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ハイズマントロフィーへの道【Vol.1】

ハイズマントロフィーへの道【Vol.1】

今季のカレッジフットボールも11月を過ぎレギュラーシーズンのスケジュールは残り2週間、その後にある各カンファレンス優勝決定戦を終えればいよいよカレッジフットボールプレーオフ(CFP)出場チーム、並びに年末年始恒例のボウルゲーム出場校とマッチアップが決定します。

それらチームごとの勝ち負けとは別にカレッジフットボール界において非常に重要な個人賞レースも存在します。それがハイズマントロフィーレースです。

ハイズマントロフィーはそのシーズンに最も輝いた選手に送られる最優秀個人賞といえますが、カレッジフットボール界に数ある個人賞の中でも最も権威のある賞だとされています。そのトロフィーを手にすれば例え卒業後にNFLで活躍することがなかったとしても未来永劫その選手はトロフィー受賞者として名を刻まれていくのです。

そんな非常に価値のあるハイズマントロフィーですが、毎年このトロフィーは誰の手に渡るのかというのはカレッジフットボールファンとしては話題の大きなネタとなります。しかしながら今年はというと第12週目に入るというこの時期にいまだ明確な最有力候補選手が現れていません。例えば昨年ならばすでにこの時期にはアラバマ大のWRデヴォンテ・スミス(DeVonta Smith、現フィラデルフィアイーグルス)が他を引き離し始めていましたし、2019年度はルイジアナ州立大QBジョー・バロウ(Joe Burrow)がほぼ当確という評価を得ていました。

今年は誰かが突出しているというレースではなく、どんぐりの背比べ的なレースになっており誰が獲得してもおかしくないという非常に珍しいシーズンになっています。とはいえ来月にはニューヨークにてトロフィー授賞式が行われ、それに先立って授賞式に招待される最終候補選手も選出されます。その候補者は誰なのか?ここでは巷で噂になっている選手たちをご紹介します。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

ブライス・ヤング(Bryce Young)

アラバマ大2年生QB

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今年から先発QBを任されているヤング。ジェイレン・ハーツ(Jalen Hurts、現フィラデルフィアイーグルス)、トゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa、現マイアミドルフィンズ)、マック・ジョーンズ(Mac Jones、現ニューイングランドペイトリオッツ)とここ最近NFL先発級QBを輩出し続けているアラバマ大におけるニューフェイス。小柄なパサーですが、機動系とはいかないまでもそれなりに走れるQB。判断力と球離れの速さに定評あり。

【これまでの記録】

パスヤード成功率TDINTQBR
3025 (12)70.9% (7)33 (T3)3 (T6)86.9 (4)
*カッコ内は全米での順位

ケネス・ウォーカー・III(Kenneth Walker III)

ミシガン州立大3年生RB

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ウェイクフォレスト大から転校してきたウォーカーは今季からミシガン州立大の先発RBを任されますが、チームが9勝1敗と躍進するなかでその存在感を急激に発揮してきた選手。100ヤード超えが7試合、200ヤード超えが2試合と数字だけ見れば今季最高のRBです。抜群のビジョンとスピードで強者集うBig Tenカンファレンスで猛威を振るっています。

【これまでの記録】

ランヤードTD1キャリー平均1試合平均
1473 (1)17 (T1)6.4 (11)147.3 (1)
*カッコ内は全米での順位

C.J.ストラウド(C.J. Stroud)

オハイオ州立大1年生QB

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今年から名門オハイオ州立大の先発を任された若きオフェンスリーダー。しかし1年生とは思えない度胸のあるプレーで大御所の攻撃陣を担います。正確なパスに定評がありますが、明らかにレベルの高いディフェンス相手だと成功率が落ちる傾向があります。これは若さゆえ仕方ないことかも知れませんが将来性抜群のQBであることは間違いありません。

【これまでの記録】

パスヤード成功率TDINTQBR
3036 (12)70.9% (7)33 (T3)3 (T6)86.9 (4)
*カッコ内は全米での順位

マット・コラル(Matt Corral)

ミシシッピ大3年生QB

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今季前半戦でトロフィーレースに殴り込んできたコラルはパサーとしてだけでなくラッシャーとしても非凡な才能を秘めています。特にテネシー大戦ではQBなのに195ヤードも足で稼ぐなどし名を挙げました。が、それが祟って後半は怪我に悩まされ満身創痍。それでもチーム8勝2敗の立役者としてフィールドに立ち続けます。

【これまでの記録】

パスヤード成功率TDINTQBR
2774 (15)66.7% (T26)17 (T31)2 (T3)81.2 (9)
*カッコ内は全米での順位
ランヤードTD1キャリー平均1試合平均
523 (T117)10 (T33)4.0 (122)53.3 (122)
*カッコ内は全米での順位

ケイレブ・ウィリアムス(Caleb Williams)

オクラホマ大1年生QB

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昨年度のリクルーティングクラスで全米ナンバーワンの評価を受けたウィリアムスは開幕時は先輩のスペンサー・ラトラー(Spencer Rattler)のバックアップでしたが、ラトラーがスランプに陥る中テキサス大戦に途中起用されるとここで逆転勝利をお膳立て。以来オクラホマ大の正QBとしてオフェンスの中心にいます。シーズン途中からの出場でここまで名を挙げハイズマントロフィー候補にまでなった選手はそう多くはありません。サンプルサイズが少ない中で今後どこまで自分をアピールできるでしょうか?

【これまでの記録】

パスヤード成功率TDINTQBR
1335 68.8%14 390.7
*先発出場試合数が少ないため順位は割愛

===

ただ先にも述べたとおりここに挙げた5人の中で誰かが突出しているというわけでもなく、残り3週間のうちに全米中のファンを唸らせるようなパフォーマンスを披露できた選手にスポットライトが集まることになるでしょう。もしくはここに挙げた5人以外が巻いてくるか・・・。CFPレースとともに目が離せません。

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