない無所属チーム(独立校)。故に他チームのようにカンファレンスタイトルゲーム自体が存在せず試合数が1つ少なくなります。1敗ながら彼らのこれまでの戦いぶりを見ると上位チームに相当な波乱が起きない限り彼らが4位以内に入るのは厳しいかと。

オクラホマ州立大はBig 12カンファレンス所属チームとして順位上一番CFP出場に近いチームとなりました。この位置からトップ4を狙うにはノートルダム大と同じように上位チームのカオスが必要となりますが、このまま勝ち進みBig 12カンファレンスチャンピオンになれば上位に食い込むための相当なアピール材料となります。

10位のウィエクフォレスト大も9勝1敗と好成績を残しています。が、今季彼らが所属するACC(アトランティックコーストカンファレンス)チームが軒並み失速しておりカンファレンス自体のレベルが下がってしまったため、彼らがプレーオフに出場するのはノートルダム大やオクラホマ州立大よりもさらに難しいかもしれません。

11位のベイラー大、および12位のミシシッピ大はすでに2敗を喫しており、過去2敗したチームがプレーオフに進出した事実は無いため彼らのプレーオフ出場チャンスはほぼ無いと言っていいでしょう。ただベイラー大は未だBig 12カンファレンス優勝の可能性が残されていますが。

そして既述の通り8位から13位まで落ちてしまったのがオクラホマ大。元々無敗だったのに8位という低評価を受けていた彼らですが、そこから5つも順位を落としてしまったのは非常に痛手。あと3週間でこの位置からトップ4に上り詰めるには相当な波乱が起きなければならないような気がします。

しかしながらオクラホマ大もまたBig 12優勝の可能性が大いに残されており、カンファレンスタイトルを獲得した12勝1敗のオクラホマ大ならば第2グループ内の他のどのチームよりもアピール度は高くなりますから、彼らのプレーオフ進出のチャンスが完全になくなったとは言えないでしょう。

その他・・・

上に挙げた13チームの中で2敗チームの2校を除く9チームに実質的なプレーオフ出場の可能性が残されているといえますが、それ以下のチームの顔ぶれを少し見てみたいと思います。

開幕時に1勝3敗だったウィスコンシン大は15位。当初はその時点で今シーズンのウィスコンシン大は終わったと思われていましたが、その後勝ち続けて所属するBig Tenカンファレンス西地区で首位に立っています。このまま勝ち続けて東地区チームと対戦してBig Tenタイトルを獲ったら面白いです。

ノースカロライナ州立大は先週ウェイクフォレスト大と接戦を演じた末に敗北。その結果7勝3敗となりましたがにもかかわらず今週20位と割と高めに落ち着きました。選考委員会はどうやらノースカロライナ州立大を高く評価しているようです。

ユタ大の23位というのも興味深いです。彼らもウィスコンシン大と同じように開幕後負けが先行する展開でしたが、そこから持ち直してPac-12カンファレンスで不気味な存在となっています。今週はオレゴン大と対戦。そしておそらく彼らが南地区を制することが予想されそうなれば再びタイトルゲームでオレゴン大と相まみえることになります。果たしてオレゴン大はこのユタ大に2回も勝つことが出来るでしょうか。

24位にヒューストン大が登場したのを最も喜んでいるのはシンシナティ大でしょう。シンシナティ大は現在5位。「グループオブ5」チームとして悲願の初プレーオフ進出を目指していますが、彼らにとって足かせになっているのは「グループオブ5」チームゆえのストレングス・オブ・スケジュールの弱さ。つまり10勝0敗でも戦ってきた相手チームが弱いという評価を受けているのです。

今季彼らが積み重ねてきた白星の中で最も勝ちがあると言われているのがノートルダム大戦での勝利。それ以外にランカーとの対戦が無いため、AAC(アメリカンアスレティックカンファレンス)優勝決定戦でヒューストン大と対戦するとなった時に彼らがランクされていれば、シンシナティ大のレジメ(戦線履歴)に箔が付き、選考委員会に対して大きなアピール材料となるのです。

そして最後に25位のミシシッピ州立大。彼らは先週アーバン大から逆転勝利を収めました。しかし彼らの戦績は現在6勝4敗。例えば7勝3敗のクレムソン大とか、カンザス州立大とか、アリゾナ州立大とか、ケンタッキー大がミシシッピ州立大の代わりにランクインできたとしてもおかしくないと思うのは筆者だけでしょうか・・・。


今後のランキング発表日

第4回目:11月23日(火曜日)
第5回目:11月30日(火曜日)
第6回目:12月5日(日曜日)←CFP出場チーム決定

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