いよいよ今週に迫ったNFLドラフトの候補選手をポジション別に紹介していくこのシリーズ。今回はDB編です。
高い身体能力が求められるDB選手ですが、一方で怪我が多かったりするのも事実。そのため各プロチームは万一の時に備えて毎年未来あるDB選手をドラフトするのが常となっています。瞬発力とスピードが命のコーナーバック（CB）、そして最後の砦となり強いタックル力が求められるセーフティ（S）。相手オフェンスの動向を最後尾から分析する頭脳ととっさの判断力も両ポジションには欠かせない能力であり、まさに一番アスリートとしての身体能力が高いグループだと言えます。
ここではCBとSを敢えて分けずにその中から注目した5選手を紹介したいと思います。
目次
グリーディ・ウィリアムス（Greedy Williams、ルイジアナ州立大CB）
2017年の1年次からチームで活躍し、オールSEC（1stチーム）に2度も選ばれたグリーディ・ウィリアムス。球際での反応の良さではすでにプロでも通用するスキルレベルにあると言われている逸材です。身体能力的には絶品とは言えませんが、CBに必要な技術だけ見れば第1巡目に選ばれるのが大半の予想のようです。
バイロン・マーフィー（Byron Murphy、ワシントン大CB）
昨年のPac-12カンファレンス優勝決定戦でのユタ大戦において唯一のTDとなったINTからの66ヤードリターンTDを叩き出したバイロン・マーフィーの活躍はまだ記憶に新しいです。2017年度はその大半を怪我で欠場しましたが、大学キャリアで7つのINTに27つのパス阻止と言う素晴らしい数字を引っさげて今季ドラフトに殴り込みます。
ナジアー・アダリー（Nasir Adderley、デラウェア大S）
FBSの実質下部組織であるFCS所属のデラウェア大出身であるナジアー・アダリー。荒削りな中堅校出身選手ですが、今季ドラフトでナンバー1セーフティの呼び声が高い人物です。昨年度だけで4つのパスINT、7つのパス阻止、87タックルを決めたアダリーはシニアボウルでもパスINTを1つ奪いその名を上げました。即戦力となるかは分かりませんが、将来性は十分のようです。
デアンドレ・ベーカー（Deandre Baker、ジョージア大CB）
昨シーズン、彼が直接カバーした相手に1度もTDを与えることを許さなかったでアンドレ・ベーカー。最優秀DBに与えられるソープ賞を勝ち取ったベーカーもウィリアムスと並び称される今季ドラフトの目玉CB。スカウティングコンバインでは40ヤードダッシュで⒋52秒と思ったよりもタイムが伸びませんでしたが、ゾーンもマンツーマンもこなせる彼の能力はプロチームでも重用されるでしょう。
テイラー・ラップ（Taylor Rapp、ワシントン大S）
前出のマーフィーとコンビを組んだテイラー・ラップはワシントン大での3年間で168タックル、6QBサック、7INTを計上したベテランセーフティ。球際での強さとブロッカーをものともしないアグレッシブさが売り。またディフェンダーとしての頭脳の回転も良く、パスにもランにもスピードを維持したまま対応できる判断力と身体能力も持ち合わせています。また大学ではブリッツ要員としても多用されその結果として上にも紹介した通り6つのQBサックを記録もしました。åå
その他の候補選手
チャンシー・ガードナー・ジョンソン（Chauncy Gardner-Johnson、フロリダ大S）
ジャスティン・レイン（Justin Layne、ミシガン州立大CB）
ジュリアン・ラブ（Julian Love、ノートルダム大CB）
ジョナサン・エイブラム（Johnathan Abram、ミシシッピ州立大S）
ジョン・ソーンヒル（John Thornhill、バージニア大S）
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