コロラド大でWR兼CBとして活躍するトラヴィス・ハンター(Travis Hunter)。その彼がお母さんのためにサプライズでお家を買ってあげたんだとか!
これがサプライズだとバレないように、ハンターは母を含めた家族総出で新築の家を見学。そしてその最後に手渡された手紙を読んだお母さん、実はこの家は自分のためのもので鍵を渡されて大興奮。コンフェティまで飛び交ってサプライズは大成功!
ハンターは現在20歳で来年3年生の二刀流選手。高校時代全米ナンバーワンリクルートと言われながら、当時FBS(フットボールボウルサブディビジョン)ではなくその下部のFCS(フットボールチャンピオンシップサブディビジョン)に所属するジャクソン州立大へ進学を表明して周囲を驚かせました。
彼がFCSのチームに進学を決めた理由は他でもなく、当時ジャクソン州立大を指揮していたのがディオン・サンダース(Deion Sanders)監督だったから。彼が1年生だった2022年には「コーチ・プライム」の指揮下で12勝1敗という好成績を残して所属するSWAC(サウスウエスタンアスレティックカンファレンス)で優勝。
そして2022年度シーズン後にコロラド大に移ったサンダース監督を追ってハンター自身もコロラド大へ転校。昨年は怪我を負いはしましたが、9試合に出場しWRとしては721ヤードに5TD、CBとしては22タックルに3パスINTを記録。非凡な才能を大いに披露しました。
その彼はNIL(Name/Image/Likeness、自身の肖像権などでお金を稼ぐことができる仕組み)のマーケットでのバリューが何と240万ドル(1ドル100円計算で約2億4千万円)という情報もあり、今回新築の一軒家をお母さんにプレゼントできたことにも頷けてしまいます。
NILで稼げる額がとんでもなく高額になり、「大学アスリートなのに・・・」という声も多く利かれますが、全ての選手がNFLに行けてそこで成功できるとも限りません。ハンターの場合は将来がかなり約束されているとも言われていますが、何が起こるかわからないのがスポーツの世界。
そんなかなでNILを利用して自分の価値があるうちにそれを大いに利用することは、そこまで悪いことでは無いのかもしれません。
稼いでいる彼らに罪はない訳で、問題はこのシステムを悪用しようとする大人がいるということですからね。