皆様新年あけましておめでとうございます!
日本ではすでに2021年を迎えて丸1日近くが経とうとしていますが、筆者が住むアメリカ東海岸では現在元旦の朝を迎えております。
2020年度のカレッジフットボールは今日行われるCFP(カレッジフットボールプレーオフ)準決勝戦の2試合(ローズボウル:アラバマ大vsノートルダム大、シュガーボウル:クレムソン大vsオハイオ州立大)などの試合と明日の数試合が終わればいよいよ1月11日のCFPナショナルチャンピオンシップゲームを残すのみになりました。
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2020年を振り返れば言わずもがな「新型コロナウイルス」のパンデミックに右往左往した1年でした。
3月以来我々の生活は一変。日本での状況は活字や動画でしか知ることは出来ませんでしたが、現在住んでいるアメリカでは夏に一度落ち着いたものの予想通り秋から冬にかけて第二派が襲いかかっており、感染者数だけで見れば3月から4月の最悪だった状況を上回っています。
アメリカであんなにもバカにされてきたマスクの常備装着が普通のこととなり、子供の通う学校も良くてハイブリット、悪くてオールリモートとなり、私も他の親と同じく自宅勤務を続けながら子供の学校のオンライン授業を監視するという生活を余儀なくされました。そしてそれは今も続いています。
まだ小さい子どもたちがZoomでのオンライン授業を強いられている現状は嘆かわしいものですが、これも彼ら彼女らの健康を考えれば致し方のないこと。この体制がすぐに改善されるとは思えませんので子どもたちにとっては可愛そうな時代になりました。
また大学生たちもオンライン授業が主となっており、新しい学び方を模索する日々が続きました。そしてフットボール選手ら大学の学生アスリートたちはその様な生活をしながらシーズンを送ってきたわけです。日々のPCR検査、ソーシャルディスタンス、行動範囲の制限など様々な面で自分の時間を犠牲にしながらスポーツ活動に取り組んできたのです。
このパンデミック下でアメフトをプレーすることが本当に必要なことだったのかと聞かれれば何が正しい答えなのかは分かりません。むしろ今回のコロナ禍によってカレッジスポーツが学生アスリートを搾取しているという闇の構図すら浮き彫りにしたぐらいです。
しかし選手らにしてみればとにかく大好きなフットボールを続けたいという一心で制限された異常な日常を乗り越えてこれたはずです。そしてそんな彼らの耐え忍ぶ生活があったからこそ我々ファンは今シーズンのカレッジフットボールを観戦することが出来たということを忘れてはならないと思います。
筆者的にもこのパンデミックを通じて学んだものはたくさんありました。その中の一部でもブログを通して読者の皆様に還元できたならば本望だとここまでこのサイトを運営してきた次第です。
2020年度シーズンもあと2週間もしないうちに幕を閉じることになりますが、その先がどうなるかなんて誰にも分かりません。今は選手らの安全を祈りつつ全米王座決定戦を含む残された数試合を見守りたいと思います。
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2021年を迎えるに際して当サイトを運営する者としてはなにか新しいことをしたいという気持ちはあるものの、それが何なのかというしっかりとしたビジョンは正直まだありません。自分の生活に支障をきたすことなく、今後ともカレッジフットボールファンの方には有益な情報を、そしてこれからカレッジフットボールに興味をもちたいと思っている方にはわかりやすく、もっとこのスポーツの良さを知ってもらえるような記事を書き続けることを目指していきたいと思っています。
長年愛読していただいている読者の皆さんならば当サイトには誤字脱字がつきものであることはお気づきだと思います。また20年来のカレッジフットボールジャンキーとはいえ間違っている情報が掲載されてしまうこともあるでしょう。そんな時は遠慮なくツイッターで指摘していただけると幸いです。今後も皆様の声を聞きながらより良いカレッジフットボールサイトに育て上げるよう精進いたします。
2021年も当サイト「Any Given Saturday」をよろしくお願いいたします。そしてみなさまにとって今年が安全で平和な1年となりますよう心からお祈り申し上げます。
2021年元旦
Any Given Saturday