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勝ち続けるのは難しい・・・【2021年度第10週目レビュー】

勝ち続けるのは難しい・・・【2021年度第10週目レビュー】

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ベースボール・マガジン社 (編集)

ミシガン州立大、トップ5キラーに敗れる

パデュー大40、ミシガン州立大29

先週発表された今季初回のCFP(カレッジフットボールプレーオフ)ランキングで3位にランクされたミシガン州立大。ここまで8勝無敗で快進撃を続けてきた彼らですが、まさかこんなところに落とし穴が落ちているとは・・・。

というのも彼らはここまで5勝3敗だったパデュー大にアウェーではあったにせよまさかの敗戦を喫してしまったのです。

パデュー大はミシガン州立大のディフェンシブバックフィールドを完全攻略。QBエイダン・オコネル(Aidan O’Connell)はこの日536ヤードのパスに3TDを記録して常にリードを奪う展開をサポート。驚きなのはオコネルは実に54回もパスを投げたということですが、これはジェフ・ブローム(Jeff Brohm)監督の戦略もありながらもともとパデュー大のランゲームがザルであったことから敢えてバランスを無視して徹底的にパスで攻めていったからです

ミシガン州立大は頼みの綱であるRBケネス・ウォーカー・III(Kenneth Walker III)が146ヤードに1TDとこの日も3桁のランヤードを稼ぎはしましたが、最大13点差ついた点差をひっくり返すには至らず遂に今季初黒星。せっかくCFP3位に躍り出たのに上位4位以内を1週間もキープ出来ず。勝ち続けるのは本当に難しいことを教えてくれました。

パデュー大は今季すでに当時2位だったアイオワ大を下しており、これで今季2度目のトップ3チームからの黒星。実は彼らは過去にも多くのトップ5チームたちをランク外チームとして倒してきており、なんとその数は17勝(このミシガン州立大も含め)。来週はオハイオ州立大と対戦しますが、ひょっとしたらオハイオ州立大は火曜日に発表される第2回のCFPランキングで5位以内に入らないほうがいいかも?!


唯一負ける気がしないチーム

ジョージア43、ミズーリ大6

先週は多くのチームが苦戦したり番狂わせを起こされたりしましたが、その中でも唯一そんな話とは無縁なチームがあります。それが全米1位のジョージア大です。

ミズーリ大と対戦したジョージア大は先制されこそすれ、その後は43連続得点を記録して相手を一蹴。攻守ともに全く隙きがなく現在のところ唯一と言っていいほど負ける気がしないチームです。

彼らの屋台骨となるディフェンス陣はこの日も健在。ミズーリ大オフェンスをトータルで300ヤード以下に抑え全く仕事をさせませんでした。オフェンスではパスで337ヤード、ランで168ヤードと非常にバランスの良いスタイルで安定した攻撃力を披露。

ジョージア大は元々ヘビーランのオフェンスに強力なディフェンス陣でチームを作り上げていくことで知られています。彼らに唯一何か足りなかったものといえばエリートQB。現在先発を任されているのは元々バックアップだったステソン・ベネット(Stetson Bennett)ですが、決してかれはエリートQBというわけではありませんが、ミスの少ない司令塔的なQB。そしてそのバックアップに控えるのが元5つ星リクルートでサザンカリフォルニア大からの転校生であるJ.T.ダニエルズ(J.T. Daniels)。この日は後半登場して1つのTDを奪いましたが、ベネットそしてダニエルズという2人の有能QBを有したジョージア大はいよいよすべての駒を揃えた感があり、優勝候補筆頭として全米の他チームを大きく引き離しています。

現在のところ彼らを倒せるチームを想像すらできません。

ここ最近で最悪?

アラバマ大20、ルイジアナ州立大14

CFP2位のアラバマ大はホームにライバル・ルイジアナ州立大を迎えました。ルイジアナ州立大はここまで4勝4敗で監督であるエド・オルジェロン(Ed Orgeron)監督はすでにシーズン後に解雇されることが決まっており、アラバマ大が無難にこの試合を手中に収めると思われましたが・・・。

結果から言うとアラバマ大は何とか勝ったものの内容的にはルイジアナ州立大に押されっぱなしだったという印象が強いです。特にラインプレーではポイント・オブ・アタックで常に劣勢に立たされ、オフェンシブラインはルイジアナ州立大フロントセブンに押し込まれ、ディフェンシブラインはなかなか相手オフェンシブラインをやり過ごすことが出来ずにいました。

ハイズマントロフィー候補QBブライス・ヤング(Bryce Young)は相変わらず機敏な判断と球離れの良さで302ヤードに2TDを記録はしましたが、一方でQBサックも4つ食らうなどいつもよりもポケット内に入れる時間が少なかったような気がします。それよりもこの日はランオフェンスが機能停止。RBブライアン・ロビンソン(Brian Robinson Jr)は13キャリーでたったの18ヤードと数字を残せず、チーム全体で言うとヤングがサックされたのを含めてトータルのランヤードが6ヤードぽっきりと沈黙。

これはルイジアナ州立大ディフェンスが今季ベストと言ってもいいくらいの布陣で臨んてきた事が理由として挙げられ、オルジェロン監督のために全米2位でライバルのアラバマ大に一泡吹かせてやろうという彼らの気迫が感じられた試合内容でした。

アラバマ大が勝てた要因はおそらくLBウィル・アンダーソン(Will Anderson Jr.)の鬼神の如き活躍があったからこそ。アンダーソンはこの日12個のタックル、1.5個のQBサック、4つのTFL(タックル・フォー・ロス、ヤードを減退させたタックルの数)、パスブロック1つと要所でルイジアナ州立大の攻撃のチャンスを潰しました。彼がいなければアラバマ大は2敗目を食らってCFPレースから脱落していたかも知れません。

アラバマ大としては今後アーバン大、そしてそれに勝てばSEC優勝決定戦でジョージア大と対戦することになりますが、このままだとジョージア大のディフェンスを攻略出来るイメージが湧きません。果たして残り少ない時間でこれが何とか出来る課題なのか・・・。

嵐の中の最悪な決断・・・

オレゴン大26、ワシントン大16

全米4位のオレゴン大ワシントン大と対決。雨が降り続く中行われたこの試合は予想通りオレゴン大が勝利したわけですが、トータルオフェンスヤードがたったの166ヤードだったワシントン大に対してオレゴン大は427ヤードを奪いながらも大差をつけられませんでした。試合内容も雨天のせいもあってランで押していったオレゴン大の戦略もわかりますが(キャリー数は56回)、正直全米4位の強さというものは感じられませんでした。

それよりもこの試合で気になったのはワシントン大のジミー・レイク(Jimmy Lake)監督の不可解な決断でした。

24対16とリードされて迎えた試合終盤残り時間2分。ワシントン大はTDに2ポイントコンバージョンで同点に追いつけるチャンスでしたが、自陣10ヤードラインから攻撃開始するも全くボールを動かせず迎えた4thダウン、残り時間は1分57秒。オレゴン大相手に残り2分弱でもう一度攻撃権を奪い返すのは至難の業。というところでここは一か八か4thダウントライに行くべきかと思われましたが、レイク監督はパントチームをフィールドに送り出します。

そして雨降り仕切る中スナップされたボールはパンターを大きく外してエンドゾーンの外へ。これでセーフティとなって2点がオレゴン大に入り10点差となってジエンド。どうせチャンスが無いのならば4thダウントライに賭けても良かったのでは無いかと素人ながらに思ってしまいました。

このプレーの後雨の中応援に駆けつけていた大勢のファンがまだ試合が終了していないのにもかかわらず愛想を尽かしたように一斉に立ち上がって出口へ消えていったのが印象的でした。

またレイク監督はこの試合中に一選手のフェイスマスクをこずいて吹き飛ばすようなシーンが見られました。これはこの選手がオレゴン大選手に不必要に威嚇したことに対しての制止行動のようにも見えますが、試合後に大学側はこの件に関して調査を始めるといっています。

ただでさえ現在4勝5敗で負けが先行し自身トータルでも2年目で7勝6敗と結果が出ない中、レイク監督のこのオレゴン大での指揮官ぶりは今後大きく盛り返さない限り彼の監督の椅子は来季用意されていないかもしれません。

ネブラスカ大の善戦も虚しく・・・

オハイオ州立大26、ネブラスカ大17

全米5位のオハイオ州立大ネブラスカ大と対決。この試合ではオハイオ州立大QB C.J.ストラウド(C.J. Stroud)が405ヤードに2TDをパスで稼ぎ出し、大学新記録となる15回の捕球を記録したWRジャクソン・スミス・インジグバ(Jaxon Smith-Njigba)が240ヤードを記録するなどスタッツ的には爆発した面もありましたが、一方でネブラスカ大のディフェンス陣が予想を遥かに上回って善戦。特に相手のランアタックを90ヤードに抑えたのは圧巻でした。

それだけにこの僅差で敗れてしまったネブラスカ大には同情してしまいます。今季ここまで3勝7敗ですがその7敗全てにおいて点差が10点差以内ということで、後もう一押しあれば全く違ったシーズンになっていたに違いありません。

オハイオ州立大戦でもチャンスはあったのです。しかし強引にでもいくべきところでパントしたり、成功率が6割程度のキッカーを送り出してFGをミスしたり、スコット・フロスト(Scott Frost)監督の采配に不可解なところがあったのも事実。

母校の英雄としてやってきたフロスト監督も今季で4シーズン目。ここまでの総合戦績は15勝27敗と期待を大きく裏切る数字となっており、彼に残されたチャンスはそう多くはないかもしれません。

Close Call

シンシナティ大28、タルサ大20

全米6位のシンシナティ大タルサ大と対戦。「グループオブ5」出身チームとして初のCFP進出を果たすには無敗を守るだけでなく残された試合で相手を圧倒するような試合内容を世間に示さなければなりませんでしたが・・・。

試合は第1Qにシンシナティ大が2つのTDを奪って14対0とリードするも第2Qにタルサ大が12点を叩き出して14対12で前半を折り返し、第3Qに再びシンシナティ大が14点を獲得して突き放しにかかるかと思いきやタルサ大が第4Qに1つのTDに2ポイントコンバージョンを成功させて28-20と思いのほか僅差の試合になります。

そして迎えた試合終盤、追うタルサ大は敵陣6ヤードまで進撃するも4thダウントライが失敗してあとエンドゾーンまで2ヤードというところで攻撃権を失ってしまいます。この時点で残り時間は1分5秒。シンシナティ大は自陣2ヤードラインでの攻撃ということでQBスニークで少しでも前進して時間を稼ぎたいところでしたが・・・

なんとこの場面でQBデスモンド・リダー(Desmond Ridder)が痛恨のファンブル。これをタルサ大がリカバーしてシンシナティ大陣内3ヤード地点でタルサ大が絶好のチャンス。TDを奪って2ポイントトライを成功させれば28対28と同点に持ち込めるかも知れないというこれ以上ない機会をエたのです。

しかしここでシンシナティ大が決死のゴールラインディフェンスを見せます。3回連続でタルサ大のランを止めたシンシナティ大、そして1ヤード地点で迎えた4thアンドゴール、タルサ大RBスティーヴン・アンダーソン(Steven Anderson)が4度目の正直とばかりにゴールラインへボールをリーチしますがラインを割る前になんとボールをファンブル。これをシンシナティ大がリカバーして万事休す。タルサ大は大金星を奪う絶好のチャンスをのがしたのでした。

シンシナティ大は勝ちはしたものの、圧勝とは程遠い試合内容でCFPランキングで無敗にも関わらず上位4チームに食い込めなかったことを自ら証明してしまった感じに。もちろん全勝であることは大いに評価されるべきことですが、「グループオブ5」チームとしてレジメ的に不利なことには変わり無く、この試合内容は自らの首を絞めることになりかねません。

ウェイクフォレスト、力尽きる

ノースカロライナ大58、ウェイクフォレスト大55

CFPランキングで全米9位であり所属するACC(アトランティックコーストカンファレンス)では唯一の無敗チームだったウェイクフォレスト大ノースカロライナ大と対決。この試合は想像を絶する点取合戦となり、結果的に58対55と両校合わせて100点以上を叩き出したハイスコアゲームをノースカロライナ大が制してウェイクフォレスト大に今季初黒星をお見舞いしました。

ウェイクフォレスト大QBサム・ハートマン(Sam Hartman)はこの日398ヤードに5TDを稼ぎましたが一方でINTパスも2度放るなどし、しかもノースカロライナ大はそのターンオーバーを起点にして14点を挙げたことを考えるとハートマンにとってこのINTパスは悔やんでも悔やみきれないでしょう。

これでウェイクフォレスト大の無敗列車は遂に一時停車。もともと今季レベルが下がってしまったACC所属チームとしてCFP進出はかなり厳しいものになると予想されていましたが、今回負けてしまったせいでウェイクフレスト大のCFP出場のチャンスは潰されたと言っていいでしょう。

ただこの試合はお互いACC所属チームながら2019年に両チーム間で結ばれた協定によりACC内のリーグ戦ではなく交流戦扱いとなり、勝敗はリーグ戦績に影響しないことになっています。つまりウェイクフォレスト大は負けはしたもののACC戦績では未だに5勝0敗でACCタイトルレースでは未だ有利に立っています。

パターソン元監督に捧げる一勝

テキサスクリスチャン大30、ベイラー大28

ここまで7勝1敗でCFPランキングで12位につけていたベイラー大テキサスクリスチャン大(TCU)と対戦。TCUは今週初めに20年指揮を取ってきたゲリー・パターソン(Gary Patterson)氏と袂を分かつ苦渋の決断を下しており、今回のベイラー大戦はパターソン監督抜きという普通では無い状況下で行われました。

この試合で先発出場したのは怪我で欠場したマックス・デュガン(Max Duggan)のバックアップであるチャンドラー・モリス(Chandler Morris)はベイラー大相手に461パスヤードに2TDを叩き出す活躍。もともとTCUはここまでパスでヤードを稼ぐようなチームではなく、それが逆にベイラー大ディフェンスの隙きを突いた形になりました。

ちなみにオクラホマ大からの転校生であるモリスは元アーカンソー大及びサザンメソディスト大監督のチャド・モリス(Chad Morris)氏の実子でもあります。

ベイラー大はここまで1敗を守ってBig 12カンファレンスのダークホース的存在でしたがこれで残念ながら2敗目を喫してしまいCFPレースから脱落を余儀なくされそうです。

Elsewhere…

テキサスA&M大20、アーバン大3

全米13位のアーバン大と同14位のテキサスA&M大との対決はRBアイゼア・スピラー(Isaiah Spiller)とデヴォン・アーチェン(Devon Achane)の二人が合わせて210ヤードを記録して試合の流れを構築すると、全米2位のスコアリングディフェンスを誇るテキサスA&M大ディフェンスがアーバン大オフェンスを沈黙させSEC(サウスイースタンカンファレンス)西地区争いで貴重な一勝を獲得しました。

ミシシッピ大27、リバティー大14

ミシシッピ大リバティー大をホームに迎え撃ちこれを撃破。リバティー大を現在率いているのはかつてミシシッピ大を指揮していたヒュー・フリーズ(Hugh Freeze)氏。フリーズ氏は巧みなリクルーティング術でミシシッピ大を短期間で全米上位チームの一角に押し上げた敏腕コーチでしたが、2016年にスキャンダルを起こして辞任。以来初となるミシシッピ大キャンパス凱旋となっていました。

リバティー大QBでNFLドラフトでも注目されるマリク・ウィリス(Malik Willis)は173ヤードに3INTと撃沈。一方のミシシッピ大QBマット・コラル(Matt Corral)は324ヤードに1TDと格の違いを見せつけました。

アーカンソー大31、ミシシッピ州立大28

今季ここまでAPランキングではランクされなかったものの、第1回目のCFPランキングでいきなり17位に飛び込んできたミシシッピ州立大。彼らは先週アーカンソー大と対戦しましたが、せっかくランクインしたのにいきなりアーカンソー大に敗れるという不運。

試合の方はシーソーゲームとなり試合終了21秒前にアーカンソー大が勝ち越しのTDを決めて31対28としますが、ミシシッピ州立大は奇跡的にも残り2秒で敵陣内22ヤードラインまでたどり着きFGのチャンスを得ます。決めれば逆転勝利目前でしたが、このFGが無情にも外れてゲームオーバー。

試合後ミシシッピ州立大の監督であるマイク・リーチ(Mike Leach)監督は会見においてFGを外したキッカーを引き合いに出して「今週キッカーのトライアウトを行うんでキックに自身のあるものは名乗り出てほしい」というジョーク(もしくは本音?)をカマしました。しかし試合終了直後に敗戦の全責任をキッカーに押し付けるようなこの発言には賛否が別れています。

テネシー大45、ケンタッキー大42

全米18位のケンタッキー大がホームにテネシー大を迎え撃つも逆に返り討ちにありまさかの敗戦。数字だけ見るとファーストダウン数はケンタッキー大が35にテネシー大が17、ボール所有時間はケンタッキー大が46分にテネシー大が14分と明らかにケンタッキー大が上回っている感じでしたが、テネシー大QBヘンドン・フッカー(Hendon Hooker)が316ヤードに4TDと好数字を残しますが、なんと言ってもすごいのは1投平均15.8ヤードという数字。ケンタッキー大のパスディフェンスはどこへ言ったのかと思ってしまうぐらい。結局ケンタッキー大はテネシー大に速攻でビッグプレーを多数許してしまったために勝てる試合を逃しました。

イリノイ大14、ミネソタ大6

上に挙げたミシシッピ州立大と同じくCFPランキングでいきなりランクイン(20位)していたミネソタ大でしたが、すでに6敗しているイリノイ大にまさかの敗戦。イリノイ大は先にもランカーだったペンシルバニア州立大を倒しており、これで今季2つ目の金星。相変わらずこの試合でもパスヤードがたったの80ヤードと全く機能していませんが、ランで185ヤードを稼いでその穴埋めを。ペンシルバニア州立大戦でもランで357ヤードを足で稼いでおりどうやらイリノイ大の強みはここにありそうです。といっても現在4勝6敗と負け越しているチームであり、全米20位チームが負けるべきチームではありません。CFP選考委員会の過大評価ということでしょうか。

ウィスコンシン大52、ラトガース大3

開幕から4試合で1勝3敗とここ最近では珍しくボロボロ発進となっていたウィスコンシン大ですが、今回ラトガース大を52対3で蹴散らしたことでここまで5連勝中。格下相手とはいえランで305ヤードを稼ぎようやく元来のウィスコンシン大らしさが戻ってきました。またQBグラハム・マーツ(Graham Martz)も徐々に調子を戻してきており、前半戦はアイオワ大の独走体制だったBig Ten西地区の優勝争いにおいてウィスコンシン大がここにきて頭角を表しています。

サウスカロライナ大40、フロリダ大17

今季最高でトップ10入りも果たし、現在2位のアラバマ大を最後まで苦しめる試合を披露していたフロリダ大ですが、あれよあれよという間に負けがかさみ今回のサウスカロライナ大戦では40対17とまさかの敗退で今季これで4勝5敗。昨年SECタイトルゲームに出場したチームからは多くの人材がNFLへと流失し戦力ダウンは否めませんが、それにしてもこの体たらくさは目に余るものがあります。ファンはすでにダン・マレン(Dan Mullen)監督を解雇せよという声を荒らげており今後マレン体制がどこまで続くのかに注目が集まりそうです。

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