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2016年度オレンジボウルレビュー

2016年度オレンジボウルレビュー

 

ミシガン大
(10勝3敗)
3 3 9 17 32
フロリダ州立大
(10勝3敗)
17 3 0 13 33

ミシガン大フロリダ州立大という屈指の好カードとなったオレンジボウル。特にフロリダ州立大RBダルヴィン・クック(Dalvin Cook)という全米でも随一のスピードスターにミシガン大のオールマイティー、ジャブリル・ペッパーズ(Jabrill Peppers)がどう立ち向かうかに非常に注目が集まった試合でしたが・・・。

【関連記事】オレンジボウルプレビュー

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ベースボール・マガジン社 (編集)

残念ながらペッパーズは太ももの怪我のためこの試合を何と欠場。「鬼の居ぬ間に」か「水を得た魚のよう」と表現すべきか、対するクックはこの日大暴れ。

前半20対6と大量リードを奪ったフロリダ州立大は後半ミシガン大の猛攻に合いリードを奪われてしまいますが、そんな危機を救ったのもクックでした。

前半はクックのランに加え、いくつかのロングパスが決まりフロリダ州立大がゲームを支配していました。しかし後半に入ると徐々にミシガン大が点差を縮め、試合を土壇場でひっくり返します。

フロリダ州立大QBデオンドレ・フランソワ(Deondre Francois)は前半冴え試合開始後の75ヤードドライブを演出。最後はクックの2ヤードランTDが決まり先制すると第1Q終了間際には彼からニクワン・マレー(Nyqwan Murray)への92ヤードパスで追加点を奪います。しかし第3Qはその流れが途切れ無得点に終わるとミシガン大に点差を徐々に縮められていったのでした。その原因となったのがフランソワのパスがミシガン大のマイク・マックレー(Mike McCray)にインターセプトされTDを奪われた事です。

このインターセプションでついに目覚めたミシガン大はQBウィルトン・スピート(Wilton Speight)からカリッド・ヒル(Khalid Hill)への8ヤードパス、そして試合終了2分を切ったところでクリス・イヴァンズ(Chris Evans)の30ヤードランTDが決まり、2ポイントコンバージョンも成功させて残り時間1分57秒というところで15連続得点の後に30対22と逆転。スタジアムはミシガン大のファンの歓喜に包まれ、試合はこのまま終了していくかと思われました。

しかし返しのキックオフリターンで66ヤードも前進し絶好の位置からの攻撃となったフロリダ州立大はフランソワからクックへの21ヤードパスを決め一気にミシガン大陣内13ヤードラインまで侵入すると最後は残り時間36秒でフランソワのパスTDが決まりフロリダ州立大が再びリードを奪い返します。が、フロリダ州立大はPATのFGをブロックされ点差は1点となり、ミシガン大に一筋の光明を残します。

最後のチャンスとミシガン大は自陣25ヤードラインからFGエリアまで目指して攻撃を開始しますが、ミシガン大はファーストダウンどころか全く前進出来ず、最後はQBスピートのパスがフロリダ州立大ディフェンス、カルロス・ベッカー(Carlos Becker)によりインターセプトされ万事休す。ミシガン大のビッグカムバックは後一歩というところまで来て幻と化してしまいました。

オレンジボウルの歴史の中でも非常にドラマティックな試合となった今年のこのゲームはフロリダ州立大が勝利して幕を閉じました。ミシガン大は開幕後9勝0敗と絶好調でしたが最後の4試合中3試合で黒星を喫してしまい、何とも尻すぼみなシーズンとなってしまいました。

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