ここ数週間の間で起きた、当サイトで拾い損ねたニュースをざっくり紹介します。
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イリノイ大、スミス監督との契約を更新
イリノイ大のロヴィー・スミス(Lovie Smith)監督は今年で3シーズン目を終えましたが、ここまでの戦績は9勝27敗、Big Tenカンファレンス戦では2勝22敗と勝ったことがあるのはラトガース大のみという、お世辞にもチームの再建計画が軌道に乗っているとは言えません。
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そんな中イリノイ大はスミス監督を解雇すると思いきや、シーズン後に彼と2年間の契約更新を行いました。NFLのシカゴベアーズとタンパベイバッカニアーズで監督を務めたことで知られるスミス監督ですが、イリノイ大のリフォームのために白羽の矢が立ったにも関わらず浮上の兆しは相変わらず見えません。
昨年度だけで500万ドル(1ドル100円計算で5億円)をスミス監督に支払ったイリノイ大。今回の契約更新で彼らがスミス監督と心中する覚悟であることが明らかになったわけです。果たしてこの投資が実を結ぶ日が来るのでしょうか?
元クレムソン大QBブライアント、ミズーリ大へ
今シーズン途中に1年生のトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence)に先発の座を奪われ、直後に出場機会を求めて転校するために退部を決意していたケリー・ブライアント(Kelly Bryant)。これまで転校先を決めるために複数のチームを訪問していましたが、セカンドチャンスの新天地として彼が選んだのはSECのミズーリ大でした。
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先発出場記録として12勝2敗という数字を持つブライアント。ミズーリ大はNFL級のQBと言われるドリュー・ロック(Drew Lock)が今季を持って卒業することになり、彼らのニーズと即戦力として出場したいとするブライアントのニーズが折り合ったのでしょう。来季のミズーリ大に注目してみたいですね。
メリーランド大の次期監督、ブロイルズ賞を獲得
現在アラバマ大オフェンシブコーディネーターで既にメリーランド大の新監督にも就任しているマイク・ロックスリー(Mike Locksley)氏ですが、その年の最優秀アシスタントコーチに贈られるブロイルズ賞をこの度受賞しました。
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例年ランゲームで試合を組み立てるアラバマ大で今年はロックスリー氏の指揮下劇的にパスアタックが飛躍。ハイズマントロフィーファイナリスのQBトゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa)を擁して得点数(623)、トータルオフェンスヤード(6859)、オフェンシブTD数(77)、パスヤード(4231)のカテゴリーでそれぞれチーム新記録を樹立。その確かな腕前を評価されて今回のアワード受賞に至りました。
この勲章を引っさげて来年からメリーランド大を率いることになりますが、今のところアラバマ大のシーズンが終わるまでOCを兼任することになっています。
カンザス大、アーバン大OCをヘッドハント
先日元ルイジアナ州立大監督のレス・マイルズ(Les Miles)氏を新監督に起用することが決まったカンザス大ですが、彼の右腕となるオフェンシブコーディネーターにアーバン大のチップ・リンジー(Chip Lindsey)氏を引き抜くことに成功しました。
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マイルズ監督という大御所を取り込むことが出来たことだけでも大成功だと言えましたが、リンジー氏をヘッドハント出来たことからもカンザス大がフットボール部再建に本気だというところが見えてきますね。
コロラド大新監督にジョージア大DCのタッカー氏
シーズン終了直前にマイク・マッキンタイヤー(Mike MacIntyre)監督を解雇していたコロラド大。当然その後釜を探していましたが、この度ジョージア大ディフェンシブコーディネーターのメル・タッカー(Mel Tucker)氏を起用することを発表しました。
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ジョージア大で3年過ごしたタッカー氏ですが、ここ最近のジョージア大躍進の原動力でもあるリクルーティングで大いに活躍。5年契約で総額1475万ドル(約15億円)という大型契約を結んだコロラド大はリクルーティングで他のPac-12カンファレンスチームに遅れを取っていますから、タッカー氏のリクルート力には大いに期待がかかります。