2000年代
カレッジフットボール史上最高のゲームの一つとされる、2005年度のBCSナショナルチャンピオンシップゲーム(テキサス大 vs USC)
順位 | チーム | 勝率(勝敗数) |
1 | テキサス大 | 85.2%(110勝19敗) |
2 | オクラホマ大 | 82.0%(110勝24敗) |
3 | オハオイ州立大 | 80.3% (102勝25敗) |
4 | サザンカリフォルニア大 | 79.6%(102勝26敗) |
5 | フロリダ大 | 76.9%(100勝30敗) |
6 | ルイジアナ州立大 | 76.1%(99勝31敗) |
7 | ジョージア大 | 75.9%(98勝31敗) |
8 | バージニア工科大 | 75.5%(99勝32敗) |
9 | マイアミ大 | 73.6%(92勝33敗) |
10 | テネシー大 | 65.3%(83勝44敗) |
いよいよこのランキングも2000年代に突入です。つい先ほどのような気もするこの年代ですが、よく見ればこれまでの年代のように完全なる王者がいない時代だったような気がします。それはスカラシップ(スポーツ奨学金)の上限が下げられたからなのか、もしくは年を召した往年の名監督達に限りが見えたからなのか、はたまた新しい監督選びに失敗したからなのか・・・。はっきりとした理由はありませんが、確実にこれまでのように10年間通して常に上位に君臨するチームは皆無と言っても過言ではありません。
マック・ブラウン監督のテキサス大、ボブ・ストゥープ監督のオクラホマ大、ピート・キャロル監督のサザンカリフォルニア大、アーバン・マイヤー監督のフロリダ大などは彼らが就任したことによりその輝きを取り戻すことが出来ましたが、どのチームも2000年代通して大成功を納めていた訳ではありません。
特に一世を風靡したサザンカリフォルニア大は前述のキャロル監督のもと古豪復活を果たし、最強の名を欲しいままにした印象が強いですが、キャロル監督就任1、2年目は苦戦を強いられました。何よりもこれまで10以上の年代をカバーしてきましたが、このサザンカリフォルニア大は通算3度しかこのランキングに登場していません。どのチームにしてもそうですがそれだけ同一チームが常に常勝であり続けることが容易でないかが分かると思います。
上位6チームが最低でも1度はナショナルチャンピオンシップに輝いたこの2000年代。そのどのチームも現在の勢力図と見比べても顔なじみであることは確かですが、浮き沈みが激しかったのもまた事実。そんな10年間通して確固たる圧倒的強さを誇るチームが不在だった2000年代が過ぎ去る頃、あのニック・セイバン監督がアラバマ州タスカルーサにやってくるのです。