目次
ベイラー大27、オクラホマ大14
全米8位のオクラホマ大は13位のベイラー大とアウェーで対決。Big 12カンファレンスの優勝戦線だけでなくCFP(カレッジフットボールプレーオフ)の行方を占う上でも非常に重要な試合でしたが、これを制したのはホームのベイラー大でした。
前半はどちらもディフェンスが相手オフェンスを圧倒する展開でなかなか試合は動かず、前半を終えて7対7の同点で後半へ突入。後半に入るとライン・オブ・スクリメージでのバトルにおいて徐々に主導権を握り出したベイラー大がじわじわとオクラホマ大を攻め、QBゲリー・ボハノン(Gerry Bohanon)とRBエイブラム・スミス(Abram Smith)のランがオクラホマ大ディフェンスに効き出してリードを広げます。
オクラホマ大はQBケイレブ・ウィリアムス(Caleb Williams)がピリッとせず146ヤードのパスにTDはゼロ。おまけに2つのパスINTを犯してしまい後半は完全にベイラー大に飲まれてしまいました。結局試合はオクラホマ大が1度もリードを奪うことなくベイラー大の勝利で終わり、試合終了と同時にファンがフィールドに雪崩こみ全米8位で無敗だったオクラホマ大戦勝利を皆で祝ったのでした。
オクラホマ大にとってこの1敗はカンファレンス優勝レースにおいてはそこまで痛くはありませんが、プレーオフ進出に関しては大打撃。特に無敗だったのに8位に留まっていたため、ここからランクを落とすとなると再び上位4位を目指すのは至難の技。2年ぶりのCFP出場に黄色信号がともりました。
またベイラー大は全体的に見てとにかく安心して見ていられるチーム。それは彼らに確固たるランゲームがあるためであり、またオクラホマ第オフェンスをトータルで260ヤードに押さえ込んだディフェンス力も見逃せません。すでに2敗しているとはいえ、少なくともBig 12カンファレンスタイトルレースにおいてはまだまだ存在感を出して行けそうです。
ジョージア大41、テネシー大17
全米1位のジョージア大はテネシー大に乗り込みこれを撃破。早々に10勝目を挙げて無敗を守り格の違いを見せつけました。
今季ここまで13点以上を相手に許してこなかったジョージア大ディフェンスにとってこの試合での17失点は今季最多ということになりますが、相手にランで55ヤードしか与えなかったのはさすが。テネシー大QBヘンドン・フッカー(Hendon Hooker)、並びにバックアップのジョー・ミルトン(Joe Milton)合わせて332ヤードをパスで稼がれましたが、その多くはすでに試合の結果が見えていたガベージタイムに稼がれたものであり、全体的にいえばテネシー大はほぼ仕事をさせてもらえませんでした。
ジョージア大はすでにSEC東地区優勝を決めており今後何が起きてもSEC優勝決定戦出場は当確済みですが、優れたQBならば(つまりアラバマ大のブライス・ヤング)多少彼らのディフェンスを崩すことは可能なのかなという印象を多少受けました。にしても彼らの強さが規格外であることは変わりありませんが。
オハイオ州立大59、パデュー大31
全米4位のオハイオ州立大は同19位のパデュー大と対決。パデュー大はここまで2つのトップ5チーム(アイオワ大とミシガン州立大)を倒してきており、三度トップ5チームを倒す偉業を成し遂げるのではないかというほのかな期待を抱かせましたが、逆にそれがオハイオ州立大に火をつけたのか前半終了時ですでに45対17と圧倒。終わってみれば59対31で虎の子の1敗を守りました。
ただオハイオ州立大はパデュー大QBエイデン・オコネル(Aiden O’Connell)に390ヤードのパスに4TDを許し、パスディフェンスに一抹の不安が。とはいえここまでパスで押してくる相手は今後見当たらなそうなのでどこまでこれが不安材料となるのかは定かではありません。
シンシナティ大45、サウスフロリダ大28
未だ無敗で全米5位のシンシナティ大はサウスフロリダ大と対戦。シンシナティ大は先制を許すもそこから31点連続得点で一気にサウスフロリダ大を突き放し格の違いを見せつけて快勝。遂にレコードを10勝0敗として二桁勝利を達成。
シンシナティ大の残りのスケジュールはサザンメソディスト大とイーストカロライナ大。さらにはAAC(アメリカンアスレティックカンファレンス)優勝決定戦が控えており、これらをすべて勝ち抜いたとして果たして彼らがCFPランキングでどの位置にランクされるのかに最大の注目が集まりそうです。
ミシガン大21、ペンシルバニア州立大17
全米6位のミシガン大は敵チームとしては非常にやりづらいビーバースタジアムを本拠地に持つペンシルバニア州立大と対戦。どちらも優秀なディフェンスを保持するチームだけあって試合はロースコアゲームに。しかし差がついたのはミシガン大の効果的なランゲームとペンステートQBショーン・クリフォード(Sean Clifford)の「限界」でした。
ミシガン大はRBハッサン・ハスキンズ(Hassan Haskins)が155ヤードのランを獲得。TDこそ無かったもののミシガン大の大事なドライブを繋いで流れを手元に手繰り寄せるとQBケイド・マクナマラ(Cade McNamara)が3つのTDを記録。特に試合終了残り3分半で17対14と追うミシガン大はマクナマラからTEエリック・オール(Erick All)への47ヤードのTDが決まって僅差の試合をものにしました。
ミシガン大はここ最近では一番チームとしてまとまっている感があり、レコードも9勝1敗としていよいよライバル・オハイオ州立大を倒すことが出来るくらいの力がついてきているような気がします。とくに今回の試合のようにアウェーでリードされた状態から逆転勝ちしたという事実がそれを物語っています。これまでのミシガン大ならこの状況から勝ちを拾うことはなかったからです。そのライバル対決まであと2週間。楽しみで仕方ありません。
一方ペンシルバニア州立大は頼みの綱のクリフォードのパスが中々繋がらず、1つのTDを奪ったものの肝心なプレーメーキングの面でドライブを継続できず、長い間ペンステートを背負ってきたもののこれが彼の限界なのかと思ってしまいました。もっとも4年間でOCが3人も代わってしまったことには同情しますが。
ノートルダム大28、バージニア大3
ここまで8勝1敗で全米9位につけているノートルダム大はバージニア大と一戦を交えこれを一蹴。相変わらず派手さはありませんが堅実な攻めと守りでバージニア大に付け入る隙きを与えず快勝。
ノートルダム大は残りジョージア工科大とスタンフォード大(共に3勝7敗)との対戦を残しており、これらに勝って11勝1敗となってもCFP選考委員会を唸らせるようなアピールをすることが出来るとは思えません。現在の9位という位置から上位4校入りをはたすことは果たして出来るでしょうか?
オクラホマ州立大63、テキサスクリスチャン大17
現在Big 12カンファレンス内において1敗でオクラホマ大を追うオクラホマ州立大ですが、先週はテキサスクリスチャン大と対戦。スコアをご覧いただければ分かる通りカンファレンス戦とは思えない一方的な展開で相手を粉砕。この日はRBドミニク・リチャードソン(Dominic Richardson)とジェイレン・ワレン(Jaylen Warren)が二人で合わせて5TDを含む247ヤードを足だけで獲得。QBスペンサー・サンダース(Spencer Sanders)もこの日は珍しく(笑)ミスのないプレーでチームの勝利に貢献。特に1投平均9.4ヤードは圧巻でした。
前記の通りオクラホマ大がベイラー大に敗れて土がついたため、彼らと直接対決を残すオクラホマ州立大としてはまさに願ったり叶ったりの状況。現時点では彼らがBig 12カンファレンスで最もCFP出場に近いチームとなりそうです。
ミシシッピ大29、テキサスA&M大19
SEC西地区所属チーム同士の対決。全米を代表するディフェンスを擁するテキサスA&M大にオフェンスの鬼才レーン・キフィン(Lane Kiffin)監督率いるミシシッピ大が挑みました。
ミシシッピ大はハイズマントロフィー候補ともいわれるQBマット・コラル(Matt Corral)が卒ないプレーでチームを牽引。しかしこの日はRBジェリオン・イーリー(Jerrion Ealy)が脚で152ヤードを稼ぐ活躍を見せてオフェンスにリズムを呼び込みました。またミシシッピ大ディフェンスは相手QBザック・カルザダ(Zach Calzada)から2つのパスINTを引き出したり、相手からセーフティーを奪うなど威力を発揮。キフィン監督指揮下のチームとしてはこれまでで最大級の勝利試合となったのです。
ミシシッピ大がテキサスA&M大から白星を奪うのは実に2015年以来。これで西地区では単独2位。1位のアラバマ大には直接対決で敗れ2ゲーム差をつけられているのでここからの逆転は厳しいですが、このまま行けば10勝2敗のミシシッピ大が「ニューイヤーズ6」ボウルのいずれかに選ばれる可能性は高くなり、それだけでも今季のミシシッピ大は大成功と言えるでしょう。もちろんまだわかりませんが。
ウェイクフォレスト大45、ノースカロライナ州立大42
全米12位のウェイクフォレスト大は先々週ノースカロライナ大に敗れて遂に初黒星を喫してしまいましたが、その次戦であるこのノースカロライナ州立大戦も僅差に持ち込まれ激戦となりました。この日はQBサム・ハートマン(Sam Hartman)のパスの精度が定まらず47投中成功させたのは半分以下の20投のみ。しかもINTパスも3つも放ってしまい自滅寸前まで陥りましたが、後半に2つのTDパスを決めて逆転に成功。そのまま追いすがるノースカロライナ州立大を振り切って何とか1敗を守りました。
ウェイクフォレスト大はこれでACC(アトランティックコーストカンファレンス)大西洋地区において6勝0敗で首位。来週は地区で2位のクレムソン大と対戦。しかしクレムソン大はすでに2敗しており、ウェイクフォレスト大とすれば勝てば地区優勝、負けてもその次のボストンカレッジ戦に勝てば地区優勝を果たして悲願のACCタイトルゲームに進出することになります。
ミシシッピ州立大43、アーバン大34
アーバン大のホームで行われたこの試合、ミシシッピ州立大は一時28対3と大量点差をつけられますが、ここから奇跡的な逆転劇を演じ17位のアーバン大を敵地で倒す大金星。これで彼らは6勝目を挙げて見事ボウルゲーム出場権を獲得しました。
ミシシッピ州立大QBウィル・ロジャース(Will Rogers)はこの日415ヤードに6TDとマイク・リーチ(Mike Leach)監督操る「エアーレイド」オフェンスの申し子とばかりに大活躍。ミシシッピ州立大にやってきて今年で2年目のリーチ監督ですが、駒さえ揃えばSECでは珍しいこの超パス重視オフェンスも機能することを証明し始めています。
ちなみにこの試合でアーバン大QBのボ・ニックス(Bo Nix)が足を骨折。手術が必要となりレギュラーシーズン残りの2試合出場が絶望的に。時間的に見てチームがボウルゲームに出場したとしても彼が出場できる可能性は低く、4年間チームを背負ってきたリーダーとしては非常に残念なカレッジキャリアの幕切れとなってしまいました。
Elsewhere…
カンザス大57、テキサス大56
今季ここまで4勝しか挙げられていない名門テキサス大がホームに1勝8敗のカンザス大を迎えて行われたこの試合。テキサス大はここまで3連敗中でしたが、いくらなんでもカンザス大に負けるなんてどこの誰が想像したでしょうか?
試合の方はアウェーのカンザス大が常にテキサス大をリードするというとんでもない展開。前半を終えた時点で35対14でカンザスリードという目を疑うスコア。しかし後半に入ると徐々にテキサス大も点を取り始め、第4Q開始時には42対35と1スコア差まで追いついてきました。
が、ここで怯まなかったのがカンザス大。テキサス大の流れとなりかけていたところTDを追加して49対35と再び点差を広げます。そしてここから何とも首をひねりたくなるようなシークエンスが。
テキサス大にTDを奪われて49対42となるも残り時間5分を切ったところでカンザス大は攻撃権を得ます。何とか少しでも時間を稼いでテキサス大に攻撃のチャンスを与えたくなかった彼らですが、ほぼ何も出来ずに自陣34ヤード地点で4thダウンを迎えます。ここでなんと彼らは何を思ったのか4thダウントライ。そしてこのトライが見事に失敗してこの土壇場でテキサス大に同点のチャンスを与えてしまったのです。
試合残り時間2分半でまたとない逆転のチャンスを手に入れたテキサス大。すでにカンザス大陣内34ヤードからの攻撃ということです味アムのボルテージは最高潮に達します。しかしQBケーシー・トンプソン(Casey Thompson)がエンドゾーンへ向けて放ったパスはカンザス大にインターセプトされてしまいます。この時点で試合残り時間1分10秒。カンザス大はこのまま何とか試合終了を迎えたかったところですが、ファーストダウンを奪うことに失敗。流石に今回は4thダウンでパントを選択しますが、スペシャルチームはテキサス大に25ヤードものリターンを許し再びピンチに。
そしてテキサス大はトンプソンからケイド・ブリューワー(Cade Brewer)への25ヤードパスを決めて遂に同点。試合はオーバータイムへもつれ込みます。
先攻のテキサス大は速攻でTDを奪い先手を取りますが、カンザス大も負けじとTD。しかしここでランス・レイポルド(Lance Leipold)監督はPAT FGではなく2ポイントコンバージョンに打って出るギャンブルを敢行。そしてQBジェイロン・ダニエルズ(Jaylon Daniels)がロールアウトして放たれたパスはチームメイトのジャレッド・ケーシー(Jared Casey)の手の中に収まって2ポイントコンバージョンが成功。なんとカンザス大がアウェーでテキサス大を破ったのです。
KANSAS WENT FOR TWO AND GOT IT.
— SportsCenter (@SportsCenter) November 14, 2021
THE JAYHAWKS STUN TEXAS. pic.twitter.com/h6VlqqWiQA
ちなみにこのTDパスをキャッチしたケーシーは元々ウォークオン(スカラシップ/奨学金をもらっていない選手)であり、普段はスペシャルチーム要員なのですが、怪我人が続出したせいで窮境投入されました。オフェンシブプレーヤーとしてはこれが初めてのプレーだったのですがそのシーンで一攫千金のパスキャッチをやってのけたのです。これぞカレッジフットボールの醍醐味というやつです。下のツイートは彼の両親がたまたま録画していたビデオ。まさかの状況だったことがこの動画からもわかります。
Raw video from my parents reaction on their son’s catch @JaredCasey7 @JayhawkSlant @mctait @jessenewell @KU_Football pic.twitter.com/58mxu1UtnD
— Justin Casey (@jlcasey10) November 14, 2021
そして負けたテキサス大ですがこれで4連敗となってしまいました。彼らが最後に連敗したのは1956年のこと。スティーヴ・サーキジアン(Steve Sarkisian)体制となってまだ今年で1年目ではありますが、この歴史的な連敗記録を前にしてテキサス大ファンの間では早くもサーキジアン体制を見限る声も上がっています。
ルイビル大41、シラキュース大3
ACCのルイビル大はシラキュース大を41対3で下して勝率を5割に戻しました。この日はルイビル大の卒業生で現ボルティモアレイヴンズのQBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)が大学時代身につけていた背番号「8」が永久欠番となるセレモニーが行われジャクソン本人が登場。2016年のハイズマントロフィー受賞者でもある彼は凱旋した母校で大歓迎で迎えられていました。チームも大勝し、彼らのヒーローでもあるジャクソンに最高のプレゼントを送ることが出来たのでした。
ルイビル大卒業生で現ボルティモアレイヴンズQBのラマー・ジャクソンがこの日母校に凱旋。というのも大学時代の活躍と地域貢献を称えチームは彼が纏っていた背番号「8」がこの日欠番となったため。
— Any Given Saturday (@ags_football1) November 13, 2021
ジャクソンは2016年度のハイズマントロフィー受賞者。プロでの活躍は敢えて語る必要もないでしょう。 https://t.co/YTJd0fjWEo
フロリダ州立大31、マイアミ大28
フロリダ州内でも最も激しくいがみ合うライバル関係にあると言われるのがこの2校。どちらのチームも決して満足行くシーズンを送っているとは言えませんが、それでもライバリーゲームは盛り上がるもの。
この日は前半17対0とロケットスタートを果たしたフロリダ州立大が主導権を握ったかに見えましたが、後半に入ってマイアミ大QBタイラー・ヴァン・ダイク(Tyler Van Dyke)が立て続けに3TDを奪って逆転。モメンタム(勢い)は完全に彼らに流れていったかと思われましたが・・・。
試合終了5分を切ったところでFGを決めてフロリダ州立大が点差を5点に縮めると、マイアミ大の攻撃を食い止めて残り2分で再び攻撃権を手に入れたフロリダ州立大が相手陣内へ急襲。そして残り26秒というところでQBジョーダン・トラヴィス(Jordan Travis)のランTDが決まって土壇場で逆転!
マイアミ大は残り20秒で最後のチャンスを得ますが、残り2秒でヴァン・ダイクがボールをスパイクして時間を止めようとします。しかしルール上これをするには最低でも3秒残っていなければならないため、このスパイクによってマイアミ大最後の攻撃のチャンスがおじゃんとなりなんともあっけない幕切れ。
Miami spikes the ball with 0:02 left on the clock but by rule there has to be 0:03 to spike…
Game. Over. FSU (+110 ML) ✅pic.twitter.com/HjQVSNOXFO— The Action Network (@ActionNetworkHQ) November 14, 2021
どちらにしてもフロリダ州立大が貴重な白星を手に入れて今季4勝目とし、ボウルゲーム出場権の最低条件となる6勝獲得という目標を何とか繋ぎました。
テキサス工科大41、アイオワ州立大38
点の取り合いとなったこの試合、38対35のテキサス工科大リード出迎えた終盤、試合終了まで残り5分を切ったところでアイオワ州立大が最後のチャンスとばかりにテキサス工科大陣内へ急襲。そして15プレーの後に残り1分というところで同点となるFGを決めて試合はこのままOTへ突入かと思われました。
しかしこの短時間でテキサス工科大は相手陣内44ヤードラインまで進撃。残り時間はあと3秒、ここでテキサス工科大は62ヤードの超ロングFGに賭けます。そしてキッカーのジョナサン・ガリベイ(Jonathan Garibay)のキックが見事に決まって試合終了と同時にテキサス工科大が決勝点を挙げて見事に勝利。ガリベイは一夜にしてヒーローとなったのです。
WALK-OFF WINNER!!!!@jon_garibay9 CALLED GAME WITH THIS 💣 pic.twitter.com/vSwacacUFk
— Texas Tech Football (@TexasTechFB) November 14, 2021
フロリダ大70、サムフォード大52
ここまですでに5敗を喫し、期待されたシーズンから遠く離れたところまで落ちてしまったフロリダ大。先週はその起爆剤としてディフェンシブコーディネーターならびにOLコーチを解雇したダン・マレン(Dan Mullen)監督率いるチームはFCSの格下サンフォード大と対戦。士気の下がったチームにしてみれば良いリハビリになるかと思われましたが・・・。
蓋を開けてみれば前半からこのサンフォード大にリードを奪われる展開。ハーフタイム時には42対35というスコアになり、点差は7点ですが、格下チームに42失点してしまったことがかなりのショック。ちなみに前半だけで42失点というのはフロリダ大フットボール部史上最多失点数。それをFCSチームに許してしまったのです・・・。
ただ後半何とかオフェンスが得点を重ねて逆転。終わってみれば70点という大量得点で勝利しましたが、一方で52失点も犯しており、フロリダ大ディフェンスが非常事態であることは明らか。マレン監督は「勝ったのだから問題はない」的な発言をしていますが、どう見ても問題ありありです。
第11週目も魅力的なマッチアップが盛りだくさんでしたが、その中でも8位で無敗だったオクラホマ大に土がついたり、SEC西地区内で熾烈なバトルが繰り広げられたり、またテキサス大がカンザス大に敗れるなどドラマが満載。そんな週末を振り返ります。
— Any Given Saturday (@ags_football1) November 15, 2021
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