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2022年度シーズン開幕!【第0週目レビュー】

2022年度シーズン開幕!【第0週目レビュー】

皆様ご無沙汰しております・・・。

先日まで「1ヶ月限定毎日配信ポッドキャストチャレンジ」をしておりまして、正直当サイトの方は完全疎かにしてしまっていました・・・。おかげで気がついたらもう今シーズン開幕してた!!

今年はそのチャレンジのせいで開幕までに十分な予習が出来ずにかなり出遅れている感じ。サイトの固定ページもちゃんと設定してないし、今シーズンのメニューバーも作らなきゃだし・・・(ブツブツ)。

そんなこんなで始まった2022年どのカレッジフットボール。本格的な開幕は今週末ですが、今週を「第1週目」とすると先週末は「第0週目」と銘打って数試合が行われましたので、それをざっくりと振り返ってみたいと思います。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

ノースウエスタン大31、ネブラスカ大28

「Week 0」で最も面白そうだったこの試合はアイルランドのダブリンで行われました。Big Tenカンファレンス西地区チーム同士の戦いでなぜダブリン?と思いましたが、かなりの数の両チームのファンがスタジアムには詰めかけていました。

かつての古豪ネブラスカ大はここまで昨年から続く6連敗中。チームを率いるのは1997年度のチームのキャプテンでQBだったスコット・フロスト(Scott Frost)監督ですが、彼のここまでの戦績が15勝29敗と後が無い状態で今シーズン開幕を迎えます。

試合の方はネブラスカ大が元テキサス大のQBケーシー・トンプソン(Casey Thompson)、ノースウエスタン大が元サウスカロライナ大ライアン・ヒリンスキー(Ryan Hilinski)という転校生QB対決。特にトンプソンは4つ星QBとして期待されてテキサス大へ入りましたが、先発争いの波に押し出される形でネブラスカ大へ転校してきたということで、ネブラスカ大ファンらにとってはかなりの期待のQBでしたが・・・。

展開的にはその両QBが300ヤードを超えるパスを投げ合う形になりましたが、ネブラスカ大のOL陣が何度も崩される場面が見られ、その度にトンプソンがスクランブルする場面が多く見られた一方、ノースウエスタン大は来年のNFLドラフトでも期待のかかるOTピーター・スコロンスキー(Peter Skoronski)を中心としたOL陣がヒリンスキーを死守し、与えたQBサック数はゼロと違いを見せました。

またネブラスカ大はノースウエスタン大にランで214ヤードも稼がれランディフェンスの面での脆さを露呈。さらには試合的には最後まで分からない展開となりましたが、第3Qにノースウエスタン大のファンブルをリカバーしてそれを起点にネブラスカ大がTDを奪ってスコアを28対17とすると、何を思ったのかフロスト監督はここでオンサイドキックの博打に打って出てこれが相手にリカバーされてしまいます。

これでネブラスカ大に傾いていたモメンタムが完全にノースウエスタン大に流れ、結局ネブラスカ大は以降点を取ることができずに逆転され、最後の望みをかけたドライブではトンプソンのパスをレシーバーが捕り損ね、そのボールがノースウエスタン大選手にリカバーされて万事休す。

ネブラスカ大はまたも1スコア差のゲームを取りこぼしましたが、フロスト監督が就任した2018年以来ネブラスカ大の1スコアの試合での戦績は5勝21敗。これはFBS(フットボールボウルサブディビジョン)内で最悪の数字となっています。

今年最後のチャンスと言われるフロスト監督にとってはなんとも痛い船出。今年からプレーコーリングを新オフェンシブコーディネーターであるマーク・ウィップル(Mark Whipple)氏に託したとはいえ、自身の決断であるオンサイドキックで流れが変わってしまいそれが敗戰の遠因だとしたら、結局彼にはHCの器がないのかと思わされてしまいます。

またかつては強力ディフェンスが売りだったものの、ランを止められず特にタックルミスが目立っていた守備陣には大きな不安を覚えました。

一方ノースウエスタン大は貴重な同地区内での白星を獲得。タフなディフェンスにランを中心としたオフェンス、そこにヒリンスキーのそつないパスが光っていました。ネブラスカ大のチーム状況を考えるとノースウエスタン大の真の実力はまだわかりませんが、どちらにしろ海外での試合で開幕初戦を勝利で飾れたのは大収穫でした。

ノースカロライナ大56、フロリダA&M大24

FCS(フットボールチャンピオンシップサブディビジョン)所属のフロリダA&M大はロースター内での選手のプレー資格の関係で20人以上がこの試合に出場できないという状況でノースカロライナ大戦に挑みましたが、出だしは予想を遥かに超えて彼らが踏ん張っていました。

ただ地力で勝るノースカロライナ大は徐々に突き放し終わってみれば56得点。この日先発した1年生QBドレイク・メイ(Drake Maye)が5TDを量産する活躍。1年生QBとしての開幕戦での5TDはノースカロライナ大史上最多の数字となります。

フロリダ州立大47、デュケーン大7

フロリダ州立大HCに就任して3年目を迎えるマイク・ノーヴェル(Mike Norvell)監督ですが、ここまで2年間どちらも負け越しており、彼も今年結果を残さなければそろそろ批判の矢面に立たされることになりそうですが・・・。

昨年はFCSのジャクソンビル州立大にホームでまさかの逆転負けを喰らいましたが、彼らの今年の開幕戦の相手である同じくFCSのデュケーン大に対しては全く隙のない展開で快勝。

特に3人のRBが3桁のランヤードを稼ぐチーム合計406ヤード(6TD)とパワーの差を見せつけ、格下にも隙を見せない当然の展開で勝利を収めました。

今回は次戦のルイジアナ州立大戦に向けて手の内を明かさないような控えめなパスオフェンスを展開。彼らの真の実力はそのルイジアナ州立大戦で披露されそうです。

ヴァンダービルト大63、ハワイ大10

この週もしアップセット(番狂わせ)があるとしたら、サウスイースタンカンファレンス(SEC)内で弱小(失礼!)のヴァンダービルト大がハワイ大に足元を救われるこのマッチアップかと思われましたが、先制こそされるもののその後はヴァンダービルト大の独り舞台。

こちらの試合でもヴァンダービルト大がランでトータル400ヤード以上を稼ぎ「パワー5」と「グループオブ5」の格の差を見せつけました。ヴァンダービルト大は猛者揃いのSEC所属であることを考えればこういったノンカンファレンス戦は確実にとっておきたいところですからね。

ユタ州立大31、コネチカット大20

昨年のマウンテンウエストカンファレンス(MWC)の覇者であるユタ州立大がホームにコネチカット大を迎えて行われたこの一戦。

コネチカット大はここ最近ではまさにFBSのお荷物チーム(さらに失礼!)とされてきており、ユタ州立大戦でのオッズも完全に相手チーム有利とされていましたが、今シーズンから指揮を取るのがかつてシアトルシーホークスアトランタファルコンズUCLAなどを指揮したジム・モーラ(Jim Mora)監督。そのモーラ監督はオフシーズンに手当り次第にトランスファーポータル経由で転校生をかき集めてロースターを一新。それが身を結んだのか予想に反する試合展開を見せました。

第1Qにはいきなり2つのTDを獲得して14対0とリード。第1Qを終えた時点でコネチカット大が10点さをつけてリードしたのは2015年以来だったことを考えるとこれがどれだけ凄いことなのかがわかると思います。

ただ第2Qにユタ州立大が24連続得点を重ねてあっけなく逆転すると「やっぱりこういった展開になるなー」と思わされましたが、今年のコネチカット大は一味違いました。

両チーム無得点だった第3Qを終えて突入した第4Qではディフェンス陣のターンオーバーを起点に2つのFGを奪ってスコアを24対20に縮める僅差の展開に持ち込みます。かつてのコネチカット大ならば前半の時点で既に諦めムードが全開でしたが、この試合での彼らは最後の最後まで戦い続けたのです。

結局彼らは追いつくことはできませんでしたが、これまでのコネチカット大のことを考えれば31対20というスコアもさることながら、最後まで諦めなかった彼らのチームの士気はモーラ新体制で改革されたのかと思わされました。

一方のユタ州立大はMWCのディフェンディングチャンピオンとしては不甲斐ない展開。今週末は全米1位のアラバマ大との対戦が控えていますが、当然オッズは彼らに不利なのにコネチカット大に苦戦したとなると、果たしてどんなスコアになることやら・・・。

===

という訳で開幕した2022年度シーズン。「第1週目」には超面白そうなマッチアップが目白押し。そちらの方はアメフト系ポッドキャスターのアメフト沼さんをゲストに迎えて配信したポッドキャストのエピソードの方でも話しているので是非聞いて見てください!

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