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2025年度第13週目の見どころ

2025年度第13週目の見どころ

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ベースボール・マガジン社 (編集)

#15 サザンカリフォルニア大 @ #7 オレゴン大

🇺🇸11月22日3:30PM ET | 🇯🇵11月23日5:30AM

現在Big Tenカンファレンスに所属しているサザンカリフォルニア大(USC)オレゴン大。しかしご存知の方も多いと思いますが、彼らは2023年までPac-12カンファレンスに所属していた間柄。そんな因縁の間柄でもあるこの一戦はCFP(カレッジフットボールプレーオフ)の行方を占う上で非常に重要な試合です。ESPNの「カレッジゲームデー」もこの試合の開催地であるオレゴン州ユージーンに乗り込むことからもこのマッチアップの注目度の高さが伺えると思います。

現在、オレゴンはCFPで7位、USCは15位につけています。オレゴン大にとって、この試合に勝てばCFPへの道筋をさらに確固たるものにできます。ただもし敗れれば、プレーオフ進出は厳しくなるとみられており、絶対に負けられない試合。 一方、USCとしては僅かながら残っているCFP出場への希望を繋ぎ止めるためにもやはり負けは許されません。何より彼らよりランクが上のオレゴン大に一泡吹かせたいと思っているに違いありません。

ただUSCはBig Tenカンファレンスに加入して以来、アウェイゲームで苦戦しており、ランカーチーム相手のロードゲームで勝利を収められるかどうかが鍵となります。

USCの強みは、QBジェイデン・マイアヴァ(Jayden Maiava)が率いるハイパワーなオフェンスです。マイアヴァはBig Tenでパスヤードのリーダーであり、WRマカイ・レモン(Makai Lemon)らと共に爆発的なプレーを生み出す能力があります。

しかし、彼らに対峙するオレゴン大のディフェンスは国内トップクラス。特にパスディフェンスにおいては、非ゲインヤードで全米1位を誇るセカンダリーを擁します。USCがオレゴン大のディフェンスをパスで打ち破れるかどうかが、大きな焦点となります。

一方、オレゴン大は強力なランオフェンスが武器。RBノア・ウィッティントン(Noah Whittington)、ジョーダン・デイヴィソン(Jordan Davison)、ディエール・ヒル(Dierre Hill))らが活躍。チーム全体で1キャリー平均7ヤードと相手ディフェンスを削り続けてきました。

対するUSCディフェンスは、昨年よりも良くはなっているものの、ランディフェンスのフィジカルさや成功率で依然として苦戦しています。オレゴン大がランを確立できれば、試合のテンポをコントロールし、USCディフェンスを徐々に疲弊させることができるかもしれません。

果たして生き残るのはどちらか・・・。その他の注目ゲーム

#16 ジョージア工科大 @ ピッツバーグ大

🇺🇸11月22日7:00PM ET | 🇯🇵11月22日9:00AM

今週末のジョージア工科大とピッツバーグ大の対戦は、単なるレギュラーシーズンのカンファレンスゲームを超え、ACCチャンピオンシップへの重大な影響があることから、事実上のACC準決勝戦と称されています。この試合でジョージア工科大が勝利すればACCタイトルゲームへの出場権を獲得しますが、ピッツバーグ大が勝利すれば、ジョージア工科大はそのレースから一歩後退し、全ての結末は来週末に持ち込まれることになります。

トータルオフェンスで全米1位のジョージア工科大の爆発的なオフェンスを牽引するのは、機動系QBのヘインズ・キング(Haynes King)です。キングはここまで2200ヤード以上のパスに14個ものランTDを獲得。まさにオフェンスを一人で背負っているかのような頼れる選手です。

対するピッツバーグ大は、1年生(トゥルーフレッシュマン)QBのメイソン・ハインシェル(Mason Heintschel)を起用。彼はスターターになって以来、概ね良好なパフォーマンスを見せていますが、最近のノートルダム戦での敗戦(37対15)では相手からのプレッシャーの中で苦戦しました。しかしそれに比べるとジョージア工科大のパスディフェンスは少々劣ることから、この試合はハインシェルにとってノートルダム大戦での鬱憤を払うことができるかもしれません。

おそらく、両チーム間の最も決定的な違いは、ターンオーバーマージンにあります。特にピッツバーグ大の守備はターンオーバーを引き出すことに優れており、今シーズンすでに17回の奪取を記録しています。これに対してジョージア工科大はわずか6回のターンオーバーしか生み出していません。ピッツバーグ大が勝利を収め、ACCタイトルの望みを繋ぐためには、ターンオーバーを生み出せるのかどうかが決定的に重要となるでしょう。

ジョージア工科大は現在ここまでホームで10連勝中という大きな勢いに乗ってこの対戦に臨みます。逆に、ピッツバーグ大は先週のノートルダムに対する厳しい敗戦から立ち直れるかが気になるところですが、ノートルダム大戦の敗戦はACCタイトル獲りにおいて無関係なため、士気は下がっていないとみます。

ちなみにもしジョージア工科大が勝つと、彼らがACCタイトルゲームに2014年以来の出場を果たすことになります。そしてそれと同時に現在カンファレンスレコードで2敗しているマイアミ大のACCタイトルゲーム出場の可能性がゼロになることを意味してます。

ACCのタイトルゲーム出場レースで重要なこのマッチアップ。今から非常に楽しみです。

日本人選手が所属するチームの試合

ハワイ大 @ UNLV
ハワイ大にK松澤寛政選手が所属。

ニューメキシコ大 @ 空軍士官学校
ニューメキシコ大にRB岩井零選手が所属。

マクニー州立大 @ ラマー大
ラマー大(NCAA1部FCS)にLB吉川大紀選手が所属。

ストーンヒル大 @ セントフランシス大
セントフランシス大(NCAA1部FCS)にはDL阿部剛希選手が所属

マーシーハースト大 @ セントラルコネチカット州立大 
セントラルコネチカット州立大(NCAA1部FCS)にDL田中慎二郎選手が所属。

サンディエゴ大 @ ステソン大
サンディエゴ大(NCAA1部FCS)にはWR高橋耀生選手が所属

*ちなみにK露峰哲太選手が所属するオレゴン州立大は今週バイウィークでお休みです。

(他にもアメリカのカレッジでプレーしている日本人選手情報があればタレコミお待ちしております!!!)

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