長期政権を担うヘッドコーチ十傑 ④

長期政権を担うヘッドコーチ十傑 ④

5位:フランク・ソリッチ(Frank Solich)- オハイオ大

オハイオ大フランク・ソリッチ監督が監督に就任したのが2004年の事。あまり注目を浴びる事のない中堅校のオハイオ大はこのとき「あのフランク・ソリッチがやってくる!!」と大騒ぎとなったのをまだ覚えています。

何を隠そうソリッチ監督はあの古豪・ネブラスカ大の元監督だったのです。

ネブラスカ大のレジェンド、トム・オズボーン監督が引退した後を次いだのがソリッチ監督でした。ネブラスカ大での6年間の戦績は58勝19敗、3度の二桁勝利シーズンに加え2001年はナショナルチャンピオンシップゲームに進出し惜しくも準優勝に終わりました。しかしそんなソリッチ監督は理不尽にも解雇されてしまいます。理由は「ネブラスカ大は一時たりとも不調であってはならない」という高いハードルのせいです。しかし皮肉にもソリッチ監督が去ってから未だに彼が6年間で残した成績に追いついたヘッドコーチは出現していません。ネブラスカ大の伝家の宝刀、オプションオフェンスを捨てウエストコーストオフェンスを取り入れるも、戦績は落ちるばかりかアイデンティティをも失い、今となってはソリッチ監督を解雇した事が本当に良かったのかと考える古くからのファンは少なくないでしょう。

ネブラスカ大から半ば不当に解雇されたソリッチ監督でしたが、長らく低迷していたオハイオ大の監督に就任して以来すぐさまチームの状態は上向きになりました。「あの」ネブラスカ大からやって来たヘッドコーチとしてチームおよびファンの期待度は急上昇。それに伴いフットボール施設は新しくなり、2年目には早くもミッドアメリカンカンファレンス(MAC)東地区を制覇。惜しくもカンファレンスタイトル戦ではセントラルミシガン大に敗れたものの、この様にカンファレンスタイトルを争うまでに至ったのです。これは1968年以来の偉業です。

さらに2007年には同じく1968年以来のボウルゲーム出場を果たしGMACボウルに招待されました。以降オハイオ大はソリッチ監督の下7度もボウルゲームに進出。2015年度シーズンはカメリアボウルに出場しこれには敗れたものの8勝5敗と言う好成績を残しました。現在までソリッチ監督のオハイオ大での戦績は80勝61敗。オハイオ大のレジェンダリーコーチ、ビル・ヘス(Bill Hess/1958-1977)以来の勝ち越しヘッドコーチとなりました。今年71歳になるソリッチ監督の監督業はこの先長くないかもしれませんが、ネブラスカ大とは違いオハイオ大を後にする際には自らの意思で、そして多くのリスペクトを得つつ自身のキャリアに幕を引くことが出来るでしょう。そしてオハイオ大のフットボール史に長く語り継がれるのです。

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