今シーズンから晴れてフットボールボウルサブディビジョン(FBS)へ昇格するコースタルカロライナ大ですが、その初年度シーズンに開幕前から大ピンチが訪れてしまいました。というのも総指揮官であるジョー・モグリア(Joe Moglia)監督が自身の健康上の理由で今季チームを率いることができなくなってしまったのです。
以下がモグリア監督の声明です。
「ここ3年間に渡り私は気管支ぜんそくと戦ってきましたが、これは肺の周囲に炎症を引き起こし呼吸が大変苦しくなるなるのです。この症状は私の生命に関わるようなものではありませんし、またそのような病気を患っているわけでもありません。しかしながら私はこの症状を完治しようと決断したのです。私の主治医たちは今後5ヶ月の休養を提案し、私はそれを受け入れました。私はからなずこの病を完治して来シーズンには100%の状態で復帰することを信じています。」
ジョー・モグリア監督
モグリア監督はすでに先週予防のための気管の手術を受けていましたが、それを受けてのこの休養の発表ということでおそらく症状は当初よりもよくなかったのでしょう。
バリバリのビジネスマンであったというバックグラウンドをもつ大異色コーチであるモグリア監督は今年で68歳になります。彼は2012年にコースタルカロライナ大の監督に就任して以来チームをFCSレベルでトップクラスに押し上げ、これまでの戦績は51勝15敗と確かな腕を持っているコーチです。チームはオフェンシブコーディネーターのジェイミー・チャドウェル(Jamey Chadwell)氏を臨時監督に任命して今シーズンを乗り切ることを発表しましたが、そのカリスマ的存在でチームを束ねてきたモグリア監督が不在となるのは大きな痛手となるでしょう。
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