XFLが始まるよ!

主な選手たち

さて、ここまで見ると冒頭で筆者自身が「期待していない」と言ったものの先駆者たちの失敗を犯すまいとする新XFLの試行錯誤が垣間見ることができます。

しかし所詮フットボールのクオリティーが低ければNFLを長年見続けているファンたちの肥えた目を楽しませることはできません。

NFLには当然ながらカレッジ時代からのスター選手やプロ入り後に名声を高めたスター選手らが勢揃いしています。そんな選手らの質の高いプレーにファンたちは心を踊らすわけです。

果たしてXFLにそのような選手たちがいるのか・・・結論から言うとおそらく居ないでしょう(泣)。なぜならそういった選手ならばNFLが放っておかないからです。

となればXFLに参加する選手たちはNFLに入れなかった選手、並び先に紹介したロビンソンのように才能があっても何らかの理由でカレッジに居られなかったりNFLに進めなかったりした選手らで占められることでしょう。

もちろんだからといってXFLが面白くないという風にはなりません。プロ選手であることは変わりありませんし、NFLのレベルが年々上がっていることを考えればXFLに参加する選手がしょぼい、ということにはならないでしょう。ただ華やかさにかけることは避けられないでしょうが。

以下に筆者がXFLのロースターを見渡して大学時代を覚えている選手を何人か挙げてみます。

ダラス
QB ランドリー・ジョーンズ(Randry Jones、元オクラホマ大)
RB キャメロン・アーティス・ペイン(Cameron Artis-Payne、元アーバン大)

タンパベイ
QB アーロン・マレー(Aaron Murray、元ジョージア大)
WR アントニオ・キャラウェイ(Antonio Callaway、フロリダ大)

LA
QB ジョシュ・ジョンソン(Josh Johnson、元サンディエゴ大)
WR K.D.キャノン(K.D. Cannon、元ベイラー大)

ヒューストン
QB コナー・クック(Connor Cook、元ミシガン州立大)
RB アンドレ・ウィリアムス(Andre Williams、元ボストンカレッジ)

DC
QB カーデル・ジョーンズ(Cardale Jones、元オハイオ州立大)
DC ドネル・ハンフリー(Donnel Pumphrey、元サンディエゴ州立大)

シアトル
WR キーナン・レイノルズ(Keenan Reynolds、元海軍士官学校)
DT ウィル・サットン(Will Sutton、元アリゾナ州立大)

セントルイス
RB マット・ジョーンズ(Mat Jones、フロリダ大)
WR テレンス・ウィリアムス(Terrence Williams、元ベイラー大)

NY
QB マット・マグロイン(Matt McGloin、ペンシルバニア州立大)

さて上に挙げた選手を皆さんはどれだけご存知だったでしょうか。NFLのドロップアウトばかりといえばそれまでですが、彼らは彼らでこのチャンスを活かしてもう一度NFLから声をかけてもらいたいと願っていることでしょう。

かつてCFL(カナディアンフットボールリーグ)からNFLに返り咲いたウォーレン・ムーン(Warren Moon、元ワシントン大)やダグ・フルティ(Doug Flutie、元ボストンカレッジ)が居たように、XFLからNFLに移籍してプレーする選手も現れるかもしれません。XFLが長続きずれば・・・。


プレー資格

おそらくここがカレッジフットボーラーにとっては魅力的なところとなるかもしれません。

現状ではNFLでプレーするには高校卒業時から数えて3年間はNFLドラフト入りすることができません。これはNFLが大学選手を青田買いしないようにするためのNCAAとの間で結ばれた協定です。

しかしXFLはこのような協定をNCAAとは交わしておらず、今後高校卒業から3年以内の選手がXFLでプロ選手としてプレーするようなことが起きてくるかもしれません。

特に大学時代に問題を起こして退部処分になってしまったような選手がXFLでプレーしその後NFLのドラフトにかかるというケースも起こり得るでしょう。

実際今シーズンのロースターには1人だけ大学でのプレー資格を残したままXFL入りした選手がいます。元ウエストバージニア大Sケニー・ロビンソン(Kenny Robinson)です。

ロビンソンは在学中に学業面で違反を犯して大学を退学処分になってしまいましたが、オールカンファレンス(Big 12カンファレンス)という才能の持ち主はXFLという新たなプラットフォームを使ってプロへの道を歩み始めます。そして2020年のドラフトエントリーも済ませており、XFLで活躍すればそれが最新の情報としてNFLスカウトらの判断材料に使われることでしょう。

ですからロビンソンのような境遇のカレッジ選手にとってはXFLは絶好のプレーチャンスを与えてくれるリーグなのです。


まとめ

こんな感じで新プロリーグXFLは今日開催します。果たして上手く経営が成り立つのか、ファンを獲得することができるのか、NFLと共存することはできるのか、NCAAとの関係性はどうなるのか・・・。様々な疑問点はありますが、とりあえず最初の3週間を乗り越えられるかで彼らの道標は決まってくることと思います。

せっかくやるからには長続きしてほしいものですものね。そうなればカレッジフットボーラーの新たな受け皿として機能してくれることにもなるでしょうし。

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