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2016年度カクタスボウルプレビュー

2016年度カクタスボウルプレビュー

 

開催日:12月27日
開催地:チェイスフィールド(アリゾナ州フェニックス)

ボイジー州立大ボイジー州立大 ベイラー大
10勝2敗 戦績 6勝6敗
35.5 平均得点 34.9
22.6 平均失点 30.4
297.7 平均パスYD(攻) 273.1
182.0 平均ランYD(攻) 250.3
199.5 平均パスYD(守) 223.9
179.8 平均ランYD(守) 210.5
B・ライピエン
3341YD/23TD/23INT
QB S・アレン
2126YD/20TD/13INT
J・マクニコルズ
1663YD/23TD
RB T・ウィリアムス
945YD/11TD
T・スパーベック
1193YD/9TD
WR K・キャノン
989YD/11TD
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ベースボール・マガジン社 (編集)

試合展望

今年のカクタスボウルは10勝2敗のボイジー州立大と6勝6敗のベイラー大とのマッチアップ。ここに到るまでこの2チームが辿ってきた道は全く異なるものでした。ワシントン州立大ブリガムヤング大という格上と称されるチームを倒して二桁勝利をあげたボイジー州立大に対し、6連勝の後6連敗でギリギリボウルゲーム出場資格を確保したベイラー大。

ベイラー大はこのサイトでも散々触れてきたようにアート・ブリルス(Art Briles)監督の解雇から始まり開幕前からお先真っ暗でした。そんなチームを今年限定で率いることになったのが元ウェイクフォレスト大ジム・グローブ(Jim Grobe)氏。すでに来季からは元テンプル大マット・ルール(Matt Rhule)氏がチームの舵を取ることが決まっており、グローブ監督にとってはこれがベイラー大で、そしておそらくカレッジフットボール界で最後の試合となります。

【関連記事】ベイラー大のブリルス監督が解雇

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【関連記事】ベイラー大の新監督が決定

ベイラー大QBセス・ラッセル(Seth Russell)は昨シーズン終盤に首の骨を折る重傷を負い、今季開幕から怪我なしでくるもレギュラーシーズン終盤で足首の骨を折ってしまい、これにより彼の大学キャリアは終了してしまいました。彼に代わって出場するのは1年生のザック・スミス(Zach Smith)です。彼はレギュラーシーズン最終戦のウエストバージニア大戦で2TDに2INTを含む244パスヤードというパフォーマンスを見せました。スミスのパスプレーは多くのポテンシャルを予感させてくれましたが、ボイジー州立大を倒すためにはそれ以上の武器が必要となってきます。RB K.D.キャノン(K.D. Cannon)やWRイスマイール・ザモラ(Ishmael Zamora)といった選手が活躍するようならば得点のチャンスもより多く生まれることでしょう。

ベイラー大6連敗の主な原因としてディフェンス陣の崩壊が挙げられると思います。今季ディフェンス陣は実に5試合で40点以上の失点を許しています。特にテキサスクリスチャン大戦での62失点は誰もが驚いたものです。そんな中でも唯一の光明はこれまでベイラー大は相手から19回ターンオーバーを引き出していることです。ボイジー州立大オフェンスを止められないならばせめてターンオーバーで相手の攻撃の目を摘みたいところ。

一方のボイジー州立大は今季10勝2敗と素晴らしい成績を残しました。「グループオブ5」の一員としてメジャーボウルゲーム出場のチャンスもありましたが、2敗が響きその座はウエスタンミシガン大に譲ることになるのですが。

2年生のQBブレット・ライピエン(Brett Rypien)は今季3341パスヤード、23TD、6INT、パス成功率61.8パーセントと素晴らしいシーズンを送りました。また彼のサポート役としてWRトーマス・スパーベック(Thomas Sperbeck)とセドリック・ウィルソン(Cedrick Wilson)が合計19TDを含むトータル2234レシーブヤードを稼ぐ活躍。ボイジー州立大のエアーアタックを演出してくれました。

しかし注目すべきはRBジェレミー・マクニコルズ(Jeremy McNichols)です。今季マクニコルズは23TDを含む1663ランヤードと各所で見せ場を作りました。またレシーバーとしての能力もあり450レシーブヤードに4TDも記録しています。彼がボイジー州立大の勝利への鍵を握っていると言えるかもしれません。

「グループオブ5」出身のボイジー州立大と「パワー5」出身のベイラー大という構図が出来上がったこの試合ですが、彼らのシーズンを振り返ってみればこのマッチアップがミスマッチであることは明らかです。片や10勝を挙げ波に乗るボイジー州立大と6連敗中ですでにチームは新監督に移行しつつゲームを指揮するのは別のコーチという非常に微妙な状況のベイラー大。ボイジー州立大有利と見るのが妥当ですが、もし仮にベイラー大チームが「グローブ監督の有終の美を飾ろう」と奮起するようなことがあればひょっとしたら彼らが一矢報いることができる・・・かもしれません。

AGS予想勝者

ボイジー州立大

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