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歴代ワースト15ヘッドコーチ

歴代ワースト15ヘッドコーチ

ご存知の通り先週サザンカリフォルニア大(USC)はスティーブ・サーキジアン(Steve Sarkisian)氏を解雇。これでUSCは2013年に続き2人もヘッドコーチをシーズン途中でクビにしている訳です。どう考えてもUSCの人事部に問題があるとしか言えませんが、過去にも期待を大きく裏切ってくれたヘッドコーチの就任・解雇劇がありました。Sporting Newsがその中でも近年のワースト15ヘッドコーチ就任・解雇劇を取り上げています。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

15位 チャーリー・ワイス、ノートルダム大(2005-2009)

元NFLニューイングランド・ペイトリオッツのオフェンシブコーディネーターだったチャーリー・ワイス氏は2005年にノートルダム大のヘッドコーチに就任。就任から2年間はBCSボウルに出場するなど好調な滑り出しでしたが、前コーチ陣がリクルートして来た選手達が徐々に卒業していくとチームも失速。最大の汚名となったのは2007年に43連勝して来た海軍士官学校に負けてしまった事です。

さらに特筆すべきは、就任2年後にはすでに破格の30万から40万ドルで10年間の契約更新を交わしてしまった、大学側の失態です。結局2010年に契約半ばでワイス氏は解雇となるのですが、契約途中で解雇したためノートルダム大は莫大な金額を彼に払い続けなければ行けなくなったのです。事実、その支払いは現在も続き、年に2万ドルをワイス氏は受け取っているのですが、驚くべき事にこの金額は現コーチのブライアン・ケリー(Brian Kelly)よりも高額と言うのです。当時のノートルダム大のADが無能だったとしか言いようがありません。


14位 ビル・キャラハン、ネブラスカ大(2004-2007)

トリプルオプションオフェンスが看板だったネブラスカ大にウエストコーストオフェンスを導入して新時代の幕開けをもくろみたビル・キャラハン。しかしその試みはもろくも崩れました。ネブラスカ大は長年元選手やアシスタントコーチなどチームにゆかりのある人物がチームを率いてきましたが、キャラハン氏はネブラスカ大とのつながりは全くなく、それが就任当時からファンにとってはどうにも受け入れられない事だったようですが、彼らの不安は見事に的中。就任一年目にいきなり5勝6敗と負け越し、40年来の失態となったのです。彼の任期4年間で2年は負け越し。だめ押しとなったのは2007年11月3日の対カンザス大戦で76対39と大敗した事。76失点はネブラスカ大史上最多失点。この2週間後キャラハン氏は解雇されました。

13位 ダン・ホーキンス、コロラド大(2006-2010)

ボイジー州立大で成功を収め、コロラド大のヘッドコーチに招聘されたダン・ホーキンス。当時問題尽くしだったコロラド大の再建を託されたのですが・・・。おそらく彼のハイライトとなったのは2007年のオフシーズンでのコメント。選手の休みが少なすぎると抗議する親たちに「ここはディビジョンワンの、Big 12のフットボールだ!そんなに休みが欲しいならインターミューラル(一般学生が参加する学内のスポーツリーグ)にでも行ったらいい!!」と凄い剣幕でまくし立てたことでしょうか。

ホーキンス氏最大の失態は2010年の対カンザス大戦で28点のリードを覆され52対48で逆転負けを喫したことでしょう。この試合のQBはホーキンス氏の息子のコディが務めていたのですが、大差で勝っていたのにもかかわらずリスクを背負いパスを投げさせ続け結果的にカンザス大の逆転劇をお膳立てした形になりました。これについては父親のホーキンスが息子コディがコロラド大のパスヤードを記録を塗り替えられるように敢えてパスプレーを続けたという疑惑すらあります。結果としてコロラド大フットボール121年の歴史史上ワーストとなるどんでん返しを演じてしまったのです。この試合の3日後にホーキンス氏は解雇されました。

12位 マイク・ロックスリー、ニューメキシコ大(2009-2011)

ロックスリー氏のニューメキシコ大での成績は2年半で2勝26敗という酷いものでしたが、それに輪をかけて状況を悪くしたのは彼のフィールド外でのいざこざでした。2009年には自身の秘書から性差別と年齢差別で訴えられたり、その4ヶ月後にはアシスタントコーチを殴って怪我をさせ訴えられたりと事件が続きました。2011年の第4戦には下部リーグ(FCS)のサム・ヒューストン州立大に敗れ開幕後4連敗となり、結果ヘッドコーチの座を解かれました。

11位 タイロン・ウィリングハム、ワシントン大(2005-2008)

スタンフォード大、ノートルダム大と渡り歩いてきたウィリングハム氏は2005年にワシントン大ヘッドコーチに就任。ノートルダム大では周囲の高い期待にこたえられませんでしたが、2004年に1勝11敗だったワシントン大の再起を託されました。が、結果はお粗末なもので2005年は2勝9敗、2006年は5勝7敗、2007年は4勝9敗、2008年は0勝12敗と散々なものでした。

就任前が1勝11敗という状況を引き継いだ故、同情の声もチラホラ聞かれましたが、それでも4年間という期間を与えれたにもかかわらず結果をだせなかった理由で解雇されました。彼の勝率、2割2分9厘という数字はワシントン大フットボー史上最低の勝率。しかも2008年に全敗となりましたが、これは119年のワシントン大フットボール史上初という汚点まで残してしまったのでした。

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