#10 マイアミ大 24、#2 オハイオ州立大 14
2025年12月31日、カレッジフットボールプレーオフ(CFP)準々決勝のコットンボウルにて、マイアミ大がオハイオ州立大を24対14で破る大番狂わせを演じました。マイアミ大は攻守両ラインのスクリメージラインでの攻防を制し、勝負所でターンオーバーを引き出し、巧みなクロックマネージメントで勝利を掴みました。一方、オハイオ州立大は攻撃陣のエンジンがかかるのが遅すぎたことが致命傷となりました。
試合経過
試合は激しい守備戦で幕を開けました。マイアミ大のディフェンス陣は、最初のドライブでオハイオ州立大QBジュリアン・セイイン(Julian Sayin)をサックしてリズムを掴みます。オハイオ州立大はのちのドライブで敵陣内へ侵入するものの、49ヤードのFGを外し、さらにジェレマイア・スミス(Jeremiah Smith)による59ヤードのビッグプレーも得点に結びつけることができませんでした。
第2Qに入ると遂に試合が動きます。マイアミ大のQBカーソン・ベック(Carson Beck)が、RBマーク・フレッチャー・Jr(Mark Fletcher Jr.)への9ヤードTDパスを通し先制。均衡が破れます。
CARSON BECK ➡️ MARK FLETCHER JR.
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さらにそのわずか2分後、マイアミのケオンテ・スコット(Keionte Scott)がセイインのスクリーンパスをインターセプトし、そのまま72ヤードを走り抜ける「ピックシックス」を達成。 この一撃で流れは完全にマイアミ大へ傾き、14対0で前半を終えます。
MIAMI PICK-SIX ON JULIAN SAYIN 😱 pic.twitter.com/L4EOq0KAiB
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しかし、後半に入るとオハイオ州立大が反撃を開始。11プレー82ヤードの魂のドライブの後、ボー・ジャクソン(Bo Jackson)の1ヤードランTDが炸裂してオハイオ州立大が14対7と詰め寄ります。しかしマイアミ大もカーター・デービス(Carter Davis)の49ヤードFGで突き放し、17対7とリードを保ちます。
Bo Jackson opens up the scoring for the Buckeyes 💪
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第4Qに入ると、オハイオ州立大のスターWRスミスが敵陣レッドゾーン内で迎えた4thダウンプレーでで14ヤードのTDキャッチを決め、スコアは17対14となりオハイオ州立大が3点差まで迫ります。
JULIAN SAYIN TO JEREMIAH SMITH 🔥
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しかし、その後の逆転を狙ったドライブが反則(ホールディング)により失速。マイアミ大は残り時間をランプレーで削り、最後はチャマー・ブラウン(CharMar Brown)の5ヤードTDランで追加点を決めます。
CANES PUNCH IT IN FOR 6 🥊
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オハイオ州立大も最後の望みをかけて最後のドライブを仕掛けますが、セイインのパスがジャコビ・トーマス(Jakobe Thomas)によってインターセプトされ万事休す。マイアミ大が前年度覇者のオハイオ州立大から金星を手に入れました。
勝敗の要因
マイアミ大のDL陣が非常にフィジカルで、計5つのサックを記録。オハイオ州立大のラン攻撃をわずか45ヤードに封じ込めました。また、3rdダウンでのコンバージョンを10回中3回しか許さない鉄壁の守りを見せました。さらに第2Qのピックシックスは、試合のモメンタムを完全にマイアミ大へ引き寄せ、最終的なスコアの差を生む決定打となりました。
QBベックも非常に落ち着いたクォーターバッキングを見せ、139ヤードとパスヤードは少なめではありますが、ミスをしない堅実なプレーでオフェンスを牽引。またチームの主軸となるRBフレッチャー・Jrもオハイオ州立大のディフェンス相手に90ヤードを足で稼ぐ奮闘を見せました。特に第4Q終盤のドライブでの時間を削るランプレーは圧巻でした。
一方オハイオ州立大は立ち上がりのスロースタートが致命傷となりました。最初の4つのドライブで3回のパントと1回のピックシックスを喫し、CFPゲームでは2016年以来となる「前半無得点」に終わりました。顕著だったのは、試合を通じてOL陣がマイアミ大のプレッシャーに対処できず、QBセイインが常にプレッシャーに遭い続けてしまった点です。
さらに第4Q、逆転のチャンスがあった重要な局面で2つの反則を犯し、自らドライブを台無しにしたのも大きな痛手でした。
そしてこの試合、ライアン・デイ(Ryan Day)監督自らプレーコールを担当しましたが、前半のオフェンスの沈黙と終盤反撃を見せるもテンポがいささか滞ったことなどに批判が集まっています。レギュラーシーズンを全勝で終えながら、Big Tenカンファレンス優勝決定戦(インディアナ大に敗北)とこのコットンボウルという、最も重要な2試合でオフェンスが不発に終わり、不本意なシーズン終了となりました。
今後の展望
プログラム史上初となるCFP準決勝進出を決めたマイアミ大はこの試合を制し、世間に彼らが正真正銘の優勝候補であることを知らしめました。フィジカルなディフェンスと勝負強いオフェンスは、他のどの強豪とも渡り合えるは間違いなし。
一方、オハイオ州立大が敗れたことで拡大されたCFPフォーマットにおいて、1回戦が免除されたシード校(バイウィーク明けのチーム)が初戦で敗退するのは、これで5チーム連続となりました。
マイアミ大は準決勝戦のフィエスタボウル(1月8日)でシュガーボウルにでジョージア大に勝利したミシシッピ大と対戦です。





