ちょうど10年前、現役バリバリだったノースウエスタン大ヘッドコーチ、ランディ・ウォーカー（Randy Walker）氏が突然この世を去ると言うニュースがカレッジフットボール界を悲しみで包みました。
在りし日のランディ・ウォーカー氏
オハイオ州のマイアミ大で9年間に渡り指揮を執り、その手腕を買われ1999年にノースウエスタン大のヘッドコーチに就任。ここでの戦績は37勝45敗と負け越してはいますが、95年と96年にBig Tenカンファレンスを2連覇するまでは約60年間そのタイトルから最も遠い場所に居たチームを引き継ぎ、2000年には8勝4敗で再びカンファレンス王者に輝く偉業を成し遂げました。
しかし2006年に心臓発作のため52歳と言う若さで他界。ノースウエスタン大コミュニティーだけでなくアメリカのカレッジフットボールファンに大変なショックを与えました。
彼の死後チームを引き継いだのは現ヘッドコーチのパット・フィッツジェラルド（Pat Fitzgerald)監督でした。ノースウエスタン大では前述の95年と96年のチームの中心人物だったフェッツジェラルド監督はウォーカー氏死去の際は同チームでラインバッカーコーチでしたが、彼に白羽の矢が経ちウォーカー氏から引き継ぎ母校の監督となったのです。ちなみに若干31歳だったフィッツジェラルド監督はその当時で最も若い監督としてチームを任されたのです。
ウォーカー氏永眠から10年という区切りの今年、ノースウエスタン大はウォーカー氏を回想するビデオを作成。これを先日公開しました。
10年経った今でもこの様なビデオが作成されるということはいかにウォーカー氏がノースウエスタン大で慕われていたかを物語っていると思います。
