オクラホマ大大学長デヴィッド・ボーレン氏は同校が所属するBig 12カンファレンスから脱退する意向は全くないと断言する発言をしました。
「オクラホマ大はBig 12カンファレンスからそう簡単に手を引く事はありません。我々は今のところカンファレンスを脱退するつもりは無いという事です。そのような話し合いが行われてすらいないのですから。」とボーレン氏は地元の新聞記者のインタビューで答えました。
この発言はこれ以前にESPNのポール・ファインバウム(Paul Finebaum)氏が「オクラホマ大は何が何でもBig 12カンファレンスを出たがっている」とリポートした事に対するリアクションでもあります。
ただボーレン氏とBig 12カンファレンスは必ずしも蜜月関係にあるとは言えません。例えば昨夏、ボーレン氏はカンファレンスの拡張と独自のメディアネットワークの構築を強く訴えましたが、カンファレンスは彼の主張を真剣に取り上げませんでした。それを受けボーレン氏はBig 12カンファレンスの長期的な繁栄に疑問を投げかけていました。
ボーレン氏率いるオクラホマ大が将来的に他のカンファレンスへ移る可能性があるかどうかと言えば分かりませんが、ボーレン氏の発言を聞けば「いまのところ出て行くつもりはない」と言っていますので、裏を返せば将来的にその可能性は否定出来ない、ともとれそうです。
ただえさえ求心力が落ちてきているBig 12カンファレンスからその盟主であるオクラホマ大が脱退するような自体が起きれば、それはカンファレンス自体の存続に関わる一大事件です。本当にそんな日がやってくるとは思えませんが、あのBig Eastカンファレンスですらその姿を消した(フットボールカンファレンスとして)ことを考えれば、この世の中に「絶対」などという言葉は存在しないのかもしれません。