ベイラー大でのヘッドコーチ解任劇から1ヶ月。その余波はまだまだ止まりそうにありません。
以前にもベイラー大に入部を決めていた選手達が、チームのスキャンダルから当時のヘッドコーチ、アート・ブライルス(Art Briles)監督がクビを切られた事により、入部をキャンセルしたことを紹介しました。
その後もそのような選手達の流出が止まりません。
最新のケースでは4つ星リクルートのDL、ブランドン・ボーウェン(Brandon Bowen)がベイラー大の許可を得て入部を取り消しました。これで実に11人のリクルート達がベイラー大から去っていったことになります。ナショナルサイニングデーで22人のリクルートからの入部を取り付けたベイラー大にとって何と半分の選手達が入部を白紙に戻したことになります。
- ブランドン・ボーウェン(DL/四つ星)→ テキサスクリスチャン大
- パリッシュ・コブ(DB/四つ星)→ オクラホマ大
- B.J. アウトリー(OL/三ツ星)
- トレンダヴィアン・ディクソン(WR/四つ星)→ ヒューストン大
- デヴィン・ドュバネイ(WR/四つ星)→ テキサス大
- ドノバン・ドュバネイ(ATH/三ツ星)→ テキサス大
- ジェレミー・フォーク(DL/四つ星)
- パトリック・ハドソン(OT/四つ星)→ テキサス大
- カメロン・マーティン(RB/四つ星)→ アーバン大
- J.P. アークイデズ(OT/四つ星)→ テキサス大
- デクイントン・オズボーン(DL/三ツ星)→ オクラホマ州立大
さらに今のところ来年の入部を口頭で取り付けた選手はたったの一人。もしこの調子でリクルート達がベイラー大を嫌い続ければ、彼らの数年後の戦力不足は相当深刻なものになるでしょう。
ここ数年で全米屈指のチームにまで上り詰めたベイラー大。フットボール至上主義の負の産物として暴走した選手達を止められなかった大人達の決断力のミスで彼らは再び全米の檜舞台から最も遠い所へ引き戻されてしまう危機に直面しています。