今季すでに多くのチームがヘッドコーチを解雇してきましたが、シラキュース大もこの度その仲間入りを果たしました。先週の敗戦で今シーズン8連敗となった責任をとりヘッドコーチ、スコット・シェイファー（Scott Shafer）の解雇をチームが発表しました。今年3年目となったシェイァー監督は最終戦となるボストンカレッジ戦で最後の試合となります。
シェイファー監督はあと1年契約が残っていますが、敗戦を重ね続けチームは下降線をたどるだけでなく、それに加えてホームスタジアムの観客も疎らでここで大学側はこの決断を下すことに至ったのです。
シェイファー監督率いるシラキュース大は不運なことに怪我で主力選手が欠場するという事態が相次いでおきました。特にQBテレル・ハント（Terrell Hunt）は昨年シーズン中盤に脚の骨を折りその後のシーズンを棒に振り、復帰シーズンとなった今年は活躍を期待されたものの運悪く開幕戦でアキレス腱断裂という大怪我を負い結局今シーズンもプレーすることはできませんでした。ハントのバックアップ、エリック・ダンジー（Eric Dungey）も3試合目に脳震盪を負い3試合欠場。残ったのは短大から転校してきたウォークオン（奨学金の無い選手）のザック・マホーニー（Zach Mahoney）起用せざるを得ませんでした。同情の余地はあるものの、大学側からすれば背に腹は変えられぬという事で今回の解雇を決定したようです。
