レーン・キフィン（Lane Kiffin）、スティーブ・サーキジアン（Steve Sarkisian）と立て続けにオフェンシブコーディネーターを失っていたアラバマ大でしたが、今回ようやく新しいOCを射止めたようです。
NFLニューイングランドペイトリオッツのデイボール氏を招聘
先日このサイトでもお伝えしていたように、最有力候補とされていたNFLニューイングランドペイトリオッツのTEコーチ、ブライアン・デイボール（Brian Daboll）氏が正式に新OCに任命されました。
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デイボール氏とニック・セイバン（Nick Saban）監督との繋がりは遡ること18年前、当時ミシガン州立大監督だったセイバン監督の下デイボール氏は学生コーチとしてコーチング業界に足を踏み入れた頃に始まります。
「今回このようにしてカレッジフットボール界に戻ってきてアラバマ大でセイバン監督に従事できることを光栄に思います。セイバン監督はかつて私にミシガン州立大でコーチを始めるきっかけを与えてくれた人物です。以来監督は私のコーチングキャリアにおいて重要な影響を与え続けてくれました。アラバマ大のような歴史ある強豪チームでコーチング出来ることは大変貴重な財産となるはずです。今からアラバマ大での仕事が始められることが楽しみです。」とデイボール氏はOC就任に際し語りました。
デイボール氏のカレッジフットボールでのキャリアは前述のミシガン州立大での学生コーチとしてのみで、その後17年間すべてをNFLで過ごしてきました。のべ10年間をペイトリオッツで過ごしており、その間5つのスーパーボウルタイトルをコーチングスタッフとして獲得。もちろん昨シーズンもTEコーチとしてアトランタファルコンズを倒し奇跡の逆転勝利を演出したQBトム・ブレディ（Tom Brady）らオフェンスをコーチとして支えました。
TEコーチとしてペイトリオッツに過去3年帯同していましたが、2012年にはカンザスシティチーフスのOC、2011年にはマイアミドルフィンズのOC、そして2009年と2010年にはクリーブランドブラウンズのOCとしてそれぞれのチームのオフェンスを指揮した経験があります。ただゆく先々でOCとしては長続きしませんでしたが、プロレベルでOCとしての経験があるということは強みではあります。もっともプロのシステムがカレッジで必ず通用するとは限りませんが。
因みに1月の時点ですでに共同オフェンシブコーディネーターに任命されていたマイク・ロックスリー（Mike Locksley）氏は引き続きそのタイトルを継続。今のところ明言はされていませんが、デイボール氏とロックスリー氏がOCの仕事を分け合うことになりそうです。
これで2011年以来5人目のOCとなるアラバマ大。来季はどのようなオフェンスを見せてくれるのか楽しみですね。
