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2016年度シーズン第4週目 – National Blueprint –

2016年度シーズン第4週目 – National Blueprint –

ロッキートップ!

テネシー大 38、フロリダ大 28

SEC東地区の覇権争いを掛けて、そしてテネシー大は対フロリダ大戦11連敗をここで止めるために臨んだこの大一番。試合は前半と後半でまったく試合の流れが異なったものとなりました。

前半を牛耳ったのはフロリダ大でした。テネシー大が2度もレッドゾーンでスコアできなかったことにも助けられ、21対0と前半を折り返します。テネシー大のホームで行われたこの試合、前半終了後にはテネシー大ファンのブーイングがこだまするという嫌な雰囲気が流れていました。

しかし後半になるとテネシー大オフェンスが息を吹き返し、スコアを重ね続けなんと38連続得点で一気にフロリダ大を逆転。試合終盤にフロリダ大にTDを一つ許しますが、反撃はそこまで。見事なカムバックでこの重要な試合で貴重な勝ち星をゲットしました。同時に連敗記録も11でストップ。この日ジョージア大が敗れたため、通常テネシー大、フロリダ大、ジョージア大の三強が東地区を制することを考えると、次週に行われるジョージア大戦でテネシー大が勝てば地区制覇に大きく前進することになります。

一方のフロリダ大は数字的には地区制覇の可能性はまだ残されていますが、今後のスケジュールを見ると楽観視はできません。今後ルイジアナ州立大、その後はアーカンソー大とのインターディビジョンマッチが控えます。どちらのチームも敗戦したばかりですが、だからといってフロリダ大が簡単に勝利を収められるという保証はありません。ただ次戦のバンダビル大戦で立て直しができれば彼らの勢いを取り戻すことができるかもしれません。


今季のウィスコンシン大は本物!

ウィスコンシン大 33、ミシガン州立大 6

ウィスコンシン大が強豪ミシガン州立大をアウェーで蹴散らし、本格的にBig Tenカンファレンスのタイトルレースに名乗りを上げました。

前半は13対6と1スコアゲームでしたが、ゲームが大きく動いたのが第3Q。ミシガン州立大RBL.J.スコット(L.J. Scott)がボールをファンブルしウィスコンシン大DBレオ・ムッソ(Leo Musso)がこれをリカバー。それをそのままエンドゾーンまで運びTDを奪います。前半ウィスコンシン大ディフェンス相手に何もさせてもらえなかったミシガン州立大はこのプレーで意気消沈。その後ミシガン州立大のパントトライでスナップされたボールがパンターの頭上を大きく超え、自陣5ヤードラインでウィスコンシン大にボールを奪われてしまいます。そして1プレー後にはウィスコンシン大RBコーリー・クレメント(Corey Clement)のランTDが決まり試合は30対0とほぼ決定づけられました。

ミシガン州立大QBタイラー・オコナー(Tyler O’Connor)はこの日ウィスコンシン大ディフェンス相手に3つのINTを犯してしまい、パス成功率も38投中18回成功と5割を切ってしまいました。またミシガン州立大オフェンスの強みとも言われていたランオフェンスが撃沈。スコットのトータルランヤードはたったの61ヤードと完全に相手ディフェンスに封じ込まれてしまったのでした。

これで開幕後4連勝となったウィスコンシン大。確かにこの日のミシガン州立大を見れば昨年ほどの力を持っていないことが明らかにはなりましたが、だからといってこの試合でウィスコンシン大が見せたパフォーマンスは評価に値するものです。Big Tenには未だ無敗のオハイオ州立大とミシガン大が健在ですからウィスコンシン大がこの両チームに勝てるだけの力を持っているかどうかを知るにはまだ時期相応ですが、優勝争いの中に数えるのに不足はないでしょう。

ミシガン州立大のカンファレンスタイトルへの道は閉ざされてしまったわけではありませんが、彼らのオフェンスは大幅なオーバーホールが必要とされるでしょう。

ジョージア大に初黒星

ミシシッピ大 45、ジョージア大 14

ミシシッピ大QBチャド・ケリー(Chad Kelly)の282パスヤードに3つのTD(2パスTD、1ランTD)のパフォーマンスがジョージア大に今季初黒星を与えることに貢献。45対14という大差でこのビッグゲームを制しました。

ミシシッピ大は序盤からジョージア大をオフェンス・ディフェンス両面で圧倒し、前半を終えた時点でスコアはなんと31対0。第3Qの中盤には点差は45対0にまで開きジョージア大はこの日全く手も足も出ませんでした。これでミシシッピ大は対ジョージア大戦の連敗記録を10で止めることに成功。またすでに2廃していたため、後がなかったチームにひとまず休息のときが訪れそうです。

ジョージア大は前述の通りミシシッピ大オフェンスを全く攻略できず、ディフェンスに定評があるカービー・スマート(Kriby Smart)監督のプライドをへし折られた形となりました。更に悪いことにチームのスターRBであるニック・チャブ(Nick Chubb)を第2Qに足首の怪我で欠いてしまいました。

ミシシッピ大が所詮のフロリダ州立大、3戦目のアラバマ大戦にて大きくリードを奪うもそれを守れず逆転負けしたという過去がありましたが、この日は奪ったリードを守り抜き、全米12位チームを倒したというのはチームに大きな自信を取り戻させるに十分でしょう。

無敗を守ったベイラー大

ベイラー大 35、オクラホマ州立大 24

Big 12カンファレンス内の強豪同士の戦いはベイラー大に軍配が上がり、ベイラー大が無敗を守りました。

ベイラー大QBセス・ラッセル(Seth Russell)が4つのパスTDを記録。特に2年生WRアイシュ・ザモラ(Ish Zamora)との相性は抜群でザモラは2TDを含む175レシーブヤードを獲得しました。

オクラホマ州立大には幾度も試合の流れを呼び込むチャンスがありましたがそれを活かすことができず撃沈。QBメイソン・ルドルフ(Mason Rudolph)は309パスヤードを投げましたが、特に3rdダウンコンバージョンを21回中13回も決めるなどし、自身の攻撃権を最大限に活かしましたが、4つのターンオーバー、特にRBジャスティン・ヒル(Justin Hill)がゴールラインでファンブルを犯してしまったことが響き自滅。痛い2敗目を喫してしまいました。

9連勝

スタンフォード大 22、UCLA 13

スタンフォード大UCLAのカリフォルニア州対決となったこの試合。ゲームではUCLAが終始リードするもスタンフォード大が試合終了直前に逆転しなんとか無敗を守りました。これでスタンフォード大は対UCLA戦9連勝。UCLAからしてみれば一つのチームに9連敗するというのは1928年にパシフィックコーストカンファレンス(Pac-12の前身)に加入以来最長の連敗記録です。

UCLAは試合のほぼ全般においてスタンフォード大のスターRBクリスチャン・マカフリー(Christian McCaffrey)およびスタンフォード大オフェンスを攻略。終始リードしたまま試合残り時間2分の時点で13対9としました。点の取れないスタンフォード大には打つ手無しと思われましたが、この土壇場においてスタンフォード大オフェンスが変貌。タイムアウトも使い果たしてしまった状態で自陣30ヤードから速攻をかけ最後はQBライアン・バーンズ(Ryan Burns)からWR J.J.アーシガ・ホワイトサイド(J.J. Arcega-Whiteside)へのアクロバティックな8ヤードパスTDが決まり最後の最後で逆転。UCLA最後のチャンスではQBジョシュ・ローゼン(Josh Rosen)が崩れたポケットの中で必死にオープンレシーバーを探す中、スタンフォード大ディフェンスのプレッシャーにあいボールをファンブル。そのボールをスタンフォード大のソロモン・トーマス(Solomon Thomas)が拾い上げそのままエンドゾーンへ。結局終わってみれば2スコア差の22対13という試合結果になりました。

ハイズマントロフィー候補に挙げられるマカフリーはこの日26キャリーで138ヤードを足で稼ぎましたが、スコアに絡む事は無く終始相手ディフェンスに押さえ込まれていました。一方ローゼンは1TDを含む248パスヤードを残しましたが、ランオフェンスが機能せず複数のTDを奪うことが出来ませんでした。ディフェンスが踏ん張っていただけにオフェンスが追加点を奪えなかった事が後に命取りになったのです。

ワシントン大、オーバータイムの末に辛勝

ワシントン大 35、アリゾナ大 28

全米9位のワシントン大は今季初の強豪チームとの対戦となるアリゾナ大戦でオーバータイムの末になんとか勝ち星を拾い全勝をキープしました。

開幕後3試合とも圧勝してきたワシントン大でしたが、ラトガース大、アイダホ大、ポートランド州立大とどれも格下相手ばかりで、ワシントン大の本当の実力を知るにはまだ足らず、このアリゾナ大戦で本当のワシントン大の実力が試されることになりました。この間QBジェイク・ブロウニング(Jake Browning)のパスプレーと奪われたTDがゼロという強力ディフェンスを披露してきたワシントン大。しかしアリゾナ大に大してはこれまでの通りにはいかず苦戦を強いられました。

この日のブロウニングは主にショートパスを多用せざるを得ない状況に陥りましたが、RBラヴォン・コールマン(Lavon Coleman)が181ヤードを足で稼ぎなんとかワシントン大オフェンスを後押ししました。そして後半ここぞと言う場面でブロウニングのビッグパスが決まり、それがオーバータイムで勝ち越しのTDにも繋がったのです。

前述の通りこれまで相手にTDを奪わせなかったワシントン大ディフェンスでしたが、この日はアリゾナ大QBブランドン・ドーキンズ(Brandon Dawkins)を攻略することが出来ませんでした。結果アリゾナ大に28点も奪われることになるのですが、オーバータイムという重要な場面で相手からターンオーバーを奪い勝利に貢献。面目を保つことが出来たのでした。

アリゾナ大は敗戦しただけでなく、この日怪我で欠場した先発RBニック・ウィルソンに代わり登場した1年生のRB J.J.テイラー(J.J. Taylor)も足首の骨折で戦線を離脱。RB陣が手薄になると言う大きな痛手も負ってしまいました。

 

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