2016年度は2011年度以来の負け越しシーズンとなってしまったデューク大ですが、チームはデヴィッド・カットクリフ(David Cutcliffe)監督のリーダーシップに一つの迷いもないようです。その証拠に彼らはカットクリフ監督との契約をさらに3年延長し、これによりカットクリフ監督は2021年までデューク大のヘッドコーチとしてのポジションを約束されたことになります。
デューク大の体育局長(AD)であるケヴィン・ホワイト氏はこの契約更新に関して以下の声明を発表しました。
「我々デューク大はカットクリフ監督が今後もチームのヘッドコーチとしてフットボール部を率いてもらえることになり大変光栄に感じています。カットクリフ監督が過去9年間でデューク大で成し遂げてきたことは何物にも代え難いものです。彼の独創性、ビジョン、情熱、そしてもちろん経験に裏打ちされた確かなコーチとしての腕、どれをしても我々の学生アスリート達にとっては大変貴重なリソースであり、彼らが文武両道を果たす上で確かな『ゴールドスタンダード』となっています。」
カットクリフ監督が就任した2008年以前のデューク大といえば弱小チームとしてしか知られていませんでした。しかし彼がチームの舵を取ってからというもの、フットボール部の成長は著しく、1967年から2008年まで同チームではたったの2度しかボウルゲームに出場できませんでしたが、2012年から2015年まで4年連続ボウルゲームに出場を果たしました。2013年には二桁勝利をあげアトランティクコーストカンファレンス(ACC)のコースタル地区優勝を成し遂げました。それだけでもカットクリフ監督がデューク大にとってどれだけの存在であるかが伺えると思います。
ですから大学側がカットクリフ監督と長期の契約更新を結んだことは、例え昨年苦戦の年だったとしても、至極当然のことと言えそうです。