アメリカの有力紙・USAトゥデーの報道によると、2017年度のNCAA(全米大学体育協会)の歳入が史上初めて10億ドル(約1060億円)の大台に乗ったそうです。大学スポーツというアマチュア団体にここまで巨額のお金が流れているという事実は日本では考えれませんよね。
テネシー大は元フロリダ州立大QBで1999年のハイズマントロフィー受賞者であるクリス・ウィンキー(Chris Weinke)氏をRBコーチに迎えることを発表しました。 遡ること約20年前。筆者がカレッジフットボールにのめり始めた頃、フロリダ州立大とテネシー大といえば1998年度に行われた史上初のBC
2018年のドラフト会議はまだあと1ヶ月以上先ですが、この度ヒューストン大のスターDL、エド・オリヴァー(Ed Oliver)は早くも来年の早期ドラフト入り(アーリーエントリー)を宣言したそうです。 Embed from Getty Images ヒューストン大のエド・オリヴァー 来年3年生となるオ
アラバマ大のニック・セイバン(Nick Saban)監督は他のチームで解雇されたコーチを積極的に雇うことで知られています。思いつくところで言えば元サザンカリフォルニア大監督のレーン・キフィン(Lane Kiffin、現フロリダアトランティック大)氏、同じく元サザンカリフォルニア大のスティーブ・サーキ
選手が試合中に怪我をするとその選手はメディカルスタッフによって介抱され、サイドラインにある診察テーブルでアスレティックトレーナー(スポーツ医療チームの一員)やチームドクターによって怪我のチェックを受けることになります。たいていの場合この様子は多くのファンに筒抜けとなり、TV放映されていればそれこそそ
ここ2年間のペンシルバニア州立大の躍進には目を見張るものがあります。ジェームス・フランクリン(James Franklin)監督就任3年目の2016年には周囲の予想を裏切ってBig Tenカンファレンスタイトルを獲得。昨年はスターRBセイクワン・バークリー(Saquon Barkley)、QBトレー
古豪ネブラスカ大は復活を目指して彼らの申し子とも言えるスコット・フロスト(Scott Frost)氏を新監督としてキャンパスに連れ戻してくることに成功。昨年フロスト監督はセントラルフロリダ大で完全無敗のシンデレラストーリーを完結させ、その手腕をいかんなく発揮。1997年にネブラスカ大がナショナルチャ
Coaching Carousel 2017 – アリゾナ州立大の場合
これまで数々の監督交代劇をご紹介してきましたが、おそらく2017年度シーズン後のこのニュースで一番興味深かったのがアリゾナ州立大のケースと言えるでしょう。 アリゾナ州立大といえば1969年代から1970年代にタフネスで知られるフランク・クッシュ(Frank Kush)監督に率いられて多
NFLドラフトを目指す選手たちにとっての登竜門がスカウティングコンバインです。これは選手たちがプロチームのジェネラルマネージャー、コーチ、スカウトらの前で様々なテストを行って、自らの身体能力を披露する、いわばドラフト候補生の「見本市」であります。
ちょうど先週末NFLドラフトに挑む多くの選手たちが、プロチームのスカウトたちの「見本市」とも言える「スカウトコンバイン」にのぞみました。そのことに関してはまた次回触れることにして、今回は卒業を待たずしてNFLドラフト入りを宣言した選手たちを紹介したいと思います。 NFLにおいて選手を補充するための主
Coaching Carousel 2017 – アリゾナ大の場合
Pac-12カンファレンス所属のアリゾナ大は2004年から2011年までマイク・ストゥープス(Mike Stoops、元オクラホマ大監督ボブ・ストゥープス氏の弟)監督に率いられましたが、8年間の戦績は44勝53敗と振るわず、出場できたボウルゲームもたったの3つ。そして2011年度シーズンに開幕後1勝
1990年代のフロリダ州立大はちょっと前のサザンカリフォルニア大や現在のアラバマ大のような、誰も敵わないような超強豪チームでした。特に90年代後半は1999年のナショナルチャンピオンに見られるように常にトップ5に顔を連ねるほどで当時のフロリダ州立大はその栄華を満喫したのでした。 そのフロリダ州立大を
Coaching Carousel 2017 – ミシシッピ州立大の場合
ミシシッピ州立大はカレッジフットボール界でも1、2を争う強豪カンファレンスであるサウスイースタンカンファレンス(SEC)にて創設以来のメンバーですが、近代カレッジフットボールでは長く表舞台に立てなかったチームでした。 筆者がカレッジフットボールにハマりだした1998年頃、彼らはジャッキー・シェリル(
平昌冬季オリンピックで見事念願の金メダルを獲ったアメリカ代表男子カーリングチーム。カーリングというと北欧というイメージがありますし、アメリカンなスポーツという感じがありませんが、それでも史上初の偉業に本土は湧きました。 そんな折そのアメリカ代表チームに便乗したかどうかはわかりませんが、ラトガース大の
昨年度までペンシルバニア州立大で活躍し、シーズン後にNFLドラフトへアーリーエントリーを果たしたRBセイクワン・バークリー(Saquon Barkley)は今のところ今季ドラフトにおいて目玉選手の一人に数えられており、第一巡目でドラフトされるのが濃厚と見られています。 Embed from Gett
先日ミシガン大が元フロリダ大監督のジム・マクエルウェイン(Jim McElwain)監督をWRコーチに起用したことをご紹介しましたが、その3日後にチームのオフェンシブコーディネーターであるティム・ドレヴノ(Tim Drevno)氏が辞任したというニュースが飛び込んできました。 ミシガン大HCであるジ
1998年といえば筆者がカレッジフットボールに本格的にのめり込み始めた年ですが(もう20年も前か!!)、その年はテネシー大が初めて導入されたBCS(ボウルチャンピオンシップシリーズ)ナショナルタイトルゲームでフロリダ州立大を倒して全米制覇を成し遂げた年でした。この頃のテネシー大は本当に強くて、また同
現在プロバスケットボールのNBAでトップを走るチームといえばゴールデンステートウォーリアーズですが、その中核を担うのがケヴィン・デュラント(Kevin Durant)です。彼は2016年度シーズンからゴールデンステートに移籍してきましたが、ここですでにスター選手となっていたステファン・カリー(Ste