8位:2014年度 オレゴン大(13勝2敗)
勝者:オハイオ州立大(42対20)
2010年度シーズン以来2度目のナショナルチャンピオンシップゲーム出場を果たした2014年度のオレゴン大でしたが、タイトルゲームでは突如として大外から巻いて来たオハイオ州立大に完敗。しかし2年目のヘッドコーチ、マーク・ヘルフリッチ(Mark Helfrich)監督率いるオレゴン大ダックスはここに至るまで素晴らしいシーズンを送りました。
この年のオレゴン大快進撃の主要因はハイズマントロフィー受賞QBマーカス・マリオタ(Marcus Mariota)のパフォーマンスでした。パスエフィシエンシーと一投の平均ヤード数で全米ナンバーワン、さらにはトータルTD数で全米2位という数字を誇るスーパーQBは肩だけでなく足でも770ヤードに15TDを稼ぐハイブリッドプレーヤーでした。そんな彼の能力がオレゴン大オフェンスの息をも付かさぬクイックオフェンスを可能にし、毎試合の大量得点を生む大きな原動力となりました。
10月初旬にアリゾナ大にまさかの敗退を喫するという大コケもありましたが、それ以外のオレゴン大の戦績は素晴らしいものでした。シーズン中彼らは3つのランクチームを撃退(7位ミシガン州立大、18位UCLA、17位ユタ大)し、そしてカンファレンスタイトルゲームでは唯一の敗戦となったアリゾナ大(8位)にリベンジを果たし、この年初導入となったカレッジフットボールプレーオフへ進出を果たしました。
ローズボウルで行われたセミファイナル戦では前年度覇者フロリダ州立大に59対20と大勝し、フロリダ州立大の連勝記録を29でストップさせました。しかしナショナルタイトルゲームでは後半についにガス欠となり、大本命アラバマ大を下して勢いに乗っていたオハイオ州立大に競り負けてしまいました。
しかし無敵のマリオタ率いるハイパワーオフェンスを誇ったこの年のオレゴン大はどのチームからしても手強い相手であった事は言うまでもありません。