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2022年度第2週目の見どころ

2022年度第2週目の見どころ

2022年度のカレッジフットボールも無事に開幕を迎え今週第2週目を迎えます。まだまだシーズンは序盤ということで各地での勢力図は定まってはいませんが、一方でプレーオフ進出を目指すチームたちにとっては当然負けることは許されない戦いがまっています。

第2週目にも面白そうなマッチアップが多数ありますので、それを今回は簡単に紹介していきたいと思います。今週もカレッジフットボールを大いに楽しみましょう!

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ベースボール・マガジン社 (編集)

#1 アラバマ大 vs テキサス大

今週個人的に一番注目したいのはこの大御所対決。カレッジフットボール界を代表するこの2チームの激突はテキサス大のホームで行われます。

一番のストーリーラインはテキサス大で今季2年目となるHCスティーヴ・サーキジアン(Steve Sarkisian)監督がテキサス大に来る前までアラバマ大でオフェンシブコーディネーターを務めていたということ。つまりアラバマ大のニック・セイバン(Nick Saban)監督との師弟対決になるというわけです。

アラバマ大が全米制覇した2020年、QBマック・ジョーンズ(Mac Jones、元NEペイトリオッツ)、RBナジー・ハリス(Najee Harris、元ピッツバーグスティーラーズ)、WRデヴォンテ・スミス(DeVonta Smith)、WRジェイレン・ワドル(Jaylen Waddle)らを擁して無双したオフェンスを率いていたのがこのサーキジアン監督でした。

テキサス大は元5つ星のQBクウィン・ユワーズ(Quinn Ewers)そして今季3本の指に入ると目されるRBビジャン・ロビンソン(Bijan Robinson)が在籍。先週は格下ルイジアナ大モンロー校を52対10で圧勝しましたが、彼らの真の力はこのアラバマ大戦で試されることになりそうです。

一方アラバマ大は先週に引き続き全米1位。昨年のハイズマントロフィー受賞QBであるブライス・ヤング(Bryce Young)を筆頭とするオフェンス、そして今季ナンバーワンディフェンダーの呼び声高いLBウィル・アンダーソン・Jr(Will Anderson Jr.)を擁する盤石の構え。

セイバン監督は昨年テキサスA&M大のジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督に敗れるまでかつて自身に使えたことのある元アシスタントコーチとの対決で24連勝していました。結局CFPタイトルゲームでも元アシスタントだったカービー・スマート(Kirby Smart)監督率いるジョージア大に敗れましたが、サーキジアン監督とのこの師弟対決の結果はいかに?


アパラチアン州立大 vs #6テキサスA&M大

全米6位のテキサスA&M大はホームにサンベルトカンファレンスの雄・アパラチアン州立大を迎えます。

アパラチアン州立大は「グループオブ5」勢の中でも強豪チームの一つ。先週はノースカロライナ大相手に攻め続け、第4Qだけで40得点を稼ぎ63対61とあと一歩で「兄貴分」のノースカロライナ大から金星を奪うという健闘を見せました。

当然テキサスA&M大はノースカロライナ大と比べると実力的には上となるのでしょうが、彼岸のプレーオフ進出を果たすためにテキサスA&M大はここで足元をすくわれる用なことがあってはなりません。

マーシャル大 vs #8ノートルダム大

先週の開幕戦でオハイオ州立大と対戦し、21対10と思いの外善戦したノートルダム大。その彼らが今季初白星を目指しマーシャル大をホームに迎えます。

オハイオ州立大戦ではディフェンス陣が奮闘して敵のハイパワーオフェンスを21点に抑えました。ただ見ていて物足りなかったのはオフェンス。もちろんオハイオ州立大のディフェンスが強力だったというのもありますが、オフェンス力に火力が足りないと感じたのは私だけではないでしょう。

マーシャル大には万が一にも負けることはないでしょうから、この試合が新HCのマーカス・フリーマン(Marcus Freeman)監督の初白星になることが濃厚ですが、彼らを相手にノートルダム大のオフェンスがどのようなスタイルでスコアリングをしていくのかに注目したいです。

#9ベイラー大 vs #21ブリガムヤング大

ランクチーム同士の戦いとしては少し異色な感じがするこのマッチアップ。Big 12カンファレンスのディフェンディングチャンピオンであるベイラー大が独立校であるブリガムヤング大のキャンパスへ乗り込みます。

ベイラー大で3年目となるデイヴ・アランダ(Dave Aranda)監督はもともとディフェンス畑を歩いてきた人物で、それもあってベイラー大の強みはディフェンス力。そこに安定したパスアタックとランアタックが絶妙に絡み合って非常に安定感の高いチーム力を保持しています。

一方のブリガムヤング大はここ最近2年間二桁勝利数を挙げ続ける勢いに乗るチーム。先週もサウスフロリダ大相手に50点をもぎ取る得点力を見せ、独立校とはいえどんなチームとも戦えるだけの力を持った戦力を持っています。

ブリガムヤング大は来年2023年からBig 12カンファレンス入りが決まりましたが、このベイラー大戦は彼らにとってはその前哨戦とも言えるマッチアップ。是非とも勝利して来年から加入することになるこのカンファレンスでも十分にやっていけるというところを見せたいところです。

#10サザンカリフォルニア大 vs スタンフォード大

両チームにとってPac-12カンファレンス戦初戦となるこの試合。先週14位からランクを上げてトップ10入りしたサザンカリフォルニア大スタンフォード大と対戦します。

サザンカリフォルニア大は今季からリンカーン・ライリー(Lincoln Riley)監督体制となり、オフェンスのマジシャンとも言われるライリー監督のものにハイスペックなスキルプレーヤーたちが集まってきています。先週はそのお披露目としてライス大相手に66得点を記録しましたが、ライス大よりも力のあるスタンフォード大相手に果たしてどれだけの得点を奪えるのかが気になるところです。

一方ここのところ鳴りを潜めているスタンフォード大ですが、QBタナー・マッキー(Tanner McKee)はポテンシャルのある選手として期待できそうなQB。RB E.J.スミス(E.J. Smith)も先週100ヤード超えのランヤードを稼いでおり、サザンカリフォルニア大に対してそれなりのダメージを与えることはできそうです。

問題は相手のハイスコアオフェンスにディフェンスがついていけるかですが、とにかくQBケイレブ・ウィリアムス(Caleb Williams)にプレッシャーを与え続けなければ、彼とWRジョーダン・アディソン(Jordan Addison)にいいように弄ばれてしまいます。果たしてスタンフォード大は少しでも傷跡を残すことが出来るでしょうか。

アリゾナ州立大 vs #11オクラホマ州立大

Big 12カンファレンスvsPac-12カンファレンスの気になる「パワー5」チーム同士の対決です。

オクラホマ州立大は全米11位ですが、先週格下であるセントラルミシガン大に44失点。QBスペンサー・サンダース(Spencer Sanders)率いるオフェンス陣には相変わらず得点力が揃っていますが、昨年までディフェンスを率いたジム・ノールズ(Jim Knowles)氏がオハイオ州立大に行ってしまったため、今季はディフェンス陣に幾ばくかの不安が。

アリゾナ州立大は今季から元フロリダ大QBエモリー・ジョーンズ(Emory Jones)が先発出場。先週はノーザンアリゾナ大に対して40得点を記録できましたが、オクラホマ州立大がハイスコアオフェンスを擁するため、彼らに勝つためには相手以上の得点を重ねることが必要不可欠となります。勝つためにはノーガードの打ち合いで競り勝たなければならないでしょうから、それがアリゾナ州立大オフェンスに備わっているのかに注目です。

#20ケンタッキー大 vs #12フロリダ大

先週当時7位のユタ大を倒したことで今週ランク外から一気に12位まで上昇したフロリダ大。そのことでこの20位のケンタッキー大との試合がにわかに激アツなマッチアップになりました。

フロリダ大は今季からビリー・ネイピアー(Billy Napier)監督が指揮を取りますが、ユタ大戦ではQBアンソニー・リチャードソン(Anthony Richardson)の才能の高さが爆発。もともと期待されていた選手でしたが、昨年は怪我に泣かされて本領発揮とは行きませんでした。しかしこのユタ大との試合では投力そして機動力で相手を翻弄。アップセット勝利に一役も二役も買ったのです。

一方のケンタッキー大は今季ハイズマントロフィー受賞候補と言われるQBウィル・レヴィス(Will Levis)を擁します。ペンシルバニア州立大からの転校生であるレヴィスは昨年新天地のケンタッキー大で覚醒。10勝を挙げる立役者の一人に数えられました。

またケンタッキー大はマイク・ストゥープス(Mike Stoops)監督のもと強力なディフェンスを持つチームとして知られており、彼らがリチャードソンらフロリダ大オフェンスをどのように攻略するかが見もの。

どちらもSEC(サウスイースタンカンファレンス)東地区に所属しており、カンファレンスレースの行方を争う上でも非常に重要な試合となりそうです。

サウスカロライナ大 vs #16アーカンソー大

先週23位のシンシナティ大を破りいいスタートを切ったアーカンソー大は今週末同じSEC所属のサウスカロライナ大と対決です。

サム・ピットマン(Sam Pitman)監督が就任して以来確実に強さを増してきているアーカンソー大。昨年は最高で全米8位まで上り詰めましたが、今季もQB K.J. ジェファーソン(K.J. Jefferson)を中心としたオフェンスのランとパスのバランスの良い攻撃が健在。シンシナティ大相手にトータル438ヤード奪われたディフェンスが少々気がかりですが・・・。

一方サウスカロライナ大の先発QBはスペンサー・ラトラー(Spencer Rattler)。彼は昨年までオクラホマ大に所属していましたが、当時後輩だったケイレブ・ウィリアムス(現USC)に先発の座を奪われてそのまま出場機会を求めて新天地であるサウスカロライナ大にやってきました。

先週の開幕戦であるジョージア州立大戦では227ヤードに1TD、2INTという数字で不安を残すパフォーマンス。しかしこのアーカンソー大戦で挽回すれば彼の下がった株も取り返すことが出来るというものです。果たしてラトラーの「リベンジツアー」は功を奏すか?

#24テネシー大 vs #17ピッツバーグ大

テネシー大がランキング入りしたことでにわかに注目度が上がったこのマッチアップ。テネシー大はジョシュ・ハイペル(Josh Heupel)監督2シーズン目を迎えて念願のトップ25入り。いよいよ古豪復活となるかというところ。先週のボール州立大では投げてトータル351ヤード、走ってトータル218ヤード(5TD)と格の差を見せつけました。エースQBヘンドン・フッカー(Hendon Hooker)だけでなくバックアップで元ミシガン大のQBジョー・ミルトン(Joe Milton)も出場してふたりとも卒のないプレーを披露していました。

ピッツバーグ大は先週ウエストバージニア大との「バックヤード・ブラウル」の伝統のライバリー戦を制し、このテネシー大とのランカー同士の戦いに勝って勢いづきたいところ。期待された新QBキードン・スロヴィス(Kedon Slovis)は先週の試合でムラの多さを露呈していまいましたが、試合に勝ったことで自信を取り戻して欲しいところ。

両校ともかつて常勝チームとして知られていたチーム。勝って再び全米の檜舞台に立つのはどちらか?

ワシントン州立大 vs #19ウィスコンシン大

Pac-12カンファレンス対Big Tenカンファレンス同士の珍しい戦い。今週19位のウィスコンシン大は先週FCSのイリノイ州立大に38対0で完封勝利。RBブレイロン・アレン(Braelon Allen)が148ヤードに2TDと活躍し、ウィスコンシン大十八番のパワーフットボールを見せつけてくれました。彼らのランアタックがワシントン州立大相手にどれだけ威力を発揮するのか期待です。

一方のワシントン州立大ジェイク・ディッカート(Jake Dickert)監督2年目を迎えますが、昨年前任者であるニック・ロロヴィッチ(Nick Rolovich)監督がコロナウイルスのワクチン接種を拒否したために解雇となったため急遽臨時監督に就任したのがディッカート監督。昨年は3勝3敗(トータル7勝6敗)で切り抜けましたが、今季は正監督としてシーズンに臨みます。ディフェンス畑を歩いてきたディッカート監督率いるワシントン州立大ディフェンスがウィスコンシン大オフェンスを止められるのかに注目です。

その他の気になる試合

ルイビル大vsセントラルフロリダ大
ミズーリ大vsカンザス州立大
テキサス大サンアントニオ校vs陸軍士官学校
アイオワ大vsアイオワ州立大
バージニア大vsイリノイ大
ボストンカレッジvsバージニア工科大
オレゴン州立大vsフレズノ州立大
ミシシッピ州立大vsアリゾナ大

など

第2週目のカレッジフットボールも大いに楽しみましょう!!

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