アラバマ大でオフェンシブコーディネーターを務めてきたレーン・キフィン(Lane Kiffin)氏がナショナルタイトルゲームを目前にしてチームを退団したニュースを先日お届けしましたが今回はその続報です。
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正式にアラバマ大を去ることになったキフィン氏ですがその後米スポーツ専門局ESPNやその傘下にあるSECネットワークなどのメディアに早くを登場し事の経緯を話してくれました。
まず告白したのはアラバマ大OCとフロリダアトランティック大の監督の職務を掛け持ちするのは想像以上に大変であったということです。アラバマ大のようなトップチームで優勝を期待されているチームでコーチするには100パーセントの集中力が必要なわけで、キフィン氏はそれと同時にフロリダアトランティック大の仕事を兼務するのは重務であったというわけです。
集中力という面ではキフィン氏がフロリダアトランティック大の監督に就任して以来、心はすでにここにあらず、という心境であったことも認めています。
一方でキフィン氏はルールが認めるのであれば試合当日にチームに帯同してアラバマ大がクレムソン大ディフェンスを攻略する助言も惜しまないとも話しました。
ただこれはルール的に不可能だとニック・セイバン(Nick Sabany)氏はこのアイデアを一蹴しました。セイバン氏の性格を考えると出ていった奴の助けは借りない、というメッセージにも聞こえます。
何が真実なのかは我々には分かりませんが、ただ言えることはアラバマ大、そしてセイバン氏はキフィン氏と完全に袂を分けたということです。