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2021年NFLドラフト第1巡目終わって・・・

2021年NFLドラフト第1巡目終わって・・・

#21:クウィティ・ペイ(ミシガン大→インディアナポリスコルツ)

おそらく今ドラフト第1巡目で最もストーリー性の高い選手がこのミシガン大クウィティ・ペイ(Kwity Paye)でしょう。リベリア出身の母が独立戦争に巻き込まれてギニアに難民として逃亡した際に生まれたペイは弟コモテイ(Komotay、現ニューメキシコ州立大)と共に母親に連れられて戦場を駆け抜けて命からがらアメリカに移住。そこで出会ったアメフトで才能を開花して見事NFLドラフトで第1巡目にてインディアナポリスコルツに指名を受けたのです。

その才能はプロでも更に伸びると考えられており底なしのポテンシャルを持っている選手。つい応援したくなりますよね。

#22:ケイレブ・ファーレイ(バージニア工科大→テネシータイタンズ)

長身で運動神経の高いCBであるケイレブ・ファーレイ(Calab Farley)はテネシータイタンズからの指名。昨年オプトアウトしさらにこれまで合計2度の腰の手術を受けており、このせいで才能はありながらCBとして3番目のドラフト選手になりました。マンカベレージに定評があり、腰の状態さえ良ければすぐにでもプレーする姿を見ることができるかも。

#23:クリスチャン・ダリソー(バージニア工科大→ミネソタヴァイキングス)

巨漢で長い腕、さらに優れた足さばきとNFLで成功するOTの典型とも言えるのがクリスチャン・ダリソー(Christian Darrisaw)。もっと早い段階でピックされても良かったと思いますが、第22番目にミネソタヴァイキングスによって指名を受けました。

ヴァイキングスにとっては2019年のギャレッド・ブラッドバリー(Garrett Bradbury、元ノースカロライナ州立大)に続いて3年間で2人目のOLファーストラウンダー。彼らのOLリビルドは続きます。

#24:ナジー・ハリス(アラバマ大→ピッツバーグスティーラーズ)

ピッツバーグスティーラーズが今年の第1巡目に選んだのはアラバマ大のRBナジー・ハリス(Najee Harris)。現役続投が決まっているQBベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger、元マイアミ大 [OH])を守るためにOLの補充も必要かと思われますが、堅実な走りがモットーなハリスはまさにスティーラーズのRBといった感じ。

ちなみにスティーラーズが最後に第1巡目でRBを指名したのは2008年のラシャード・メンデンホール(Rashard Mendenhall、元イリノイ大)氏以来。

#25:トラヴィス・エティエン(クレムソン大→ジャクソンビルジャガーズ)

アトランティックコーストカンファレンス(ACC)の歴代最多ラッシュヤード数記録保持者(4952ヤード)であるクレムソン大トラヴィス・エティエン(Travis Etienne)がチームメイトのQBトレヴァー・ローレンスに続きジャクソンビルジャガーズに第1巡目で指名を受けました。

インサイドをゴリゴリ押していくタイプのRBではありませんが、一旦加速すると手がつけられない走りを見せる選手。またレシーバーとしての能力も非凡なものを持っており、上記のハリスとは違ったタイプのRBとしてプロでの活躍が期待されます。

#26:グレッグ・ニューサム(ノースウエスタン大→クリーブランドブラウンズ)

開催地であるクリーブランド氏に本拠地を置くブラウンズが選択したのはノースウエスタン大のCBグレッグ・ニューサム(Greg Newsome)。大学では1つしかパスINTを記録してきませんでしたが、合計25個のパスブロックを記録しており球際の強さはピカイチ。

ブラウンズは2018年にも第1巡目でCBのデンゼル・ワード(Denzel Ward、元オハイオ州立大)をピックしており、消耗の激しいCB陣のさらなる底上げにニューサムへの期待が高まります。

#27:ラショッド・ベイトマン(ミネソタ大→ボルティモアレイヴンズ)

ミネソタ大WRラショッド・ベイトマン(Rashod Bateman)が第1巡目にてボルティモアレイヴンズにピックされました。超俊足というわけではないものの、正確なルート取りと捕球範囲の広さが魅力な選手。

ボルティモアは2019年にも第1巡目にてWRマーキース・ブラウン(Marquise Brown、元オクラホマ大)をドラフトしておりQBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson、元ルイビル大)のターゲットがまた増えることになりそうです。

#28:ペイトン・ターナー(ヒューストン大→ニューオーリンズセインツ)

今年のドラフトの第1巡目で個人的にもっとも意外だと思ったのがこのピック。エッジラッシャー候補としてはレーダー外の選手。荒削りながら身長6フィート5インチ(約198センチ)に体重270パウンド(約122キロ)という恵まれた体格の持ち主。

ポテンシャルが高そうなターナーを長期的に育て上げようというセインツの意志が垣間見れるピックです。

#29:エリック・ストックス(ジョージア大→グリーンベイパッカーズ)

グリーンベイパッカーズが総合第29番目にピックしたのがジョージア大のCBエリック・ストックス(Eric Stokes)。ツイートにもあるようにこの選手には目を通してきませんでした(苦笑)。

ジョージア大で行われたプロデーでの非公式40ヤードダッシュのタイムが4.25秒とかなりの俊足。これが彼のCBとしての株を上げたようです。ゴールートでディープに攻め込んだWR相手にも十分についていく事のできるスピードを持っており、また球際でも強さを発揮。ただスカウトによると左右の動きに多少の難ありとのこと。若干アンダーサイズのフレームも気になるところです。

#30:グレゴリー・ルッソー(マイアミ大→バッファロービルズ)

2019年にブレークするも昨年オプトアウトしたためにドラフトでの株を少々おとしたマイアミ大グレゴリー・ルッソー(Gregory Rousseau)は総合30番目にバッファロービルズからお声がかかりました。

2019年の勢いをそのままに2020年度もプレーしていればおそらく指名順位はもっと早いものになっていたでしょうから、オプトアウトしたことは責められないとしてもプレーしていたほうが良かった選手の一人。しかし彼のポテンシャルはすでにフィルムで証明済みですから、昨年試合に出場できなかった鬱憤をプロ選手としていち早く発散してほしいところです。

#31:ジェイソン・オウウェイ(ペンステート→ボルティモアレイヴンズ)

カンザスシティチーフスから指名権を得ていたボルティモアは第1巡目2つ目のピックとしてペンシルバニア州立大ジェイソン・オウウェイ(Jayson Oweh)を選択。身長6フィート5インチ、体重257パウンドながらプロデーで40ヤードダッシュを4.36秒で走り切るという驚異の数字を叩き出しています。

ただ一方で昨年度はラッシャーとしてQBサックを1つも奪うことが出来なかったという事実もあり、スカウトやGM陣はオウウェイの査定に苦しんだことでしょうが、ボルティモアはオウウェイのポテンシャルにかけたということでしょう。

#32:ジョー・トライオン(ワシントン大→タンパベイバッカニアーズ)

そしてこの日最後となったピック、昨年度覇者のタンパベイバッカニアーズが選んだのはワシントン大のDEジョー・トライオン(Joe Tryon)でした。

DEとして体格(身長6フィート5インチ、体重262パウンド)は申し分なく、昨年オプトアウトしたとはいえ2019年にはQBサックを8つも量産するなど大学時代のプロダクションはなかなかのものでしたが、さらにプロデーでの数字(40ヤードダッシュ4.64秒、3コーンドリル7.18秒)が報告されるとさらに彼の株は上がっていきました。

即戦力ではなくても周りのベテラン選手に揉まれながら将来的に先発要員として台頭しそうな選手です。

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