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ドラフト外フリーエージェントとして活躍した選手十傑

ドラフト外フリーエージェントとして活躍した選手十傑

AGSさん、いつもブログ、ポッドキャストで有益な情報ありがとうございます。College Footballをより楽しめています。 質問ですが、下位ドラフト指名のお買い得選手と同様に、ドラフト外選手の活躍選手を教えてください。

(Google Formsに寄せられた質問から)

前回「お買い得だったNFLドラフトプロスペクト(質問箱から)」と言う記事を紹介しました。今回は下位どころかドラフトにひっかからなかった選手たちでドラフト外フリーエージェント(UDFA)としてNFLして成功したという稀有な選手たちを10人独断で選んでみました。

AGSが選ぶUDFA選手十傑(年代順)

ラリー・リトル(Larry Little, OL

Embed from Getty Images

College: ベスーン・クックマン大
Signed by:
サンディエゴ(現LA)チャージャーズ
NFL seasons:
14
First year:
1967
Pro Bowls:
5
All-Pro selections:
5

1970年代のマイアミドルフィンズのOLの主軸。1971年から3年連続でスーパーボウルに出場した黄金期を支え、1972年に達成した史上唯一の全勝チーム(17勝0敗)の一員。後年はカレッジでコーチも。

ウォーレン・ムーン(Warren Moon, QB

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College: ワシントン大
Signed by: ヒューストンオイラーズ(現テネシータイタンズ)
First year: 1984
NFL seasons: 17
Pro Bowls: 9
All-Pro selections: 0

CFL経由でNFL入りし、現役時代は4000ヤード超えのパスを4シーズンも叩き出し、1シーズン最多パスヤードも2度記録。言わずとしれた殿堂入りの名選手。

アダム・ヴィナティエリ(Adam Vinatieri, K

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College: サウスダコタ州立大
Signed by: ニューイングランドペイトリオッツ
NFL seasons: 24
First year: 1996
Pro Bowls: 3
All-Pro selections: 3

超大事な場面で絶対にFGを決める、NFL史上稀に見るクラッチキッカー。特に頂上決戦となるスーパーボウルで2度もゲームウィニングFGを決めています。

プリースト・ホームズ(Priest Holmes, RB

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College: テキサス大
Signed by: ボルティモアレイヴンズ
NFL seasons: 10
First year: 1997
Pro Bowls: 3
All-Pro selections: 3

2001年度シーズンに1953年以来初となる、UDFA選手として1000ヤード超えの欄を記録(1555ヤード)。2002年と2003年度シーズンにはリーグの最多ランTD数を2年連続で樹立し、2002年には年間最優秀オフェンス選手賞を受賞した名選手。

カート・ワーナー(Kurt Warner, QB

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College: ノーザンアイオワ大
Signed by: セントルイス(現LA)ラムズ
First year: 1998
NFL seasons: 12
Pro Bowls: 4
All-Pro selections: 2

UDFA選手ながらラムズの一員として出場した第34回スーパーボウルではチームを勝利に導きMVPを受賞(UDFA選手としてスーパーボウルのMVPを受賞した唯一の選手)。更にこの年(1999年)と2001年にリーグMVPも受賞するなど、NFL史上最高のシンデレラストーリーと言われるキャリアを送った選手。

ブライアン・ウォーターズ(Brian Waters, OG

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College: ノーステキサス大
Signed by: ダラスカウボーイズ
NFL seasons: 13
First year: 2000
Pro Bowls: 6
All-Pro selections: 2

カレッジではTEでプレーし、その後NFLヨーロッパでOGにコンバートされ、本国に戻ってきてチーフスに移籍してからはNFL史上最も優れたインテリアOLとして知られるほどの活躍。

ジェームス・ハリソン(James Harrison, OLB

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College: ケント州立大
Signed by: ピッツバーグスティーラーズ
NFL seasons: 15
First year: 2002
Pro Bowls: 5
All-Pro selections: 4

ここ最近スティーラーズが獲得した2度のスーパーボウルのチームの中核選手。特に第43回スーパーボウル出みせた、100ヤードのピックシックスはまだ記憶に新しいところ。

アントニオ・ゲイツ(Antonio Gates, TE

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College: ケント州立大
Signed by: サンディエゴ(現LA)チャージャーズ
NFL seasons: 16
First year: 2003
Pro Bowls: 8
All-Pro selections: 5

大学時代はバスケ選手でもあったゲイツは16年間のNFLキャリアで1万1841レシーブヤードに116TDを獲得。このTD獲得数はTEととしては未だNFL史上最多の数字。

ウェス・ウォーカー(Wes Welker, WR

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College: テキサス工科大
Signed by: サンディエゴ(現LA)チャージャーズ
NFL seasons: 12
First year: 2004
Pro Bowls: 5
All-Pro selections: 2

プロキャリア中で3度年間最多捕球数を記録。更に年間100回以上の捕球数を記録したシーズンが5度とシュアハンドの持ち主。

トニー・ロモ(Tony Romo, QB

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College: イースタンイリノイ大
Signed by: ダラスカウボーイズ
NFL seasons: 14
First year: 2004
Pro Bowls: 4
All-Pro selections: 0

無冠ながらカウボーイズでパスTD数、パスヤード数、300ヤード以上投げたゲーム数でいまだクラブレコード保持者。また2006年から2013年の間、第4Qに限った場合のパサーレーティングがリーグ最高だったという、クラッチプレーヤー。現在は解説者として活躍中。

===

UDFAとしてNFL入りし、ロースター争いでなんとか生き延びるだけでも凄いことですが、さらにその中でも後世に名を残す選手になることはレアなことであることは確かです。ただそういった前例があるからこそ、ドラフトにかからなかった選手も、一筋のチャンスを手繰り寄せるために、ギブアップしないわけです

またそういった選手を運良く見つけることができたチームとしてはまさに掘り出し物をゲットした感覚になるでしょうし、それは金銭的な面から言っても宝くじを当てるのと同じくらいのリターンが見込めると思います

しかし当然ながらどの選手がUDFA経由でブレークするなんてのはわかるはずありませんから、見るものとしてはそういったスーパーアンダードッグなストーリーを追いかけるのも醍醐味なのかもしれません。

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