カレッジフットボールはアマチュアスポーツでありながらものすごい巨額の金が動くビジネスでもあることはこのサイトでも紹介してきました。ゲームチケットやグッズの売上、テレビ放映権や商標権などから日本では考えられないほどの収益があったりします。
もちろん120チームあるFBS(フットボールボウルサブディビジョン)のすべてのチームが上に挙げたような利益を享受しているわけではありません。しかしそれでも全米の名門と言われるチームたちはプロ並みのマネーパワーを持っているのです。
そこでカレッジスポーツの名門大学がどれだけの資産価値があるのかという記事を見つけたので紹介したいと思います。
アメリカの大手経済誌ウォールストリートジャーナル(WSJ)によると、全米で最も資産的に価値がある大学とされたのはオハイオ州立大で、その価値は総額15億ドル(1ドル100円計算で1500億円)だそうです。それに続くのがテキサス大で12億ドル(1200億円)、オクラホマ大の10億ドル(1000億円)です。
以下がトップ10校のリストです。
- オハイオ州立大(15億ドル)
- テキサス大(12億ドル)
- オクラホマ大(10億ドル)
- アラバマ大(9億3000万ドル)
- ルイジアナ州立大(9億1000万ドル)
- ミシガン大(8億9000万ドル)
- ノートルダム大(8億5000万ドル)
- ジョージア大(8億2000万ドル)
- テネシー大(7億4000万ドル)
- アーバン大(7億2000万ドル)
過去10年間でカレッジフットボール界を席巻しているアラバマ大は4位に甘んじていますがそれでも9億ドル(900億円)という数字がはじき出されています。もっともこの数字たちはフットボール部だけの資産価値ではなくその他のスポーツも加味されていることを付け加えておかなくてはなりません。
それにしてもオハイオ州立大のブランド力はやはり目を見張る物がありますが、彼らの資産価値はNFLチームと比べたらどれくらいだろう?とちょっと興味がありませんか?
WSJと同じく大手の経済誌でもあるフォーブスが示した2017年度のプロチームの資産価値リストによると、トップはダラスカウボーイズの48億ドル(約4800億円)で2番手にはニューイングランドペイトリオッツ(約37億ドル)、ニューヨークジャイアンツ(約33億ドル)と続きます。
流石にこれらのチームにはオハイオ州立大も手が出ませんが、最下位のバッファロービルズは16億ドル(約1600億円)ということですので、カレッジとは言えどオハイオ州立大の資産価値はプロレベルに肉薄しているということになります。
ちなみにプロバスケ(NBA)のチームと比べてみるとオハイオ州立大は8位、プロ野球(MLB)のチームと比べると12位にそれぞれランクするほどの価値があるという数字が出ています。
ただプロと違ってカレッジチームは選手にサラリーを支払う必要はありませんからその点においてプロとカレッジを単純に比較することは出来ません。しかしそれを差し置いてもオハイオ州立大やその他後続のトップチームの資産価値には驚かされるばかりです。