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最新ランキングを分析【2021年度第7週目】

最新ランキングを分析【2021年度第7週目】

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ベースボール・マガジン社 (編集)

1位〜5位

第6週目では遂に開幕以来首位を走ってきたアラバマ大がテキサスA&M大を前に陥落。その結果今季アラバマ大以外で初のランキング1位を今週獲得したのがジョージア大。これまでアラバマ大とジョージア大の二強体制が続いてきましたが、アラバマ大が負けたことでジョージア大の圧倒的強さが際立つようになりました。

今週2位になったのはアラバマ大の敗戦を受けてランクを3位から1つ上げたアイオワ大。先週はペンシルバニア州立大との一騎討ちを制し見事6戦無敗を守りとうとう2位にまで上り詰めました。

3位に来たのがシンシナティ大。中堅カンファレンス群の総称である「グループオブ5」出身であるシンシナティ大がまだまだシーズン中盤とはいえこの位置にいることはほぼ奇跡。今後彼らが負けるような試合は見当たらないため、しばらくは彼らがこの位置からガクンと落ちることはないでしょう。

今週4位となったのは先週6位だったオクラホマ大。先週は宿敵テキサス大との決戦がありこれを勝利で収めて開幕後無傷の6連勝。この試合では先発QBスペンサー・ラトラー(Spencer Rattler)がベンチに下げられ代わりにケイレブ・ウィリアムス(Caleb Williams)が登場。彼の活躍でチームは大逆転勝利を収め、今後のラトラーの起用法に注目が集まりそうです。

そして5位は前述の通り先週まで1位ながら今季初黒星を喫したアラバマ大。1敗したのにトップ5以内に留まれたのは少々驚きましたが、最強だと思われた彼らにも穴があることが露呈。今後勝ち続ければまだまだ自力優勝の可能性は残されており、この1敗ですべてがひっくり返るということでもありませんが、無敵だと思われていたアラバマ大のまさかの敗戦には誰もが驚かされました。


6位〜10位 

今週6位は先週7位から順位を1つ上げたオハイオ州立大。先週はメリーランド大を66対17と完膚無きまでに叩き潰し戦績を5勝1敗としました。すでにオレゴン大に敗れ1敗となっていますが、現時点でのチーム力だけ見ればいつもの強いオハイオ州立大が帰ってきていることは明らかです。

7位には先週4位から3つ順位を落としたペンシルバニア州立大。前述の通りアイオワ大との直接対決に敗れてしまいましたが、最新ラキングでは10位以内を確保。

8位には先週9位のミシガン大。先週はネブラスカ大とアウェーで対決。敵地というやりづらさ、そして粘るネブラスカ大を何とか克服して貴重な白星をゲット。戦績も6勝無敗で波に乗っています。

先週8位から9位に順位を1つ落としたのはオレゴン大。先週は試合がなくお休み。

そして10位にはミシガン州立大。先週ラトガース大を31対13で下した彼らもここまで6連勝中。遂にトップ10入りを果たしました。

トップ10の顔ぶれを見ると実に10校中5校がBig Tenカンファレンス所属チーム。しかもそのうち4つが東地区チームということで今後この混戦から誰が抜け出しCFP(カレッジフットボールプレーオフ)レースで優位に立つのか見ものです。

11位〜15位

今週11位は先週圏外からランクインして16位になったばかりのケンタッキー大。フロリダ大、ルイジアナ州立大から立て続けに白星を奪って6戦無敗。今週末は全米1位のジョージア大との無敗対決が待っています。

12位は先週と同じくオクラホマ州立大。先週彼らは試合がないバイウィークでした。今週末はテキサス大との試合を控えます。

13位にはミシシッピ大。2週間前にアラバマ大に敗れるも先週はアーカンソー大との点の取り合いを52対51という僅差で制し順位を17位から4つ上げてきました。

14位はノートルダム大。先週はバージニア工科大との激戦を何とか勝ち星で切り抜け1敗を守りました。順位は先週から不動。

そして15位は先週と同じくコースタルカロライナ大。カンファレンス戦のアーカンソー州立大との試合を52対20で卒なくこなし未だ負けなしです。

16位〜20位

今週16位にはACC(アトランティックコーストカンファレンス)で唯一の無敗チームであるウェイクフォレスト大。先週はシラキュース大と対戦しオーバータイムへもつれ込む激戦。これを制したウェイクフォレスト大はこれで6連勝目。同カンファレンス内で共食いが続く中唯一無敗を守り続けます。

17位は先週13位から4つランクを下げたアーカンソー大。先週は既述の通りミシシッピ大との接戦に敗れてしまいこれで今季2敗目。しかし負けても最後まで戦い抜く姿はこれまでのアーカンソー大とはひと味もふた味も違うという事実を映し出しています。 

18位はアリゾナ州立。先週スタンフォード大と対戦した彼らはこれを28対10で下し1敗を守って順位を4つ上げてきました。。

19位には先週10位から9つも順位を落としてしまったブリガムヤング大。先週はボイジー州立大にまさかの敗戦を喫し今季初黒星。無敗だったからこそトップ10入りを果たしましたが、1敗しただけでここまで順位を下げられてしまうとはなかなか投票者の評価は厳しいです。

そして20位には先週と同じくフロリダ大。先週は同じSEC所属ながら格下のヴァンダービルト大を42対0と完封勝利。すでに2敗している彼らが目指すは宿敵ジョージア大を倒し、さらに彼らにどこかで土がつくことでSEC優勝決定戦に出場することですが、その可能性は高いとは言えません。

21位〜25位

21位は圏外からSECのテキサスA&M大がランクイン。前述の通り彼らはホームで全米1位だったアラバマ大を倒す大金星をゲットしランキングに戻ってきました。アラバマ大戦での彼らはまるで別人のようでしたが、果たして残りのシーズンもこの試合で見せたような鬼気迫る試合展開を再現することが出来るでしょうか?

22位はノースカロライナ州立大。先週はバイウィークで試合がありませんでしたが順位を1つ上げました。

23位には「グループオブ5」勢の一つであるAAC(アメリカンアスレティックカンファレンス)所属のサザンメソディスト大。先週は海軍士官学校(ネービー)と対戦しこれを31対24で退け順位を先週から1つ上げました。

24位には同じく「グループオブ5」の一員であるMWC(マウンテンウエストカンファレンス)所属のサンディエゴ州立大。先週はニューメキシコ大を31対7で倒す快勝を見せ彼らも順位を1つあげました。

そして25位にはテキサス大。オクラホマ大の大一番では前半最大で21点差をつけるも後半相手の猛追を許して逆転負けを喫してしまいました。ポテンシャルは十分。あとはリードを守ってフィニッシュできるだけのゲーム力を身に着けなければならないということでしょうか。

ランキングから転落したチーム

一方最新ランキングにおいて圏外へ脱落してしまったチーム1つあります。

先週18位のアーバン大は先週ジョージア大と対決。「深南部最古のライバリー」といわれるこの試合で平均失点数5点以下というジョージア大ディフェンスから10点を奪うことに成功はしましたが、ディフェンス陣がジョージア大のランの波状攻撃を止めることが出来ず撃沈。ランク外へ消えました。

第6週目の最大の話題はやはり王者アラバマ大の陥落。それによりトップの顔ぶれが入れ替わり、上位10位以内の顔ぶれは過去数年のものと比べるとかなり異なったものになっています。同じ連中が上位を独占していることに飽き飽きしている方々にはこの混沌とした現状はまたとない楽しみですね。

参考記事僅差のゲーム目白押し!【2021年度第6週目レビュー】

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