カレッジフットボールの頂点を極めるカレッジフットボールプレーオフ（CFP）。そのトーナメント戦に出場できる4チームを決めるためのランキングがその名もCFPランキングですが、現地時間12月1日火曜日夜にその第2回目のランキングがリリースされました。その顔ぶれをサクッと見ていきます。
今季第2回目のCFPランキング
上位4チーム
2位：ノートルダム大（9勝0敗）
3位：クレムソン大（8勝1敗）
4位：オハイオ州立大（4勝0敗）
トップ4チームの顔ぶれは先週と一緒の4チームになりました。アラバマ大、ノートルダム大、クレムソン大は先週末にそれぞれしっかりと白星を飾り確固たる位置を確保。一方ノートルダム大は先週チーム内でコロナ感染が発生してイリノイ大戦をキャンセル。4チーム中試合が唯一無かったチームとなりました。彼らは2週間前にインディアナ大と対戦し35失点してしまった試合が最後となっており、その印象を引きずっている感は否めません。試合数もここまでまだ4試合と少なめですがそれでも後続チームを抑えて4強入りを果たしました。
第2グループ
6位：フロリダ大（7勝1敗）
7位：シンシナティ大（8勝0敗）
先週8位のノースウエスタン大はミシガン州立大にまさかの敗戦を喫してしまい順位を落としてしまったため、現時点で上位4チームの予備軍となるのがこの3校。
この3校の中でも特に可能性が高めなのがテキサスA&M大とフロリダ大。この両校は直接対決を既に終えており勝ったテキサスA&M大が一見有利に見えますが、彼らはアラバマ大が残りの2試合を連敗しない限り西地区トップの座をアラバマ大に譲ることになり、SEC優勝決定戦に進出することが出来なくなります。
一方でフロリダ大はそのアラバマ大とは別の東地区所属であり、このまま行けば彼らが西地区王者となってSEC優勝決定戦に進むことになります。もしここでアラバマ大と対戦しフロリダ大が勝利することができれば彼らがSECチャンピオンという肩書を引っさげてCFP進出を成し遂げる可能性が出てきます。つまり順位はテキサスA&M大の方が上でもCFP出場への道はフロリダ大の方が開けているということになるのです。
シンシナティ大は未だ無敗で残すは来週のタルサ大（現在24位）との試合とAAC（アメリカンアスレティックカンファレンス）優勝決定戦のみ。当然この2試合を勝利で飾って10勝無敗となる必要がありますが、それに加えて上位6チームに立て続けに波乱が起きるような奇跡を待つ必要があります。今の所CFP出場の可能性を持つチームの中で最も遠い位置にいるチームと言わざるを得ません。
実質的にCFP進出への可能性を秘めているのはこの7チームなのではないかと考えます。ノースウエスタン大が負けたせいで今週8位に上昇したのがジョージア大ですが、彼らは既に2敗を喫してSECタイトルゲームに出場する可能性はほぼゼロに近い状態。また9位に飛び込んできたアイオワ州立大も2敗となっており、仮にこのままBig 12カンファレンスタイトルを獲得したとしても彼らよりも先にいるチームたちを飛び越えていくとは考えづらいです。マイアミ大もその下のオクラホマ大も同じ理由でCFPレースにおいて一番外周を走っている状況です。
今後のランキング発表日
第4回目：12月15日（火曜日）
第5回目：12月20日（日曜日）←CFP出場チーム決定
今後は毎週火曜日にランキングが発表され、各カンファレンスタイトルゲームが終わる12月19日の翌日正午にファイナルランキングが発表され上位4チームが晴れて全米タイトルを掛けて戦われるプレーオフに進出することになります。
