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パターソン監督が現行のプレーオフ制度に言及

パターソン監督が現行のプレーオフ制度に言及

カレッジフットボールの歴史は長いですが、FBSではプレーオフが行われるまで相当な時間を要しました。2014年にようやく念願のプレーオフ(カレッジフットボールプレーオフ)が行われるようになりましたが、現行のシステムではプレーオフに進出できるのは4チーム。FCSのプレーオフトーナメントには16チーム進出できることを考えると4チームというのはかなり少ないです。しかし、プレーオフが導入されただけでも良しとせよ、というのが殆どの意見のようです。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

個人的には16チームが最適ではないかと思っているのですが(こちらの記事参考)、テキサスクリスチャン大ゲリー・パターソン(Gary Patterson)監督もプレーオフに進出できるチーム数を増やすべきだと考えている人の一人のようです。

先日テキサス州ダラスのラジオ番組に出演したパターソン監督は現行の4チームから6チームないし8チームのフォーマットに移行すべきだと話しました。

「どんなシーズンでも大抵上位6チームから8チームの力は均衡しており、これらのチームはどのチームも他のチームをうち任せるだけの力を備えていると思います。」とパターソン監督は話しましたが、これはプレーオフに進出できる4チーム以外にもトップを十分に狙えるだけの能力を持っているチームがいるということです。

テキサスクリスチャン大(TCU)といえばカレッジフットボールプレーオフの初年度となった2014年に、所属するBig 12カンファレンスのチャンピオンになるも、プレーオフに進出できなかったという過去を持っています。Big 12は当時カンファレンス優勝決定戦を開催していませんでした。このことがTCUがプレーオフから漏れてしまった要因だとされ、Big 12でも優勝決定戦の復活が待望されたのです。

そして同カンファレンスでは2017年度から優勝決定戦が導入されることになりましたが、だからと言ってこのゲームに勝ったからといってプレーオフに進出できるとは限りません。パワー5カンファレンスの優勝チームがプレーオフに出場できるとするならば、必ず4つの椅子に座れないチームが1つ出てくるのですから。このことはパターソン監督も十分承知していますが、このシステムが壊れていることを皮肉を交えて話しました。

「Big 12が優勝決定戦を開催しなければならないというのは皆が声を揃えていっていたことです。しかし一方で昨年のBig Tenカンファレンスチームのように、所属するカンファレンスで優勝してないのにもかかわらずプレーオフに進出できてしまっているのです。」

昨年激闘が繰り広げられたBig Tenを制したのはペンシルバニア州立大でした。しかしCFPランキングで上位4チームに食い込んだのはペンシルバニア州立大に破れたオハイオ州立大だったのです。カンファレンスタイトルを獲得すらしなかったチームがプレーオフに進めてしまったのですから、Big 12のタイトルゲームを制したとしてもプレーオフ進出が当確でない可能性があることをパターソン監督は危惧しているわけです。

FBSにおいてプレーオフチームを倍の8チームにするならばレギュラーシーズンのスケジュールを調整する必要性が出てくるでしょう。私自身が望む16チームのプレーオフならばなおのことです。そこにはチケットの販売やテレビの放映権などの利権が絡んでくることは容易に想像できますから、そう簡単にプレーオフに進出できるチームの数を増やすことはできなそうです。しかし、いつになるかわかりませんが、そのうち4チームでは批判をさばききれなくなってプレーオフチームが増設される日もやってくるのではないでしょうか。その時にパターソン監督がまだ監督をやっていれば良いのですが(苦笑)

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