'25

ランキング

順位表

ボウルゲーム

予定/結果

順位表

2025年度第7週目の見どころ

2025年度第7週目の見どころ

#7 インディアナ大 @ #3 オレゴン大

🇺🇸10月4日7:30PM ET | 🇯🇵10月5日8:30AM

第7週目の最注目のカードがこちら。ただかつてのインディアナ大がどのようなチームだったかを知っている方にしてみれば、このカードに注目が集まっているのが不思議でならないかもしれません。

長らくBig Tenカンファレンスでお荷物と言われてきたインディアナ大ですが、最新のランキングではなんと全米7位。その彼らが昨年Big Tenに参戦していきなりカンファレンスタイトルを獲得した、現在同3位のオレゴン大と激突するこの一戦は、両チームとも5勝0敗(カンファレンス戦2勝0敗)で迎える、Big Ten内の雌雄を決する戦いです。

カート・シグネッティ(Curt Cignetti)監督体制2年目で、通算16勝2敗という驚異的な成績を収めているインディアナ大は、急速に全米における強いチームへと変貌してきました。そんなインディアナ大にとって、トップ5位以内の強豪校であるオレゴン大とのアウェイ戦は、自らが真にエリート校の仲間入りを果たすことを証明する絶好の機会です。

この試合の最大の焦点は、両チームの司令塔、インディアナ大のフェルナンド・メンドーザ(Fernando Mendoza)とオレゴン大のダンテ・モアー(Dante Moore)の対決です。両QBはともにハイズマントロフィー候補に名を連ねており、2026年のNFLドラフトQB候補としても注目されるライジングスターでもあります。

ここまでの両選手のスタッツも似通っており、この試合での投げ合いに注目が集まります。

メンドーザモアー
パスヤード1208YD1210YD
TD16TD14TD
INT11
パス成功率73%74.6%

ただオフェンスのスタイルは両チーム多少ことなっており、シグネッティ監督率いるインディアナ大は、クロックコントロールを重視し、ポゼッションゲームに持ち込みたいとするアプローチを好みます。一方ダン・レニング(Dan Lanning)監督率いるオレゴン大はバランスの良いオフェンスがモットー。またここぞという時のサクセスレートが高く、3rdダウンコンバージョン率は58.3%で全米1位を誇ります。

またオレゴン大は爆発的なプレーとハイテンポなオフェンスで相手を圧倒することで知られ、さらにタレント層の厚さも随一。インディアナ大にとっては今季最大級の手強い相手となるのは必至です。そして試合会場がオレゴン大のホームであるオーツェンスタジアムとなりますが、ここは現在全米最長のアクティブなホーム連勝記録(18連勝)を誇る「要塞」であり、熱狂的なファンのクラウドノイズやアウェイの環境は、インディアナ大にとって更なるチャレンジとなります。

ちなみにメンドーザとモアーですが、実は彼らは過去に一度直接対決を果たしています。それは2023年度シーズン、メンドーザが前所属チームのカリフォルニア大に在籍していた時に、当時UCLAに所属していたモアーと相まみえたのです。この時はメンドーザが先発出場したカリフォルニア大がモアー率いるUCLAを33対7で倒しています。

しかし同じシーズンにメンドーザはオレゴン大とも対戦していますが、この時はなんと63対19でカリフォルニア大は完敗(この時のオレゴン大のQBは現在デンバーブロンコスに所属するボ・ニックス)。今試合でのメンドーザはかなりやらかしており、その時の経験が今回オーツェンスタジアムに戻ってくることでPTSDのように蘇らなければ良いのですが・・・。

しかも、縁起が悪いことにインディアナ大はこれまでランキングで上位5位以内のチームとの対戦戦績がなんと1勝72敗。しかも現在46連敗中ということで、分の悪さはとんでもありませんが、果たしてこの歴史的負の連鎖をインディアナ大が止めることができるか・・・。

要注目です。

その他の注目ゲーム

#6 オクラホマ大 @ テキサス大

🇺🇸10月4日3:30PM ET | 🇯🇵10月5日4:30AM

カレッジフットボール界を代表するライバリーである、オクラホマ大テキサス大の「レッドリバー・ライバリー」。テキサス大がランク外に落ちてしまったとはいえ、依然としてこのカードは注目のビッグゲームであることに変わりはありません。

全米6位で無敗(5勝0敗)のオクラホマ大はここまでわずか5試合で36失点しか許さず、サック数で国内をリードするなど、かつての強力ディフェンスが復活。さらに親指への怪我で戦線離脱中のエースQBジョン・マティアー(John Mateer)の怪我の状態が「出場可能性が高い(Probable)」にアップグレードされたことでオフェンスの見通しが明るくなりました。

対照的に、シーズン当初は全米1位の評価だったテキサス大は、先週フロリダ大に敗れるなどして3勝2敗でランキング外となり、プレーオフの望みが危うい状況でこの試合に臨んでいます。テキサス大の最大の課題は、プロテクションに苦しむオフェンスラインの不安定さ、ランニングゲームの欠如、そして安定性に欠けるQBアーチ・マニング(Arch Manning)の苦戦であり、彼はオクラホマの強力なディフェンスからの激しいプレッシャーを受け続けるすることが予想されます。

試合の行方は、国内最高のサック数を誇るオクラホマ大のディフェンスがテキサス大を圧倒できるか、あるいはテキサス大がプレッシャーの下でマニングを死守し、ランニングゲームを確立できるかにかかっています

#1 オハイオ州立大 @ #17 イリノイ大

🇺🇸10月11日12:00PM ET | 🇯🇵10月12日1:00AM

伝統の「イリバック・トロフィー」をかけた、全米1位のオハイオ州立大と17位のイリノイ大の一戦。オハイオ州立大は、国内でトップレベルのパス成功率を誇るQBジュリアン・セイイン(Julian Sayin)に率いられたバランスの取れたオフェンスと、Sケイブ・ダウンズ (Caleb Downs)らが支える国内トップクラスの守備(1試合平均5失点・全米1位) を誇り、特にレッドゾーンでは今季一度もTDを許していません。一方、ブレト・ビルマ(Bret Bielema)監督率いるイリノイ大は、力強いランと、12TDに0INTを誇るQBルーク・アルトマイヤー(Luke Altmyer)のパスゲームを武器に、テンポを重視したフィジカルなオフェンスでで消耗戦に持ち込むことが得意。

勝敗の鍵は、イリノイ大のオフェンスラインが、インディアナ戦で7サックを許した脆さを克服し、オハイオ州立大の容赦ないパスラッシュに耐えられるか、そしてこれが2度目のランクチームとのアウェー戦となるQBセイインが、ジェレマイア・スミス(Jeremiah Smith)やカーネル・テイト(Carnell Tate)を含む優秀なレシーバー陣を率いて、敵地の厳しい環境で冷静さを維持できるかにかかっています。

ちなみにイリノイ大がランクされた状態で同じくランクされたオハイオ州立大と対戦した時の過去4回の対戦にて、イリノイ大が4連勝しているという面白い事実もあります。

果たして今回もこの事実にあやかれるか?ただビルマ監督はオハイオ州立大との対戦で1勝5敗という相性の悪さもあると言えばあるのですが・・・。

#8 アラバマ大 @ #14 ミズーリ大

🇺🇸10月11日12:00PM ET | 🇯🇵10月12日1:00AM

全米8位のアラバマ大(4勝1敗)が、ホームで15連勝中の無敗の14位ミズーリ大(5勝0敗)と激突。アラバマ大は過去6戦ミズーリに勝利しており(1975年以来負けなし)と彼らにとっては相性の良い相手。今季の彼らの強みは、SECのパスヤードをリードするQBタイ・シンプソン(Ty Simpson)を中心とした強力なパスアタックと、ターンオーバーマージン、およびパスディフェンスですが、ランディフェンスが脆弱であり、パスラッシュが不安定である点が課題。

対するミズーリは、国内首位のラッシャーであるアーマッド・ハーディ(Ahmad Hardy)に大きく依存したSECトップの強力なグラウンド攻撃が得意で、ポゼッションゲームに持ち込むことを目指したいところですが、QBボウ・プリビュラ(Beau Pribula)がプレッシャー下で苦戦する点が懸念されています。

この試合の勝敗は、アラバマ大がハーディを中心とするミズーリ大のランオフェンスを阻止できるか、そしてミズーリ大が時計をコントロールするために3rdダウンをいかにコンバートできるかという点に注目してみたいところです。

フロリダ大 @ #5 テキサスA&M大

🇺🇸10月11日7:00PM ET | 🇯🇵10月12日8:00AM

未だ無敗で全米5位と並に乗るテキサスA&M大は強力なディフェンスとランアタック、そしてQBマーセル・リード(Marcel Reed)のプレーメーキングが売り。フロリダ大は負け越して入るものの、先週テキサス大を破る金星を手に入れており、そのモメンタムをこの試合に持ち込みたいところ。

#10 ジョージア大 @ アーバン大

🇺🇸10月11日7:30PM ET | 🇯🇵10月12日8:30AM

深南部最古のライバリー(The Deep South’s Oldest Rivelry)」という別名を持つ著名なマッチアップ。ここまでジョージア大が65勝56敗8分けでリード。直近ではジョージア大が8連勝中。果たして今年はどうなるか?

サウスカロライナ大 @ #11 ルイジアナ州立大

🇺🇸10月11日7:45PM ET | 🇯🇵10月12日8:45AM

全米11位のルイジアナ州立大は2週間前にミシシッピ大に初黒星を喫した後のバイウィークを経てこのサウスカロライナ大戦を迎えます。両チームともオフェンスで苦戦しており、特にバイウィーク明けのルイジアナ州立大がどのような策を持ち込んでくるかに注目です。

#15 ミシガン大 @ サザンカリフォルニア大

🇺🇸10月11日7:30PM ET | 🇯🇵10月12日8:30AM

カレッジ界を代表する名門同士の戦い。サザンカリフォルニア大のダイナミックなオフェンスとミシガン大学の強力なランニングゲームという、対照的な攻撃スタイルがぶつかり合います。また、ミシガン大学のディフェンス陣がUSCの得点力の高いス攻撃に対峙する一方、USCはランディフェンスと負傷気味のオフェンスラインの弱点が懸念点。またサザンカリフォルニア大QBジェイデン・マイアヴァ(Jayden Maiava)とミシガン大QBブライス・アンダーウッド(Bryce Underwood)という若きQBの投げ合いも楽しみ。

#18 ブリガムヤング大 @ アリゾナ大

🇺🇸10月11日8:00PM ET | 🇯🇵10月12日9:00AM

全米18位のブリガムヤング大は強力なディフェンスと予想外に活躍している1年生QBベアー・バックマイアー(Bear Bachmeier)のおかげでここまで未だ無敗。アリゾナ大はベテランQBノア・ファフィタ(Noah Fifita)が健在で4勝1敗と好成績を残しています。ブリガムヤング大が有利とされますが、アリゾナ大が一泡吹かせられるか。

#21 アリゾナ州立大 @ ユタ大

🇺🇸10月11日10:15PM ET | 🇯🇵10月12日11:15AM

上記のブリガムヤング大vsアリゾナ大と同じくBig 12カンファレンス戦として重要な試合。アリゾナ州立大はQBサム・レヴィット(Sam Leavitt)が怪我で出場が微妙。彼の代わりに出場するとみられているのがジョージア工科大ネブラスカ大と渡り歩いてきたジャーニーマンのジェフ・シムス(Jeff Sims)。ユタ大は相変わらず強力なランとディフェンスが持ち味のフィジカルチーム。カンファレンスタイトルレースで生き残るのはどちらか。

UCLA @ ミシガン州立大

🇺🇸10月11日12:00PM ET | 🇯🇵10月12日1:00AM

先週当時全米7位だったペンシルバニア州立大から大金星を奪ったUCLA。そのビッグウィンがまぐれだったと言わせないためにもこのミシガン州立大戦でも白星をゲットしたいところ。

ノースウエスタン大 @ ペンシルバニア州立大

🇺🇸10月11日3:30PM ET | 🇯🇵10月12日4:30AM

上記のUCLAにまさかの敗戦を喫したペンシルバニア州立大。ランキングでも一気に圏外へ転げ落ちてしまいましたが、このノースウエスタン大戦で仕切り直しをしたいところ。ちなみに彼らのスタジアムのエンドゾーンが心機一転、かつてのレトロロゴに。これが勝利を呼びよこすか?


日本人選手が所属するチームの試合

ユタ州立大@ハワイ大
ハワイ大にK松沢寛政選手が所属。現在開幕以来16回連続FG成功中!

ウェイクフォレスト大 @ オレゴン州立大 
オレゴン州立大(NCAA1部FBS)にK露峰哲太選手が所属

ニューメキシコ大 @ ボイジー州立大
ニューメキシコ大(NCAA1部FBS)にRB岩井零選手が所属

ラマー大 @ イーストテキサスA&M大
ラマー大(NCAA1部FCS)にLB吉川大紀選手が所属

セントフランシス大 @ ドゥケーン大
セントフランシス大(NCAA1部FCS)にDL阿部剛希選手が所属

ドレイク大 @ サンディエゴ大
サンディエゴ大(NCAA1部FCS)に高橋耀生選手が所属

セントラルコネチカット州立大 @ロバートモリス大 
セントラルコネチカット州立大(NCAA1部FCS)にDL田中慎二郎選手が所属

*RB内川誠選手が所属するフラミンガム州立大(NCAA3部)は今週バイウィーク

(他にもアメリカのカレッジでプレーしている日本人選手情報があればタレコミお待ちしております!!!)

この記事が気に入ったら拡散&フォローお願いします!
ツイート
この記事が気に入ったら拡散&フォローお願いします!
ツイート
このエントリーをはてなブックマークに追加
このエントリーをはてなブックマークに追加

ANY GIVEN 
SATURDAY

全米カレッジフットボールファンサイト