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第14週目の見どころ – ウィスコンシン大 vs ペンシルバニア州立大

第14週目の見どころ – ウィスコンシン大 vs ペンシルバニア州立大

Big Tenカンファレンス優勝決定戦

ウィスコンシン大(6位) vs ペンシルバニア州立大(7位)

Big Tenカンファレンスのタイトルをかけて対戦するのは東地区代表ペンシルバニア州立大と西地区代表ウィスコンシン大の2チームです。そしてCFPランキング上位4チームの動向如何ではこの試合の勝者にプレーオフ進出の可能性が残されることになり、非常に目の離せないしあいとなりそうです。

今季のBig Tenは昨年の覇者でプレーオフ進出も果たしたミシガン州立大が信じられないほどの苦戦を強いられた事でカレッジフットボールファンを驚かせましたが、それ以上に皆の度肝を抜いたのはペンシルバニア州立大の快進撃です。東地区にはミシガン州立大に加えオハイオ州立大(現2位)やミシガン大(現5位)といった強豪ちーむがひしめいており、この地区を今挙げた3チーム以外のチームが勝ち上がるなんて誰も予想していませんでした。特にミシガン大に49対10で敗れた時点でペンシルバニア州立大のこの快進撃を誰が想像出来たでしょうか。それもこれもオハイオ州立大から大金星を奪った事ですべてが変わりました。チームは終盤に向けて連勝を続け、終わってみればこの「死の地区」を見事に勝ち抜いたのです。

ペンシルバニア州立大と言えば元コーチの故ジョー・パターノ(Joe Paterno)時代に起きたとされる「サンダスキー事件」の尾を引き続け、ここ数年は全米の表舞台から消えていました。彼らの名前を耳にするとすればそれは全て「サンダスキー事件」関連のニュースのときのみ。そんなチームを3年目のジェームス・フランクリン(Jamese Franklin)監督が見事に化けさせ、今年のような大成功の年となったのです。

ペンシルバニア州立大を引っ張るのはRBセクオン・バークレー(Saquon Barkley)です。今季15TDを含む1219ランヤードをこれまで記録してきたバークレーですが、その活躍を評価され今季のカンファレンス内でのお最優秀オフェンス選手に選ばれました。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

そのバークレーが挑むウィスコンシン大ディフェンスですが、こちらは1試合平均失点数は全米3位の13.7失点、トータルディフェンスは7位の292ヤード、そしてランディフェンスは3位の100.8ヤードと今季全米で5本の指に数えられるほど強力な力をもっています。

ディフェンスはペンシルバニア州立大オフェンスを十分抑え込める力を保持していますが、心配なのはQBアレックス・ホーニブルック(Alex Hornibrook)の怪我(脳震とう)の状況です。脳震とうという怪我は軽んじる事は出来ず、彼のタイトルゲーム出場のステータスは今のところ70%くらいというところでしょうか。ウィスコンシン大ほどではないにしろペンシルバニア州立大のディフェンスも東地区を勝ち抜いただけあってそれなりの力を持っています(トータルディフェンスは全米20位の346.8ヤード、平均失点数は30位の22.8失点)。確実にペンシルバニア州立大を仕留めたければホーニブルックには是非出場してもらいたいのがチームの本音でしょうが、こればっかり(脳震とう)は選手を無理矢理出場させる事は許されません。

ただウィスコンシン大にとって幸運なのはQBに絶対的に頼らなくてはいけないようなオフェンスでは無いとう事です。RBコーリー・クレメント(Corey Clement)というパワーラッシャーの存在は非常に助かります。クレメントのランを有効的に組み込めばペンステートディフェンスをフィールドに止め彼らの体力を徐々にそぎ起こしていくことでしょう。逆にいえばペンシルバニア州立大にとってはウィスコンシン大のラン攻撃をなんとかすれば勝機が見えてくるとも言えます。

誰も予想出来なかったマッチアップとなったBig Tenタイトルゲーム。どちらが悲願のタイトルを獲得することが出来るでしょうか。

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