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マサチューセッツ大がMACに2025年から加入へ【オフシーズン便り#4】

マサチューセッツ大がMACに2025年から加入へ【オフシーズン便り#4】

現在どのカンファレンスにも属さない独立校(Independent)の一つであるマサチューセッツ大が2025年からミッドアメリカンカンファレンス(MAC)に加入することがわかりました

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ベースボール・マガジン社 (編集)

マサチューセッツ大は2012年から2015年度シーズンまでMAC所属だった(フットボール部のみ)ので今回の加入は再編入ということになります。またMACとしては1998年にバッファローをフルメンバーとして迎え入れた以来の新チームとなります。

ここ数年全米中でカンファレンスの拡張の波が押し寄せていますが、この流れを受けて2021年にMACはウエスタンケンタッキー大ミドルテネシー州立大を新たなメンバーとして勧誘しますが失敗。が、この度13番目のメンバーとしてマサチューセッツ大を迎え入れることになりました。

現在マサチューセッツ大はA10(アトランティック10)カンファレンスに所属している大学ですが、フットボール部だけはFBS(フットボールボウルサブディビジョン)に独立校として参戦しています。因みにA10カンファレンスに所属している大学としては唯一FBSにフットボール部を送り出している大学であり、残りのチームはFCS(フットボールボウルチャンピオンシップサブディビジョン)の所属となっています(A10カンファレンスとしてはフットボールリーグをスポンサーしていないので、それらのチームはCAAという別のカンファレンスに属しています)。

マサチューセッツ大は2012年にフットボール部のみFCSレベルからFBSに昇格してMACに所属しましたが、2015年以降に脱退するまでの4年間で彼らが残せた勝利数はたったの8勝。脱退とは名ばかりで弱すぎて追い払われたといっても過言ではありません・・・。

そして2016年以降これまで独立校として活動してきたのですが、以降も1シーズンに最高で4試合しか勝ち星を記録することができず、ここ最近ではカレッジフットボール界のお荷物的存在(失礼!)というレッテルを貼られ続けていました。

そんなマサチューセッツ大をMACは受け入れることになりましたが、これで所属チーム数は13チームに。MACは基本的にオハイオ州やミシガン州といった五大湖周辺エリアを主戦場としてきましたが、マサチューセッツ大を加えることでテリトリーを東海岸まで広げることになります。

主にバスケットボールで知られているA10カンファレンスですが、このカンファレンスの設立時(1976年)のメンバーであるマサチューセッツ大はすべてのスポーツ部をA10からMACに鞍替えさせることに当初は消極的でした。しかし、新たにFCSのデラウェア大を迎え入れて所属チームが11チームとなったカンファレンスUSAが12チーム目のチームとしてマサチューセッツ大に触手を伸ばす中で、彼らは最終的にMAC加入を決定したのでした。

来季からはすでに独立校だった陸軍士官学校アメリカンアスレティックカンファレンス(AAC)入りすることが決まっており、今回のマサチューセッツ大のMAC編入を受けて、来季以降も独立校を貫くのはノートルダム大コネチカット大の2校のみとなりました。

1970年代には独立校は20チーム以上あり、その中にはフロリダ州立大マイアミ大ペンシルバニア州立大ピッツバーグ大ウエストバージニア大といった著名な大学も含まれていました。それが今では2校にまで減少。これも時代の流れということでしょうか

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