昨シーズンよもやの快進撃を見せたテンプル大。この勢いを継続させるために新たなプロジェクトを立ち上げました。それは自身のホームスタジアムの建設です。
テンプル大はフロリダアトランティック大(FAU)のスタジアムをデザインした建設ファームを雇ったことを発表しました。予定では3万人収容可能のスタジアムになる予定だそうです。
FAUのスタジアムも同じく3万人収容のスタジアムで、フロリダ州ボカ・レイトンに2011年にオープンしました。ボカ.レイトンでの建設費は70ミリオンドル(約75億円)でしたが、テンプル大のあるペンシルバニア州フィラデルフィアでは130ミリオンドル(約140億円)ほどかかると計算されています。2018年のオープンを目指し建設が予定されています。
キャンパスに本拠地スタジアムを持たないテンプル大は同じフィラデルフィアにある、NFLフィラデルフィアイーグルスのホームであるリンカーンファイナンシャルフィールドでホームゲームを行って来ました。
6万7千人収容のリンカーンファイナンシャルフィールドでのテンプル大のゲームは常に空席が目立つほどお寒い状態でしたが、ここ数年力をつけて以来観客数は増加を辿り、昨シーズンのペンシルバニア州立大戦とノートルダム大戦はチケット完売となるまでに至りました。
「フットボールのホームスタジアムをキャンパス内に設置するのは我々の最優先事項です。現在キャンパス付近に1万5千人の生徒が住んでいますが、その生徒逹がキャンパス外のスタジアムに足を運びづらいのが問題となっています。ですから身近にホームスタジアムを持つことによって、より気軽に生徒逹がチームを応援しにスタジアムに訪れることができるのです。」とテンプル大体育局長のパトリック・クラフト氏は語っています。
このスタジアムが完成すればテンプル大フットボールのアイデンティティも高まり、リクルーティングにもプラスになることでしょう。長年キャンパスにホームスタジアムを希望する声は聞かれましたが、チームが強くなったお陰でそれが遂に実現しそうです。
