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これまでのニュースまとめ【第3週目】

これまでのニュースまとめ【第3週目】

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ベースボール・マガジン社 (編集)

サザンカリフォルニア大のヘルトン監督が解雇


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Pac-12カンファレンスの名門・サザンカリフォルニア大(USC)は今週初めにクレイ・ヘルトン(Clay Helton)監督を解雇しました。

先週末USCはスタンフォード大と対戦しましたがこの試合で42対28と撃沈。その敗戦後まもなく大学側は2週目を終えたばかりだというのにヘルトン監督に見切りをつけたというわけです。

2015年度から指揮を執ってきたヘルトン監督は2017年にQBサム・ダーノルド(Sam Darnold、現カロライナパンサーズ)を擁してPac-12タイトルを獲得しましたが、結果的に6シーズンで46勝24敗と冴えませんでした。

ヘルトン監督不要論はここ数年毎年のように聞かれていましたが、2019年に8勝5敗という並な成績しか残せなかったのにも関わらず不可解にも当時のUSCの体育局長であるリン・スワン(Lynn Swann)氏は契約を更新しサラリーも増額。当時年収481万ドル(1ドル100円計算で約4億8000万円)という額はカンファレンスで最高額でした。このスワン氏の契約更新は近年まれに見る愚断だと言われています。

しかしUSCといえばロサンゼルスの真っ只中にある大学として知られ、監督にはより高レベルなカリスマ性が求められますが、「いいひと」なヘルトン監督は結果的にLAのファンの心を掴むことはできませんでした。当然それ以上に結果がついてこなかったのも解雇につながったわけですが。

世間では早くも誰がこの大御所チームの次期監督に就任するかに注目が集まっていますが、今のところペンシルバニア州立大ジェームス・フランクリン(James Franklin)監督、オレゴン大マリオ・クリストーバル(Mario Cristobal)監督、シンシナティ大ルーク・フィッケル(Luke Fickel)監督、アイオワ州立大マット・キャンベル(Matt Champbell)監督、さらには元オハイオ州立大監督で現ジャクソンビルジャガーズのアーバン・マイヤー(Urban Meyer)監督や元オクラホマ大監督のボブ・ストゥープス(Bob Stoops)氏らの名前が挙がっています。


オハイオ州立大のプロクターが今季絶望に


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先週オレゴン大にホームで敗れてしまったオハイオ州立大。ランキングでも3位から9位に転落してしまいましたが、彼らにはもっと悪いニュースが。というのも先発Sのジョシュ・プロクター(Josh Proctor)が足を骨折して今季残りの試合出場が絶望的になってしまったのです。

今季4人中2人が1年生という非常に若いバックフィールドにおいてリーダーの役割の担っていた4年生のプロクター。昨年終盤に頭角を現したプロクターはDB陣の精神的柱でもありました。開幕戦でのミネソタ大戦、そしてオレゴン大戦と合わせて66失点を既に犯してしまったオハイオ州立大ディフェンス陣においてプロクターの離脱は大きな痛手です。

アーカンソー大、勝利の美酒が高額に


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先週当時15位のテキサス大をホームで40対21で倒したアーカンソー大。かつてサウスウエストカンファレンスに所属していた両校はライバル関係にあり、そのテキサス大を倒したということでファンの喜びは最高潮に。その勢いのまま試合後に多数のファンがフィールドになだれ込んで勝利を選手らと共に分かち合ったのですが・・・。

アーカンソー大が所属するSEC(サウスイースタンカンファレンス)はファンがフィールドに雪崩れ込むのを禁止しており、それを許したアーカンソー大にカンファレンス側はなんと破格の10万ドル(約1000万円)の罰金を課したのです。

ただアーカンソー大の体育局長であるハンター・ユラチェック(Hunter Yurachek)氏は試合終了間際にファンが雪崩れ込むのを予期していましたがそれを黙認。一体誰がファンの高まった感情を止めることができるでしょうか?パンデミック中でマスクもせず密になる様子が異様に映ったとしても・・・。

テキサスA&M大QBキングが長期離脱へ


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テキサスA&M大の先発QBヘインズ・キング(Haynes King)は先週のコロラド大戦で足を負傷し途中退場していましたが、後日これが骨折していたことが判明。最低でも10月半ばまで復帰はない見通しとなりました。

1年生(レッドシャツ)であるキングは夏のキャンプの時点で2年生のザック・カルザダ(Zach Calzada)との先発争いに競り勝ちスターターの座を手に入れました。開幕戦となったケント州立大戦では3つのINTパスを犯すも292ヤードに2TDとして41対10の勝利に貢献。シーズンこれからというときに長期離脱を余儀なくされました。

キング退場後に交代出場したカルザダは終始リズムをつかめず苦戦。38投中一8回のパスを成功させ183ヤードに決勝点となった唯一のTDを奪いましたが、正直ぱっとしませんでした。現在テキサスA&M大は全米7位。悲願のカレッジフットボールプレーオフ(CFP)への夢が膨らみますが、一方でQB事情を考えると先行き不安と言わざるを得ません。

トゥレーン大が地元に帰還へ


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ルイジアナ州ニューオーリンズ氏にキャンパスを置くトゥレーン大は9月25日にアラバマ大バーミンガム校(UAB)を迎えますが、これは9月初頭にこの地域を襲ったハリケーン・アイダが通過してから初のホームゲームとなります。

トゥレーン大はハリケーン・アイダによる被害から逃れるために上陸予定前にニューオーリンズ市からアラバマ州バーミンガム市へ避難。以来練習もホームゲームもバーミンガム市で行ってきました。

今週彼らはミシシッピ大との対戦を控えていますが、この試合の準備もバーミンガム市でいぜんとして行われています。そしてこの試合が終わるといよいよ3週間ぶりに地元に帰還する予定となっており、そこで今季初となる地元でのホームゲームである対UAB戦に備えるというわけです。

バーミンガム市滞在中はUABの施設を借りていたこともあり、今回彼らとホームで対戦することは神様のいたずらのような気さえします。ちなみにバーミンガム市から1時間弱ほど離れたところにあるアラバマ大も屋内施設をトゥレーン大の練習用に提供していたとか。

困った時は助け合うという精神が素晴らしいですね。

「世界一巨大なドラム」が・・・


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Big Tenカンファレンス所属のパデュー大といえば、世界最大級のバスドラムで有名です。このドラムは過去約100年間パデュー大フットボールゲームになくてはならないアイテムなのですが、今回ノートルダム大と対戦するゲームにこのドラムが姿を表さないのだそうです。

というのも、この巨大なドラムがアウェーであるノートルダム大スタジアムのフィールドへ続くトンネルを通り抜けることができないかららしいのです。

「世界一巨大なドラム」というあだ名を持つこのバスドラムが最初にお披露目されたのが1921年のこと。以来このドラムがフットボールの試合に姿を表さなかったのは1979年以来なんだそうです。ですから今回ノートルダム大戦でのハーフタイムにこのバスドラムが演奏されないのは42年ぶりの事になります。

同じインディアナ州にキャンパスを構える両校は頻繁に対戦してきましたが、2017年にノートルダム大がスタジアムを改修した際にビジター用のトンネルを増設(それまではホームとビジターが同じトンネルを使っていた)したのですが、このトンネルの高さが低すぎるために巨大バスドラムをフィールドに持ち込むことができなくなってしまったのです。

ちなみに最後にこのドラムが演奏されなかったのが1979年と紹介しましたが、この時はノースウェスタン大との試合の直前にドラムが紛失。後日発見されたのですがこれは誰かが盗んだあとにこっそりと戻しに来たのではないかと言われています。

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