NIL
話題に事欠かない今年のオフシーズンですが、その中でもCFPの12チーム制の話題をある意味超えてくるニュースが飛び込んできました。それはある訴訟でNCAA(全米大学体育協会)が負けたというニュースなのですが、この結果があるいはNCAAの存在を根底から覆すポテンシャルを秘めているのです。
学生アスリートたちはアマチュア選手としてプレーすることの対価として金銭を受け取ることは長く禁止されてきました。一方でそのアマチュア選手たちを元手に一部の大人たちが学生アスリートを搾取していると批判が起きて久しいです。そんな中あの大物がこの現状に苦言を呈しました。
世界的大流行を見せるコロナウイルスの影響により今シーズンのカレッジフットボール開催に黄色信号が灯っていますが、今季開催を断念せよという声はよく聞きます。これは当然公衆衛生上の主張なのですが、アリゾナ州立大のある教授はこれとは別の理由でシーズンを中止すべきだと話しています。その主張とは?
これまでアマチュアである学生アスリートたちはお金を稼ぐことは禁止されてきました。しかし昨年カリフォルニア州が学生選手でも肖像権などを元手に報酬を得ても良いという州法が可決すると全米各地でこれに追随する州が続発。そしてついにNCAAもこの時代の流れに乗るようにこれまでの方針を180度変える動きを見せ始めています。
今週学生アスリートがお金を稼ぐことが出来る法律がカリフォルニア州で州知事によってサインされました。アマチュアリズムを謳うNCAAは真っ向からこの動きに遺憾の意を表しましたが、これが実際に施行されるようになるとカレッジスポーツ界は一体どうなってしまうのでしょうか?
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