長期政権を担うヘッドコーチ十傑 ⑤ - ANY GIVEN SATURDAY

長期政権を担うヘッドコーチ十傑 ⑤

長期政権を担うヘッドコーチ十傑 ⑤

4位:カイル・ウィッティンガム(Kyle Whittingham)- ユタ大

ユタ州にあるブリガムヤング大(BYU)で11年間チームを指揮して来たブロンコ・メンデンホール(Bronco Mendenhall)氏が今年からバージニア大を指揮するためにチームを去りました。BYUでは今年は変化の年となりそうですが、お隣りのユタ大はというとコーチ陣の安定感は抜群です。というのもヘッドコーチ、カイル・ウィッティンガム監督はアシスタントコーチとして11年、そしてヘッドコーチとして11年と合計22年間をユタ大のスタッフとして過ごしてきたからです。

2004年、当時ヘッドコーチだったアーバン・マイヤー(Urban Meyer/現オハイオ州立大監督)氏がフロリダ大へ移った時、ディフェンシブコーディネーターだったウィッティンガム氏が昇格して新ヘッドコーチに就任。これは今から考えれば本当に良い組閣でした。ウィッティンガム監督の指揮下でユタ大はこれまで9度の勝ち越しシーズンを記録。MWCからPac-12へ「昇格」した後もその勢いは衰えず2008年にはシーズンを無敗の13勝0敗で終え、最終戦のシュガーボウルではあのアラバマ大をも破る快進撃を見せました。

2015年度は一時は全米3位にまで上り詰め、シーズン中盤ではプレーオフ進出候補の一角に挙げられていましたが、残念ながら終盤にかけて失速。それでも10勝3敗の二桁勝利を挙げることが出来ました。このシーズンを含めこれまで二桁勝利を記録したのは4度。2012年と2013年にぞれぞれ5勝7敗としたのはご愛嬌。その後のシーズンから破竹の19連勝を重ね、ユタ大が健在である事をアピールしました。

派手さはないものの地道なリクルーティングが功を奏し、今ではPac-12で常勝というだけでなく全米レベルでも常に高ランクに位置するチームに成長。かつてマイヤー監督が短期間ながらユタ大を急成長させそのままチームを去ってしまいましたが、その流れを止める事無く強さを維持させて来たウィッティンガム監督の手腕は絶品です。

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