6週目を終えて現在3勝2敗のフロリダ州立大。開幕戦のボイジー州立大戦に敗れ3戦目のバージニア大戦も落として1勝2敗スタートを切ると、今季2年目のウィリー・タガート(Willie Taggart)監督に早くもファンから進退論が湧き上がりました。
開幕から3試合の失点数は合計で99点。2戦目に白星を飾ったルイジアナ大モンロー校戦ですら44失点も犯したのです。これでは勝てる試合などあるはずがありません。
しかしその後はルイビル大とノースカロライナ州立大に連勝。失点数も2試合で37点と平均18.5点に減りました。このディフェンスの向上の裏にはおそらくタガート監督がジム・レヴィット(Jim Leavitt)氏を招聘したことが関係していると思われます。
コロラド大時代のレヴィット氏
レヴィット氏はかつて弱小サウスフロリダ大を創部から指揮し、自身のディフェンスの知識を背景に戦える集団に変えた実績を持ち、サンフランシスコ49ers、コロラド大、オレゴン大でその手腕を発揮してきました。そのレヴィット氏を9月中旬にタガート監督がディフェンスアナリストとしてチームに呼び寄せたのです。
タガート監督はフロリダ州立大に来る前に1年間だけオレゴン大で監督を努めていましたが、その時のディフェンシブコーディネーターがレヴィット氏でその縁もあり今回のフロリダ州立大陣営入りが決まったのでしょう。
オレゴン大時代のタガート監督(左)とレヴィット氏(右)
直接的にディフェンスの指揮をとるのはディフェンシブコーディネーターのハーロン・バーネット(Harlon Barnett)氏ですが、レヴィット氏の頭脳をすればひょっとしたら今週末のクレムソン大戦で何か起きるかも・・・?!