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2022年度9月の通信簿

2022年度9月の通信簿

現在カレッジフットボールは10月に入りシーズンの第2コーナーを目指している感じです。マッチアップもリーグ戦が本格化し、ゆっくりとでも着実に強いチームとそうでないチームが篩にかけられていきます。

そんな中今回は開幕から最初の4週間から5週間にかけて行われた試合と各チームの戦績をもとに、筆者の独断で通信簿(A→D)を付けていきたいと思います。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

A(たいへんよくできました)

オハイオ州立大アラバマ大ジョージア大クレムソン大ミシガン大

開幕時のプレシーズンランキングで既にトップ10に入っていた上記のチームはここまで無敗を守って上位を維持。

サザンカリフォルニア大
開幕時に14位だったサザンカリフォルニア大は新監督に新QBとゼロからの再建となりましたが、下馬評通りの攻撃力でここまで無敗。ラインの若さが指摘されてきましたが、今の所勝ち続けています。

オクラホマ州立大
テキサス大やオクラホマ大に黒星がつく中でBig 12カンファレンス内で唯一のトップ10チーム。未だその真の力を試されていないような気がしますが、今の所調子は良好です。

テネシー大
2000年代前半までナショナルパワーと言われてきた古豪が復活の兆し。10月からはさらに厳しいスケジュールが待っていますが、9月の彼らの躍進はA+を上げてもいいくらいです。

ミシシッピ大
開幕時20位以下だった彼らも連勝に連勝を重ねて9位に上昇。今年はパスだけでなくランアタックも効果的。同じSEC西地区所属の憎きアラバマ大を倒せるか?

ペンシルバニア州立大
彼らもいまいちまだ真の力が試されていないような気がしますが、開幕後5連勝は一定の評価を受けるだけの価値があります。今後同じカンファレンスに所属する強豪チームと対戦する中で彼らの実力が明らかになるでしょう。

テキサスクリスチャン大
昨年21年間チームを率いたゲリー・パターソン(Gary Patterson)監督を解雇してSMU(サザンメソディスト大)からソニー・ダイクス(Sonny Dykes)監督を招聘。その1年目からいきなり開幕後5連勝中です。

UCLA
途中サウスアラバマ大に1点差で辛勝するということもありましたが、第5週目に当時15位のワシントン大を倒して現在19位。予想外の快進撃中です。

カンザス大
おそらく今シーズン現時点で一番サプライズなチームなのがこのカンザス大。最後に勝ち越したのが2008年という超弱小チームですが、今季2期目のランス・レイポールド(Lance Leipold)監督の下で大躍進中です。

シラキュース大
カレッジフットボール界の老舗の1つとも言えるシラキュース大。今季がダメなら解雇されるのではと噂されていたディノ・バーバー(Dino Babers)監督でしたが、ここにきていきなり無敗チームを送り込んできました。果たしてどこまで突っ走れるか。

コースタルカロライナ大
ここ最近「グループオブ5」勢で滅法強いコースタルカロライナ大もここまで未だ無傷の5連勝中です。

ジェームスマディソン大
今年からFBSに昇格したばかりなのに未だ負けなしのジェームスマディソン大。カンザス大と並ぶシンデレラストーリーの主役です。


B(よくできました)

ユタ大オレゴン大ケンタッキー大ノースカロライナ州立大ウェイクフォレスト大ブリガムヤング大カンザス州立大ワシントン大ミシシッピ州立大シンシナティ大ルイジアナ州立大

現在全米ランキングに顔を連ねる一敗チームの数々。一敗ならまだプレーオフ(CFP)進出の可能性も残されています。もう二度と負けることは許されませんが、現時点ではまずまずの戦績と言えるチームたちです。

フロリダ州立大
開幕戦でルイジアナ州立大を劇的な形で破り開幕後4連勝。強いフロリダ州立大がいるシーズンは面白いシーズンです。

デューク大
男子バスケ部で有名ですがフットボール部は・・・。そんなチームを今季から率いるマイク・エルコ(Mike Elko)監督ですが、彼の元でデューク大は9月の時点で3勝1敗でした。

メリーランド大
メリーランド大も9月はミシガン大に敗れた1敗のみ。しかもこの敗戦でもミシガン大を結構追い詰めました。いよいよ一皮むける時が来たのか?

イリノイ大
ここ何年もいい所がないイリノイ大ですが、9月は3勝1敗で切り抜け第5週目にはウィスコンシン大を倒す快挙。2007年にローズボウルへ出場した時以来の成功シーズンとなるか?

ミネソタ大
弱小チーム相手ばかりとはいえミネソタ大は開幕後4連勝。ウィスコンシン大やアイオワ大がつまずく中、彼らが西地区内で名を馳せることができるか?

トゥレーン大
2021年は2勝しかできなかったところ、今季は既に4勝を挙げています。特にカンザス州立大に競り勝ったのは圧巻。

セントラルフロリダ大
第2戦目にルイビル大に敗れはしましたが、相手と互角に渡り合う姿は2017年に完全無敗シーズンを送った時のチームを彷彿とさせます。AACタイトルを奪還することができるか?

空軍士官学校
未だにフレックスボーンのトリプルオプションをベースとするオフェンスを使用する空軍士官学校はワイオミング大に敗れた以外は全て勝ち星を拾っています。オプション好きな筆者としては気になるチームです。

UNLV
UNLVは過去4年間で5勝以上挙げたことがありませんが、今年はここまで既に4勝を挙げてしまっています。この後全部負けてしまったら話は別ですが、今の所これまでになく素晴らしいスタートダッシュを切っています。

アパラチアン州立大
やはりテキサスA&M大の敵地で今季最大級のアップセットを演じたこと、そしてその翌週のトロイ大戦で逆転サヨナラのヘイルマリーパスを決めて話題をかっさらったことは9月のカレッジフットボール界を振り返る上で外せない出来事です。

C(がんばりましょう)

マイアミ大
開幕前に上がっていた名門復活の期待度を考えると既に2敗してしまっているのには流石にガッカリ・・・と言わざるを得ません。

テキサス大
アラバマ大戦では素晴らしい試合を見せてくれましたが、そこに全ての精力を注いでしまったのか、それ以外では微妙な感じ。もっともスターQBクウィン・ユワーズ(Quinn Ewers)が怪我で戦線を離れているのも響いていますが。

オクラホマ大
カンザス州立大に敗れさらに5週目にはテキサスクリスチャン大に圧倒されました。今後が不安なチームの一つです。

アイオワ大
9月当初には得点力のなさが顕著に。少しずつ立て直していますが、今年のアイオワ大にはいつもの強さを感じられません。

ノートルダム大
プレシーズン時に5位でしたが開幕後2連敗を喫して全米の表舞台から消えました。今後の立て直しに期待です。

フロリダ大
開幕戦でユタ大(当時7位)を倒したことで一気に期待度が上がりましたが、ケンタッキー大に敗れ、サウスフロリダ大に苦戦し、テネシー大戦でも敗れて2敗に。まだまだ成長過程です。

アーバン大
発言力のあるブースターの存在のせいでブライアン・ハーシン(Bryan Harshin)監督は常に監督の座を心配しなければいけないのですが、今季のチーム力を見ると今シーズン生き残ることができるか心配です。

D(もっとがんばりましょう)

ウィスコンシン大
かつての強豪の面影は何処へやら。しまいにはポール・クリスト(Paul Chryst)監督が解雇に。ウィスコンシン大が監督を解雇したのは実に33年ぶりのことだそうです。それほどに現状がやばいということに。

ミシガン州立大
昨年の躍進度を考えると今年のミシガン州立大は攻守ともにボロボロ。オフにメル・タッカー(Mel Tucker)監督と巨額の契約更新を結んでしまったこともさらに印象を悪くしています。

ネブラスカ大
「ゴールデンボーイ」スコット・フロスト(Scott Frost)監督の母校再建計画も遂に実現せず3戦目終了時に解雇されてしまいました。ネブラスカ大よ、どこへ行く・・・。

コロラド大
「パワー5」勢で唯一未だ勝ち星のないチーム。カール・ドレル(Karl Dorrell)監督も解雇され、かつて上記のネブラスカ大と並び強豪校に数えられていましたが、今はその面影もなく・・・。

アリゾナ州立大
アリゾナ州立大もここまでたったの1勝でその責任を取る形でハーム・エドワーズ(Herm Edwards)監督が解雇に。

スタンフォード大
かつてPac-12カンファレンスで優勝を狙える常勝チームでしたが、ここ数年は苦戦中。いよいよデヴィッド・ショウ(David Shaw)体制も終焉が近いか・・・。

===

10月以降、調子の良いチームはそれを持続し、そしてそうでないチームにはぜひ巻き返しを誓って欲しいものですね。

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