ワシントン大ヘッドコーチ、クリス・ピーターセン(Chris Petersen)監督が現在の契約をさらに2年延長する事に合意しました。これによりピーターセン監督は2020年までチームを任されたことになります。
2013年冬にボイジー州立大から招聘された際にピーターセン監督は5年契約を結びました。今回の契約更新により2020年まで年間400万ドル(約4億円)支払われることになります。彼のアシスタントコーチ達の契約については触れられていません。
非BCSカンファレンス(当時)チームでは強豪チームと対等に戦えるだけの力を持ったボイジー州立大を育て上げたピーターセン監督は何年もメジャーチームからヘッドハンティングの声が掛かり続けましたが、そのハートをついに射止めたのがワシントン大でした。ワシントン大では当時サザンカリフォルニア大へと去ったスティーブ・サーキジアン氏の後がまを捜していたのです。
ピーターセン監督の就任一年目となった2014年は8勝6敗でボウルゲーム出場も果たしました。ディフェンス的には力があったもののオフェンスが非力だった割には上出来だったシーズンと言えます。今年は5勝6敗と負け越し、最終戦のライバル・ワシントン州立大に勝ちようやくボウルゲーム出場資格ギリギリの5勝を上げました。それでもボウルゲーム出場の保証はまだありません。しかしながら1年生QBジェイク・ブラウニングとRBマイルズ・ガスキンという新たなスターが生まれたのは来年に向け良いニュースとなりました。
ピーターセン監督の生涯監督記録は105勝24敗でうちボイジー州立大では92勝12敗と素晴らしい戦績を築いています。またその年の最優秀コーチに送られる、ベアー・ブライアン賞も2度獲得。そんな若くて才能のあるコーチを長期にわたりワシントン大にとどめるための今回の契約更新となったのでした。